_ ひたすら寝まくり。これが時差ぼけというのだろうか。夢の中では音楽が聞こえていた。スカボロ・フェア。なぜかと頭を巡らせて納得。
_ 明日からやらないといけないことが山ほどあるのだけど、丁寧にひとつずつこなしていこう。着物も選びに行かないといけない。2月よりも3月の方があっという間にすぎてしまいそう。スケジューリングミスだけはしないようしなくちゃ。
_ 郵便で送った荷物はまだ届いていません。。。絶対にだいじょうぶという確信はあるのだけど、やっぱり心配だにゃ。
_ 御見舞いメールなど、たくさんいろいろありがとうございました。少しずつ、回復中です。
今日は久しぶりに外出しました。ものが二次元にしか見えないような気がするし、関節の動きもまだぎくしゃくしているのですが、なんとか自転車にも乗れたし、まだまだ大丈夫なような気がしました。
そういえば、退院の日を決めるとき、先生が「ちゃんとカレンダー見よな。仏滅の日はあかんで。大安か友引にしてや」といわはった。荷物をまとめていたら、掃除のおばちゃんが来て、「あんたは日頃の行いがいいから、退院の日も晴れやね」といわはった。病院って、まだまだ縁起を担いだり、いろいろたいへんな世界なのですね。
_ ど忘れした。あの映画のタイトル、なんてったっけか。アメリカの田舎からニューヨークに出てきた若い兄ちゃんの映画。ものすごくフォーキーなテーマソングの映画。と書いているうちに思い出しました。真夜中のカウボーイ、だ。なんとかっていうレンタルDVDのサービスに、加入してみようかと思ったり。映画熱がいつになく、高まっている今日この頃。
_ 「沖で待つ」(絲山秋子)。いいですね。はじめとおわりの、ちょっと吉本ばななな雰囲気があまり好きではないと思ったのだけど、ほぼ同世代だから似ているのだろうか。太っちゃんみたいな男の友だちを、わたしもたくさん持っていたような気がする。そして、いつのまにか、みんないなくなった。今、わたしの同期の男子といえば、ほぼ結婚していて、ぼちぼちテニュアも確保していて、急にもっともらしい顔つきになり始めている。そういう人に、わたしのパソコンのハードディスクを壊してくれとは、やはり頼みにくい。頼むとすれば、一人で生きていく覚悟を決めた同期の女子かなあ、などと考えながら読んだ。職もなく、連れ合いもなく、30代、40代、50代を過ごすしていくのかと思うと、冷凍人間にでもなって、西暦3000年とかにむっくり復活するほうがよいかもしれないね。そのときに地球がまだあるかどうか知らないけど、そのときに地球で主導権を握っているかもしれない生命体の前で、バナナを投げられたりするのもよいかもしれない。そのころには、わたしの知っている植物ももうないかもしれないけど、冷凍人間の実験があったら、応募したいにゃ。
_ ちくま文庫の「トーベ・ヤンソン短編集」(冨原眞弓)。ものすごくよい短編集。短編小説でしか成立しないような、不条理と紙一重の、読者を強引に納得させる設定がうまい。説明が一切ないのだけど、流れの中から強引に切り取られた短編の世界に、飛び乗ってしまわないといけないような勢いがある。速いのではない。どこかへまっしぐらに、低姿勢で突き進む勢いに逆らえないのである。確かな世界がそこには構築されている。先日、読了した「貴婦人Aの蘇生」にどことなく通じる、足下のぐらぐら感が、とても気に入った。読みながら不安を覚える小説にもかかわらず、作者の意図は揺るぎなく、読者を目的地に運ぶ、という感。
_ 独身最後の一週間であるが、心落ち着けて過ごすというところからほど遠い毎日を過ごしている。とにかく慌ただしい。本当は家でゆっくりと過ごし、日中はサロンなどに行くとかいう日々を想定していたのだが、大学の仕事の締めもあるし、毎日なんやらかんやらで、出かけていて、目の下にクマができまくっている。ついには友達に、一日ゆっくり休んでサロンにでも行った方がいいと命令されたのだが、そんな余裕も取れず、毎日12時過ぎに寝て、朝5時に起きている。とにかく、寝たいです。そういうわけで、結婚というプロセスを観察したり味わったりする余裕はゼロ。疲れまくっている。
_ ラギ [そんな無理してたらあきません。 衣装をまとって連日ほほ笑み続ける本番に向けて、 とにかく、休むべし、ですぞ。]