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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

06-06-2003 / Friday

_ 夕方、思い立って映画へ。Twenty four hours party people。

1970年代後半から80年代後半の、マンチェスター・ムーブメントの興亡の映画。The Hoursとどっちにしようかと結構、迷って、上映時間の早い方ということで決めた。ジョイ・ディビジョンとかニュー・オーダーが好きなヒトはものすごく楽しめたのではないかと思った。見に来ているヒトたちも、ほとんどが映画好きというよりかは、音楽好きの風情であった。主役のトニー・ウィルソン役のスティーブ・クーガンが、ほんとうに素敵だったので、もう画面に食いつくように(前から3列目)に座って、かぶりつく。ほんとに男前だにゃあ。。。びっくりするくらい素敵だった。肩幅ががっとあって、身長が高くて、鼻が嫌みにならないほど高く、口元がなんといってもしまりがある。そしてまた、ダブルのロングコートをあんなにかっこよく着こなせるというのは、もう映画俳優ならではの自信というのかなんというのか。砕けた服装でも、フォーマルでもどちらでも着こなせるというところがとてもすてきだった。映画の最初のほうで、In the Cityを歌うジャムの映像がちょっとだけ挿入されていたりして、これもBrit Rockの好きなヒトには、きゃーっ!となるところであった。

どこにも寄り道せず、まっすぐに帰宅したところが偉い。いくらなんでも遊びすぎと自覚しているからですが。


06-06-2004 / Sunday

_ どさっと、アイロン掛ける。

_ ♪6月6日に雨、ざーざー、降ってきて。梅雨入りしたそうだ。いっそ降ってくれたらいいのにというくらいに、湿度が高い。掃除とか、片付けとか、いろいろ。

_ BBCでいえばRadio2みたいなFMをたまに聞く。日曜日は、本当に80年代、90年代前半。いや、今、Lollipop(Chordettes)が流れているよ、「スタンド・バイ・ミー」の。ディスクジョッキー女史の日本語がNHKのアナウンサー並にきちんとしているところもよい。

_ 百貨店のバーゲンコーナーにより、とっても安くなっていたトプカピのスカーフ、買う。夏場でもクーラーの効きすぎているところで首に巻いたり、膝に広げたりするだけで、冷え性は随分と改善される。ペイズリーって、昔は嫌いな柄だったけど、ここの柄だけはなんとなく好きなので、なんだかんだで、5枚も持っている。

そういえば、昔、ペイズリー柄のいろいろなものを集めた企画展が、どこかの博物館で行われたことがあったらしく、その図録を読んだことがあった。ゾウリムシに準えられることの多い柄だけど、手の込んだ模様に描かれると、なかなか素敵だと思うんだけどなー。と、誰にいうでもなく。一瞬、プリンスのことも思い出す。ペイズリーなんちゃら、って歌っていたもんで。


06-06-2006 / Tuesday

_ フェイ・ウォンが好き。歌もよいし、声もよい。声質って、コミュニケーション能力のひとつだなー、と思う。声のきれいな人というか、発声のきれいな人だと、つまらないことを話していても、なんだか神妙に受け止めてしまったりしてしまうものなあ。また昨日も今日も喋りすぎで、これではただの漫才師だ。沈黙をしっかりと受け止められるタフさとか、そういうのを身につけないといけないです。ひとりでしゃべって、ひとりで疲れている。小学生でも、最近は、そんな子、いなさそうだ。


06-06-2011 / Monday

_ ろくがつむいかに雨、ざーざー降ってきてないのが残念。

朝、8時半に散歩出発。図書館に絵本を返却するために、例のカメが甲羅干しをしていた池とその北側にある別の公園の池を回るルートを取った。今日もカメとゴイサギが、彫像のように動かずじっとしていた。北側の池では、なぜか水面に埋め尽くすほどたくさんの50センチを超える体長のコイがざくざくと泳いでいる。なんなんだこれは〜、という光景。思わず、ぞぞーっと背中が総毛立つ。等持院大学の裏山のずっとずっと山奥に、小高い山頂が少し平らになっているところに、池がある。まだ三回生だったか二回生だったかの頃、仲良しグループ8人くらいで真夜中にその池を訪れたことがあった(まだ若かったので、夜中ずっと起きてて次の日ふつうに講義に出たりしていたものでした)。と、月明かりもない夜なのに、なぜか突然、水面がぞわぞわと波打ち始め、あっと思った瞬間、水面すれすれに銀色に光るもので埋め尽くされた光景をみたことがある。全員、叫び声を上げる余裕もなく、全速力で車を停めた場所まで走って、西大路に出るまでほとんど一言も話さなかった。ただただ今見たものがなんだったのか考える余裕もなく、とにかく何か明るい光があるところを目指そうとしていたのだった。その時のことをふと思い出したけど、幸いなことに今日の場合はまだ午前9時。怖くない。と、北側の池にもゴイサギが二羽とカメの親子が三匹、池の小さな小山に並んでいた。まったく微動だにしない。と、よくみれば、こちらはどうも置物のようだ。。石を投げて確かめたかったのだが、子どもの手前、我慢して図書館。今日は休館日と知っていたので、そのまま返却ポストに投函して、今度は電車に乗って別の駅へ。児童館へ行くつもりだったのだが、子どもがすっかり寝込んでしまっており、このままでは起こしたところで機嫌が悪いだろうと思ったので、次の駅で下りて市場で買い物をして帰宅。帰宅した途端に目を覚ますお約束。何冊も何回も絵本を読んで、疲れ果ててしまい、いつか寝てしまっていた模様。思い切り子どもに髪を引っ張られて、目が覚めた。


06-06-2012 / Wednesday

_ シメサバが好き。7〜8ミリくらいの細さに切って、オリーブオイル、酢、砂糖、醤油、好みのハーブ類(シソと茗荷が今の気分です♪)、好みの野菜を適当にざくざくと混ぜて、冷蔵庫で冷やしておく。トマト、アボカド、きゅうり、タマネギ、水菜を適当に合わせておき、フライパンで甘みが出るまでしんなりと焼いたパプリカや万願寺を飾り付けて、気分で鰹節をかけて食べます。子どもも好き。作ろうと思って作るのではなく、なんとなく材料が揃っているなあと思ったら、買い置きの半額で買って冷凍しているシメサバをぱっと一瞬だけ焼いて作っている。サバがおいしいのは、魚としては脂がのっているからなのだろうけど、青い魚類は大抵、どれもおいしいと思う。願わくば、これからもときどき、贅沢のひとつとして、シメサバが食べられるような生活を送れればよいなあと思っている。


06-06-2015 / Saturday

_ 先日、夕方帰宅すると、アパートの部屋の北側の壁の全幅にわたって、足場が組まれていた。アパートは北側に開口部があるコの字型をしている。わたしの部屋は下の横棒の部分で、玄関は東向き。北側の壁には2×2メートルの窓が三カ所ある。そのすべての窓を、いつも開け放しているのには理由がある。窓には鋳物の鉄柵がはめ込まれているため、事実上、これを外してとか切り取って窓から侵入することなど不可能であること、北側の壁にはまったく足がかりとなる場所がないこと、それに北側にあるのが海軍のヘッドクオーターで、四六時中、警備の歩哨が巡視しているからである。だから安全というふうには思っていないのだけど、そういう意味では不用心で安心しきっているというところもある。10日ほど前から、コの字の上の横棒の部屋の北側で、屋根の庇部分の改修工事をしていたので、工事があることはわかっていた。で、実際に工事をしている場面もみていたから、全然、何も心配していなかったのだ。

ところが、私の部屋の場合、朝から窓が開いていたからなのか、なんと足場を組む竹材が窓の鉄柵に掛けられて、部屋の中まで20センチほど侵入していたのであった。バイクで帰ってきて、ふと自分の部屋を見上げると、そういう状況になっていた。はあ???なんやねんなーこれは、と思わず独り言が出たときに、隣室の西洋人が帰ってきた。あんた、しらんかったんかいな、と言われる。わたしはそんな顔をしていたのだろう。うん、全然、今日からという連絡もなかったし、あれ、どうみても、窓から部屋の中に足場が入っているよねえ?、あれって、どう思う?あんなことヨーロッパであり?という話をする。ある訳ないがな、はよ、大家にクレームしいや、と忠告される。あ、そうやそうやと、礼を言って、すぐ部屋に入った。やはり、部屋の中は恐ろしい状態になっていた。鉄柵の内側にはまず虫よけの網戸がある。その向こうにはベネチアンブラインド、その向こうにカーテンがあるのだが、もちろん、全部、串刺しになっていた。現場監督的に、アパートの管理人が立ち会っているはずなのに、なんでこんなことになるのだ!もう十数年、この国と関わってきて、配偶者もこの国の人だけど、未だにこういう事態に遭遇すると、どこか別の星の人の世界に紛れ込んでしまったような気持ちになる。どうしたって理解できないことが、人間世界にはあるのだろう。

もちろん、わたしは隣室の西洋人のように大憤慨することはなくて、というか、憤慨しても自分が消耗するだけだとわかっているので、慇懃無礼というか被害にあった人がひたすら下手下手に出るという当地の戦術にしたがって、大家に即、連絡。その日の日没までに、足場は一旦、解体されて、わたしの部屋の窓には平穏が取り戻されたのであった。足場は、壁から少し話したところに再度、組み立てられた。できるやんかいな!なんで最初からそうしいひんかったん!などと思うのは心の中だけの話である。おしまい。


06-06-2016 / Monday

_ 6歳の6月6日からお稽古を・・・とずっと前から思っていたのだけど、結局叶わず。でも今年中になんとか子どもにピアノを習わせるべく、がんばりたいところ。

アリス・イン・ワンダーランドとかその続編の鏡の国編とか、当地でも公開されたのかまだなのか判然としないというのに、なぜかブートレグ屋ではもう出回っているわけです。ほんと、不思議。ジブリのかぐや姫の物語も、つい先日、なぜか店頭平売りで、出回っていた。大方、映画チャンネルか何かで放送されて好評だったのではなかろうかと思う。

最近、よく家で食べる料理は、一見、手抜き、実際、手抜き、なのにどんなに手をかけて作った料理よりもおいしいという不思議料理。その名も「白菜春雨鍋」である。材料は、白菜、緑豆春雨、あとは適当にしいたけとかもやしとかほうれん草とか豆苗とかすぐに煮える野菜類と、手羽先とかちょっと骨が入っている鶏肉だけ。最初に水少なめで鍋で中火にかけ、沸騰してきたら、ごま油少々、醤油とか老酒とかみりんぽいものとか適当にすべて大さじ1程度入れる。それから様子をみて、スープの元とかそんなのを少し入れたり入れなかったり。どんどん煮立ってきたら、緑豆春雨とほうれん草を同時に入れる。春雨がやわらかくなったら、火を止めて適当に切ったネギをざっくりと入れてふんわりかき混ぜる。できあがり。ただこれだけなのに、おいしくて、体が温まって、とても幸せな気持ちになる。豆腐を入れてもおいしい。

今日は、魚肉かまぼこ系ローカル練り物と豆腐とほうれん草しかなかったのだけど、春雨と鶏肉、そして白菜だけでも普通においしい。こういうあっさり料理がやっぱりいちばんおいしい。料理ともいえない簡単さなのだけど、子どももよく食べる。

もう学年末試験が始まっている。ことしの3回生は着任して初めて教えた学年であり、贔屓目もあるのだろうけど、全体的にバランスよくみなよくできる。なので、思い出にということもあって、卒業文集を作ることにした。勤務先の大学では、4回生になるともう必須授業はないし、ゼミもないし、選択科目だってつまらないものばかりになる。だから3回生時点での学力がピークなのである。4回生になると、もうだめになってしまう。こういうのをなんとかしてあげたいとずっと思っているんだけど、なんともできないということが3年がかりでわかった。せめてもと思っての文集作りである。みんな卒業しても元気に頑張ってほしいなと思っている。


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