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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

14-03-2003 / Friday

_ 退官講演の隙間を縫って、お昼ご飯はたこのスバゲティ・アラビアータ。ものすごくおいしかった。たこがぷるぷると歯ごたえよく、ソースとの相性がとてもよい。ものすごく満足して食べていたら、横に座った男性が(断りもなく)、ものすごく匂いの強い煙草を吸い始めた。。。そそくさと食べてしまったのが残念。

食後のコーヒーは、このお店に限る。ほんとうにおいしい、牛乳もお砂糖も、何も入れなくても深い味わいがすーっと口中に広がるのが、麻薬的なおいしさ。コーヒーは昔、薬の代用品だったというが、ほんとうにそうだったのだろうな、と思わせる味。喫茶店でも、この味わいは、ちょっとなかなか、お目にかかれないように思う。

今日も暖かくて、とても気持ちのよい日。

_ 女の人は化粧をするかどうかで随分と見た感じが異なるものだが、男の人はスーツを着ているかどうかで随分と印象が変わるのだな、と思った。ただし、日頃、スーツを着ていない人に対してそう思うことが多いように思ったりした。上下揃いではなく、別々の組み合わせで上手に着こなしている人をみると、ついついほれぼれとして見入ってしまうこともあるが、それは日頃スーツな人びとを見る機会が少ないからなのかもしれない。日頃、もしかすると寝間着かな、とおもう服装の御仁が、今日はカジュアルとオフィシャルの境目の、上手な着こなしをしているのを見て、ものすごく目に鮮やかな印象を受けた。今日は全体に、みながダーク系のおしゃれをしている中で、俄然、さわやか系に見えたので、ついつい長く話し込んだりする。もちろん、仕事の話。


14-03-2007 / Wednesday

_ 打ち合わせなどなど、順調に進む。それでみなで食事をしているときに、首をねじってしまい、厄介なことになる。首が痛い。いろいろ買い物とか。セールになっていたピンタックの白いシャツ、これは日本でも着られるなあと思って。サンダル、水色の革。ほんとは男性用らしいがかわいいので。

今回は、いろいろとロジスティックなことでホテルにこもって作業ばかり。せっかく某国に帰ってきたというのに、ちょっと寂しい。語学学校では、先生含めてみながまだわたしのことを覚えていてくださって、とてもうれしかった。そりゃあ、よく考えてみれば、帰国してからまだ3週間経ってないのだから。

某かれももちろん。

勘が冴えているようで、いろいろとわりとクリティカルな議題をきちんと思いつくことができて、それに対する答えもすらすらと出てきた。


14-03-2008 / Friday

_ 先日、上演された演劇、ものすごくおもしろかった。話は政治ネタを使った風刺コメディ。内容からして想像されるオチではあり、ある意味、とても典型的なネタの台本ではあった。それでもなにがおもしろかったかというと、謹厳実直を表の仮面とし、下ネタ好きのずっこけの素面とを上手に使い分けているこちらの人の本音、そのおもしろみがとてもよく描かれていたこと。言語能力の問題で、ギャグの半分くらいがわからなかったのが悔しかったので、次の日の公演も見に行ってしまった。初日のチケットは、とおいところまではるばると買いに行ったのだけど、二日目はダフ屋から買った。したらば、ラーメン一杯分くらい高いだけで、初日よりもずっとよい席に座ることができた。でも初日も二日目もSS席だったんだけどなー。とにかく、演劇づいているわたしです♪


14-03-2009 / Saturday

_ 粉雪が降ったりなんかして寒いにゃ。

今日は朝と夕方に小一時間ずつ散歩。


14-03-2012 / Wednesday

_ あっというまに3月も半ばになっていたんですね!

ま〜、この間、一体なにをしていたかというと、書き出すとものすごく長くなるので、ちょっと別の機会においとくことにして、今日は最近読んだ本のことを。といっても相変わらず、藤沢周平ばかりで、ついにやっと、『暗殺の年輪』を読んだ。今の直木賞の基準からすると、そして、なんというのか、中編と呼ぶのでさえためらわれるような短い小説(あるいは短編)で、たしかに全く無駄のない構成で、いきなりプロの技が光る。しかし、その後の藤沢周平を先に読んでしまっているからか、もうちょっと深く書き込むこともできたのではないのかな、なんて思ったりもした。書かないでいることの美学というのもあるから、好みの問題かもしれないけれど、なにか物足りない。藤沢周平自身、この時期の自分の小説を「暗い」と評しているくらいだから、起承転結がついてなお、救いのない暗さに胸が痛いような気持ちになるものも多く、誰にでも勧められるような短編集ではないけれど、大切に本棚に並べたい一冊。


14-03-2015 / Saturday

_ 先月末からずっと、科研関連の調査で予算を使い切るという恩師、友人、知人などが途切れなく当地を訪れている。いろいろと久しぶりに話ができてわたしにとってはとてもよいリフレッシュのひとときとなった。今まで行ったことがなかった素敵ホテルのダイニングだとか西洋人御用達のビストロとかに行く機会があったり、あるいは当地ではどうしたって手に入れられないような、あったとしても関税がかけられて日本の数倍の価格が付けられているような食材をたくさんいただいたりした。とりわけうれしかったのは、たくさん本をいただいたこと。なかでも「沈まぬ太陽」(山崎豊子)は、ほとんど徹夜でアフリカ篇の二巻を読んだ。。で、続きが読みたくて読みたくて、居ても立っても居られなくなってしまっている。。続きがどうなるのかを知りたくて、人は本を読むのであるというのは、「ガープの世界」に書かれていたことで、一番大好きなセリフだ。久しぶりに、じりじりと、アマゾンの画面を見ては、日本だったら中古で1円なんだな。。こっちだと、新本で定価の2倍はくだらないものなあ、、とため息をついている。今度いつ帰国できるかは、文字通り、神のみぞ知るところであるが、真っ先に行きたいのは、ブックオフだなあ。。それからもうお金がなくなって明日帰国という日に、普通の本屋へ行こう。ブドウは酸っぱいと言い聞かせるにはそれが一番である。

関税といえば、外国人は郵便物には関税はかけられないとか。しかも国立大学で働いている人は、そういうのは一切免除されるのだそうだ。そのことを知ったのは、もちろんつい先日のこと。今まで無駄に払ってきた税金は、もちろん当然、返還されるすべもないこと。ぐつぐつと煮えたぎる感情を宥めるためにも、ああ、続きが読みたいものである。


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