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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

31-01-2006 / Tuesday

_ 朝、総長からのメール。この件について、いろいろ思うことがあるのだけど、まだことばにできないなあ。捕まえた痴漢が凸凹大の人だったということにも、いまだきちんと向き合えないですし。。先日、バスの中で、女子高生が捕まえた痴漢が凸凹医科大の人だったという事件があった。痴漢を捕まえる、と簡単に文字に置き換えられるんだけど、これはものすごく怖いことだということは、あまりわかってもらえないだろうか。信号待ちのときに背中を押されるかもしれない、あるいはホームから突き落とされるかもしれないという恐怖が、そのあとに襲ってくるからだ。この女子高生が、その後、お医者さん全般に対して、どんなふうに思うだろうかと、記事を読んだときに思った。わたしも未だに初めて顔を合わせる凸凹大の男子に対して、瞬時に痴漢かそうでないか?と怯んでしまう恐怖からは立ち直っていないですし。申し訳ありません。。

_ 食べ物もおいしいし、寒い朝にぬくぬくとお布団に入ったままなのは気持ちよいし。たぶん、とてもよい国なのだろうと思う。しかし、わたしにとっては、どこに住まおうが、根本的に抱えている問題は解決できないために、どこに住まおうが、そのよさを受け入れることができていないような気もする。

お正月を過ぎて、春に向かおうとする頃が、しんどいなあ。春になっても、なにもよいことがないということが、一番、応えるのだろう。そこはかとなく、寂しいものだ。


31-01-2011 / Monday

_ 一時保育に行く度に、ほんとになにかしら毎回、病気をもらってかえってくる一休さん。。先週は流行風邪をもらってきたらしく、土曜日になってからずっと鼻水が止まらなくなっていた。となると心配しなければならないのが中耳炎。朝、寒風吹きすさぶ中、今日は珍しく乳母車でかかりつけ病院へ。予想どおり、両耳の鼓膜が腫れているとのこと。耳の掃除、鼻水の吸引、そして今日は扁桃腺が腫れていたため塗り薬をつけてもらった。こうやって免疫をひとつずつつけているのだよという考え方もあるけれど、確かにかわいそうだ。。

_ 『想い出のキャサリン・マンスフィールド』『ものいうウサギとヒキガエル』。図書館で借りてきた本。この頃、伝記本が読みたくてたまらくなっている。小学生の頃から偉人伝や伝記は大の苦手であったから、なんだか不思議な気分になる。いろいろな生き方があるということを納得したいということなのかもしれないけれど。ともすれば、死にたくなる気持ちを必死で抑えて毎日暮らしている。死の瞬間、なにを考えるだろうか。死んだあと、後悔しちゃったりなんかすることもあるんだろうか。。そんなことを考えながら、繰り返し繰り返し、死にたいと思うのならばそれはなぜなのかを自問自答している。今までの生き方は全部間違っているから、それがこの頃よく思う理由である。なんて無駄な間違った生き方をしてきたんだろう。。そう考えるのであれば、逆に、だから今日からがんばって違う生き方をしてみようかと、ちっちゃく、まだ思えるのである。その小さな灯火を毎日両手で囲って、明日につなげるような、ぎりぎりの崖っぷちにいるような気がしている。必死に自分に課しているのは、発作的に、衝動的にならないことだ。死んでしまったあとに後悔しまくりで、おばけになって子どもの前に出てきて怖がらせたりしないようにしなくては。公募も研究助成も、ずっと落ちっぱなし。もう悔しいとも思わなくなってきた。間違った人生を歩んできた罰として受け止めているところがある。でもどこかで変わらなければ。どう変わればよいのかわかるところまで、自分のちっちゃな灯台守をして、毎日暮らしていくだけだ。


31-01-2012 / Tuesday

_ ちょうど一週間前。納戸で荷物の整理をしていたら、DVDの箱を見つけた。しばしタイトルを眺めて、時間ができたらまたゆっくり映画鑑賞しようと思って箱を閉じ直した。その翌々日、テオ・アンゲロプロス監督の訃報を知る。虫が知らせたということなのかどうなのか、監督の映画の極東の一ファンとしてなにか通じるところがあったのかなかったのかそういうことが言いたいわけではない。ただ、2012年現在のギリシアの巨匠映画監督が、映画撮影中に、交通事故で亡くなったということの、何とも言えない喪失感にただ浸ることすらなぜかためらわれるような、あっけなさを前にして、言葉を失ってしまっている。無念。


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