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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

13-04-2003 / Sunday

_ 焦ってなにもできない。


13-04-2004 / Tuesday

_ お弁当食べて、河原でとろとろ微睡む。研究室戻って、茣蓙を敷いてとろとろ微睡む。寝ても寝ても、寝たりない。もっとたくさん寝たい。

_ 思いがけない人が尋ねてくる週間はまだ続いているよう。ちょっと話を聞く。

_ お稽古事の春学期も始まる。思いがけない人を思い出させる人がいて、昔懐かしい方のことをふと思った。なにがそう思わせるのか、皆目見当がつかないのだけども。あと、何かの拍子にふと、とある駅構内のカフェーの天井を見上げていたことも思い出した。あの日は寒かったんだー。

今度のクラスのジェンダー・ディストリビューションは今までで、一番まとも。


13-04-2011 / Wednesday

_ 朝、子どもを保育園に送っていく。お天気もよいので、帽子を被り、靴を履いて、自分で歩いてみるように促す。手の届く範囲にわたしがいると、すぐに足にしがみついて抱っこをせがむ。なので、わざと少し先を早足で歩くと、道端の花や生け垣を目指してとととっと、突進。こっちこっち、と呼んでみても、子どもは笑顔で90度、明後日の方向に突進していく。少し抱っこして、また歩いて、保育園に近づくと、途端に顔を歪めて危険を察知したように、体を硬直させた。玄関で靴を脱がせる間に、もう大泣き準備完了で、教室に入ると、お友達諸君が、いったいぜんたいこのこはなんでないてんるんだ〜、と大勢寄ってくる始末。1歳児と2歳児が蠢くカオス教室に子どもを置いて、センセイヨロシクオネガイシマスと、足早に保育園を後にして、郵便局、薬局、パン屋に行ってさっさと仕事を済ませて家に帰った。三枚千円の子どもの夏服に、小花模様の端布を切ったり、ヨーヨーにしてみたりしたものを縫い付けて、三枚二千円くらいに見えるように工作した。ベトナム雑貨の百円ショップ屋で買ったレースは、なんと細いゴム入りで、ヨーヨーの円周にくるっと縫い付けたところ、嘘みたいにかわいくなった。子どもに早く着せてみたい。

_ 政権が頼りないからなのかもしれないけれど、ばらばらに住宅再建やら仮設住宅建設を進めるのはどうなんだろう。防災計画というか減災計画と連動した都市復興計画の中に位置づけて進めないと、いわゆる心のケアが等閑になってしまう可能性が高い。ハコモノは、できてしまうと、それだけですべてが解決したような気持ちに、当事者も政府も思ってしまうことがあるから。心のケアというのは、ちょっとオブラートに包んでいる。個人としての生活の再建、共同体メンバーとしての連帯意識とか責任感とか。どちらにも絡め取られて身動きできなくなる場合があることを、行政は多分、もうわかっているのだろうけれど、どうやってケアすればよいのか、わからないのだと思う。わたしにもわからない。それと、被災地に残って復興を遂げたい人と、一旦健康と心を落ち着かせてから生活再建に取り組みたいと思ったり、新しい場所で思い切って新しい生活を立て直したいと考えている人を二極分化してしまい、残る○去る×的な、安易な価値を与えてしまう可能性がある。今、一番考えなければならないのは、たぶん、阪神・淡路の復興住宅・仮設住宅で起きたような、孤独死(高齢者に限らない)をどうやって減らすかということだと思う。プライバシーの問題はもちろん大事なのだけど、お風呂や食堂台所は共用スペースで、あとは個室が確保できるようなタイプの集合住宅型仮設住居もあったほうがいい。そういうところの管理は、もちろん積極的に第三者がかかわることで、妙なコミュニティができてしまわないように配慮するようにすればよい。今、内閣で、こういった議論がどの程度おこなわれているのか、知りたい。内閣が何を考えているのかイマイチわからないというところが、日本全体を不安にさせているような気がする。


13-04-2012 / Friday

_ 13日の金曜日だ。普通に天気が悪く、衛星は打ち上げ失敗。ちょっと時間があったので、Youtubeで遊ぶ。昔の、古い昭和歌謡曲をずっと聴いていた。ほとんど歌えたりすることにちょっとびっくりしつつも、名曲ばっかりだなあと感心してしまった。中でも、松原みき(故人となってしまわれた)の「真夜中のドア」は、とても思い出深い。小学生だったと思うのだけど、フィリパ・ピアスの「トムは真夜中の庭で」が大好きだった。毎日、毎日、繰り返し読んだものだった。その頃、FMラジオから流れてきたこの曲が、どういうわけか、イギリスのファンタジー文学の世界に相応しいテーマ曲に思われてならなかったのだった。ところどころ、児童文学と日本のポップスの間にシンクロするものがあって、小学生ながらそれに感応していたのだと思う。その頃のことを思い出したりしながら、ネットサーフィン。あと繰り返し聞いてしまったのは、沢田研二メドレー(笑)。いや−、かっこいいですね。みとれてしまいました。貴重な時間をこんなふうに退廃的に過ごしてしまって、無駄にしてしまって、やっぱり13日の金曜日だななんて思ったりしました。

我が家のちびっ子は、やっとのことで積年の希望が叶い、保育園に入園できました。毎日、通いたくない人をなだめながら、新しい季節を過ごしています。


13-04-2015 / Monday

_ 土曜日。勉強会。今回は家の近所の大学。土曜日だというのに、私立大学は授業があるから学生がたくさんいる。日本人が珍しいようで、久しぶりにガイコクジンへのまなざしのようなものを全身に浴びた。勉強会はとてもためになった。わたしのように、年取ってからセンセイになると、自分で考えるよりも人に教えていただくほうがよくわかる。なので、質問もたくさんした。少し自信がついたのは、模擬授業の評価について。わたしの付けた評価は、講師の先生の評価とまったく一緒だった。最初、当地のセンセイたちは、わたしのつけた評価を厳しすぎるという反応を示した。逆にセンセイたちがダメと断罪した学習者への評価として、わたしはよい点をつけた。センセイになって日が浅いということをよく知っているセンセイ方は、チョット、キビシイデスネ。。。などとおっしゃっていたのだが、わたしがその時にみなさんにした説明とまったくおなじことを講師の先生はおっしゃったのだった。ひとりで勉強してきたことは少しは身についていたようで、そのことがとてもうれしかった。気分良くして帰宅。

_ 日曜日。土曜の夜、夕食の準備が終わったのと同じく、LPガスも切れてしまった。ガス屋さんに電話して、日曜の朝7時にもってきてもらうこととなる。そのため、平日と変わらない時間に起きたので、思い切って電車に乗りに行くことにする。駅までのタクシー代が、電車で一時間半の隣町までの特急料金二人分と同額。いかにタクシー代が高いかというものだ。

二人掛けの座席に座って、子どもと一緒に車窓の風景を楽しむ。目的の駅について、帰りの電車の切符を買っておこうと思ったら、なんと発車3時間前からしかチケットを売らないのだとか。尋ねると、今日は休日だから、座席指定券は売り切れる可能性が高い云々。やむなく、駅の喫茶室で子どもと10時のおやつを食す。11時になってからチケットを無事に購入。お茶をしている間に、お店の人に見どころを聞いておいたので、タクシーの運転手に告げて、やっと観光(笑)。思いついて、時間貸しの料金を聞くと、まあまあ妥当な範囲。2時間でお願いして、あちらこちら、思いのままに車を走らせて、懐かしいスタイルの調査をしたようで、思い返せば、それで楽しかったのだろうか。お城やら博物館やら市場やらあちらこちらを回った。電車に乗る一時間前に駅前でおろしてもらって、目と鼻の先にある食堂で子どもと昼食。ところがようやく食べ終わる頃になって、雷鳴を伴う激しい雨が降り出した。あちゃーと、駅のほうを眺めていると、お店の人が自転車タクシーを呼んでくれた。電車に無事に間に合って、出発するころには雨は止んだのだった。3時ごろ、地元に戻る。少し繁華街で買い物をしてから帰宅。子どもは帰りの自転車タクシーの中で寝込んでしまった。持ち重りする子どもを担いでわたしも動作終了。心地よい疲れでぐっすりと眠ったのだった。また電車に乗って、どこかへ行ってみよう。子どもも電車が大好きのようで、ふたりでいろいろと新しい遊びを考えながら楽しい旅をしたのだった。


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