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  1. ラギ (02-26)
lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

22-02-2004 / Sunday

_ 衣替え。

_ 年を経るごとに頑なになる人がいるよね…と、昔、私の顔を凝視しながらいう友だちがいた。それでも好きな友だちだった。久方ぶりにあってみると、そつのなさを今でも維持していることにむしろ感心した。私はとうの昔にいろんなこだわりを捨ててしまっている。「すてき」「素敵」「ステキ」の使い分けに関する独自論展開とか、「かれ」「カレシ」とか。文学少女気取りだったので、うるさいことを言っていたような気がする。結婚している友だちも来ていたが、その彼女が友だちの配偶者のことを「ご主人様」と呼んでいることの違和感とか、話したいことはたくさんあったような気がするが、言えば「それがどうした」と言われることも想像できたので、ふむふむと聞いていただけ。時間が流れて、距離ができたんだなということを確認するために会うことは悪いことじゃない。それで会わなくなるということでもない。

私ができるだけ姿勢正しく歩こうといつも心がけるのは、彼女からいつも「歩くときはあごを引いて、お臍を中心に力を入れて、おしりを引き締めて」と言われ続けていたからだ。昨日会った彼女の歩き方は、昔の私の歩き方に似ているような気がしないでもなかった。私は「ズボンばっかり履いてないでスカートを穿くように」と言われ続けていたので、この数年はスカートばかりはいている。言われてすぐにそうなったわけではないが、いつも心の何処かで引っかかっていたのだろう。年も取って、いろんな方向をきちんと目を開けて見ることができるようになると、スカートはそんなに寒くないこと、ヒールのある靴をたまに履くと、背筋がすっと伸びることなどを発見してからは、いろんな洋服を楽しむようになった気がする。社交的な性格になったかといえば、それはまだまだ改善の余地があることかもしれないけど、私はもうこれでもいいなあ、と思っている。高校を卒業して何年も経つと、結構いろいろなことが変化する。

結婚した友だちがすっかり家庭人となって配偶者や子どもたちについて語るのを聞くのも、嫌いじゃない。人は本質的に「家庭的」であるのか、あるいは結婚が人を「家庭的」にするのかを考えるのも、面白いなと思っている。もし自分に子どもがいたら行きたい場所は野山の他には美術館。ベルリンの絵画館で、ちびっ子が胸の前にだっこ紐みたいなもので前向きに抱えられて、お母さんと一緒に絵画鑑賞しているのを二組、見たからだ。ちびっ子にはなにがなんだかわからないかもしれないし、面白い絵の前ではきゃっきゃと笑うかも知れない。怖い絵の前では泣くかも知れない。あのだっこ紐は美術館謹製なのだろうか。意味もなく、欲しい。


22-02-2005 / Tuesday

_ 久々に大学に出てきて、郵便物の整理とか。あと焼き上がった写真の整理とか。お昼ご飯はトラ子女史と疎水沿いのイタリアンへ。食べられるかどうか心配だったので、ふたりで前菜盛り合わせとピッツァ、ドルチェだけにする。ゆっくり時間をかけて、あれこれおしゃべりと食事を楽しむ。窯で焼きたてのピッツァがとてもおいしかった。

話していると少しだけ気分は晴れて、元気が出てくるのだけど、研究室に戻るとだんだんとまた暗い気分になってきた。落ち込みモードをなんとかしたいけど、今はそういう時だと思って、人と会えば話して、一人の時は深く静かに潜っている。啓蟄って、いつだっけ。


22-02-2007 / Thursday

_ 帰る2日前の夜に、我が家でお別れ会を開く。20人ほどが来てくださっただろうか。家の前はバイクの駐車場のような相を呈しておりました。。

今回の滞在中にマスターしたいくつかの郷土料理の他、皆がお酒やお菓子、果物をたくさん持ってきてくれて、宗教的な理由で飲めない人たちも、みんな楽しんでくれた。わたしはお客さんが来てから作る揚げ物とか、お皿を洗うのに忙殺されて、少しずつしか皆さんとお話できなかったのだけど、来てくださったみなさんは、みな、わたしのことを信用してくれて、一緒に何かを始めようとしてくれる人ばかり。遠くから応援してくれる人もいれば、一緒に現場を歩いてくれる人もいる。そういう人たちと、にぎやかに楽しい時間を過ごせて、楽しく帰ることができたのか、今回の3ヶ月間の滞在がとてもとても、うまくいったことの説明になるかなあと思いました。

かれもきてくれた。でも湿っぽく別れると、みながへんに思うだろうからと、握手しかしなかったけど、ほとんど抱き合っているのとおなじでしたな、あれは(笑)。へへっ。

次の日は一日かけて、荷物の整理とか。家中を大掃除して、ヨガ。帰る日は、最後まで大家さんがほんとに帰るのか、ほんとに帰るのか、家に○×がいないのは、さみしいよ、と言ってくれる。

でもまたぜったいに来るからねと言って、タクシーに乗った。大家さんは76歳。また絶対に会えると思っています。

_ さていつものように中継点にて、プチ同窓会。また飲む。今回は旧正月ということで、友だちの家で宴会。コーラワインという、フランス人が聞いたら卒倒するだろう飲み物を、大体、グラスに5杯飲んで、わたしはすぐに寝てしまいました。小さい子どもたちが、Antie, you must go back! Go out from my house! と絶叫。すみません、おとなとして失格です。で、また友だちが見合い相手を調達してくれる。さる中欧某国在住の大学教授、ただちにSkypeで話せといわれるが、完全に酔っぱらっていて、もう何をいっているのかわからなかったので、「第一印象が肝心だからなあ」という友人の義母の一言で、今回は見送りとなりました。

夜中にホテルにたどり着いて、ゆっくりとパッキング。いろいろな思い出に囲まれつつ、朝4時に起きて、無事に帰って来ました。

さて。


22-02-2008 / Friday

_ バイクで走っていると気がつくと70とか80キロとかが出ている。でも、楽しいんですよね。暴走族が何を考えて走っているのかはわからないけど、夜の国道を高速で走りぬける快感って、こんなんなのだなとわかった。楽しい。


22-02-2010 / Monday

_ 先日、学資保険の資料を取り寄せようと申込をした。するとさっき、妙な問い合わせがきた。曰く、通常、この種の契約を結ぶのは「ご主人様」であるのに、「奥様」が申込をされているのは「特別の理由」がおありなのかどうかお伺いしたいというもの。ちょーかんじわるい−。まあ一般的な確認ということなのだろうけど、こんなことをいちいち問い質す必要があるというのが保険会社なんだろうなー。今まで府民共済とかしか契約したことなかったから、しらなんだということでおまっしゃろな。いわゆる主夫世帯だったり、法的な婚姻関係にない関係で出産したとか、妊娠中に夫がたとえば失職・死亡等々した場合に、奥さんが自分の名前で資料請求したならば、こうやっていちいち聞いてくるんだろうなあ。それが日本の保険やさんなんだろうな。ちなみに海外だとこんなこと聞いてきません。子どもを育てる単位がかならずしも夫婦とは限らないからだろう。

_ 先日、某大新聞の投書欄に掲載された40代の女性の投稿に対して、今日のところまでにわたしが気がついた「反応」はひとつだけだった。同じく中国地方在住の主婦の投稿。同情でもないけれど、批判でもない内容。最初に投書した女性が、なにを求めて(あるいは求めていなかったかもしれないが)あの文章を新聞社に送ったのか、なぜかとても気になる。こういうとき、インターネット上に書かれた文章であれば、同情にせよ批判にせよ当人の想像を絶する反応が得られることもあれば、反対にまったくなんの反応もないこともあるだろう。そういうことも含めて、新聞という媒体に投書をしたのだろうか。。などなど、ついあれこれ考えています。ひとつの投書がこのようにわたしにあれこれと考えさせる。十分にあの方の投書は文学であったのではないか。なんてことを伝えたとしても、なんの慰めにもならないのでしょうけれど。

_ 明後日の午前便で三人で帰国します。わたしと子どもは来月下旬にふたりで日本に戻ってきます。桜の季節の前まで、しばし休憩してきます。みなさまもどうぞお元気にお過ごしくださいますように。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ ラギ [をを、もう出発されたのですね。 昨日まで学生引率で某国に赴いており、すれちがってしまいました。 向こうでは人手がたっ..]


22-02-2012 / Wednesday

_ 二人暮らしの母子が亡くなったとの報道。母親はまだ45歳という年齢で、突然、倒れたらしい。障害のある子どもは助けを呼べずに亡くなった。なんて痛ましいのだろう。それにとても他人事には思えない。なんてなんて悲しいのだろう。なんでこんなことが起きるのだろう。天国でふたり仲良く、楽しく過ごしていますようにと祈る。


22-02-2015 / Sunday

_ 十数年前のこの日に自動者免許を取得したよな・・・などと思いだしながら書いていたら、子どもが冷たいお茶が飲みたいという。冷蔵庫から麦茶みたいなものを出していると、ものすごい音がしてパソコンが床に落ちた。パソコンは無事だったのだが、USBタイプのモデムがポキリと折れていた。翌日、モールのITコーナーに、Wi-Fiルーターを買いに行ったのだが、どこも売れ切れ。モデムすら売り切れ状態である。一体全体、なにがあったのだろう。とにかく、インターネットがずーっとできないでいた。

やっと3日前に新しいWi-Fiルーターを購入。前のは、CDMAとかいうタイプのもので、今度はGSMというものらしい。携帯電話の会社が違うのだが、新しいのがつながりにくことといったらない。やっとつながったと思っても、タスクバーの表示では、つながっていないことになっている。ところがWi-Fiの画面ではつながっている。ホームページで見ても、どんどんと重量が減っている。とにかく全然使えないうえに、異常に遅い。この日記も書いたと思ったら、もはやつながっていないために更新できない可能性があるので、とりあえず、このあたりで一旦、更新してみることにします。おしまい。


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