_ 今日は久々に寝袋で寝るつもりで出陣したのだけど、早めに切り上げてよかった。とはいえ、そろそろ嵐も直撃寸前の、しかも午後5時になる直前に、「台風が近づいていますので、今日は休暇を取って構いません」というアナウンスがくるのはどうかと思う。前もそうだったのだが、これは単に義務的にアナウンスを発している結果なのだろうなあ。帰れと言われても、そうそう帰られない状況なんだもの。
_ というわけで、四苦八苦。ここまできたら、もっと粘ろう。
_ 昔からのことなのだが、よく小さな白い子ねこが、ある朝、突然、目の前に現れる。いつも大概、瀕死の状態。どんな病気をもっているかわからないから、当地で動物に触れることは控えるべきなのであるが、足下にみゃあみゃあとやってくるものを、拒むのはむずかしい。昨日も、ダイニングルームで朝食を食べていたら、ねこが来た。白い毛並みが貧相に乱れている。ところどころにミルクティーの色をした模様がある。尻尾は短くて丸い。珍しい。お手伝いさんに尋ねると、今までに来たことのないねこだという。昔、村に住んでいたときも、やはりひわひわのねこが突然、二階のわたしの部屋に来たことがあった。わたしの役割としては、お湯で溶いたコンデンスミルクを作ってやって、ゆっくりと飲ませてやることだけ。おなかがいっぱいになったら、どこへともなくねこたちは去っていく。そして二度と現れない。元気でいてくれたらいいなと思う。
_ 子ども、保育園最後の日。朝一番の先生が泣きながら、「こんなにかわいい子がもう来週から来ないなんて…」と涙ぐんでくれたのを見て、わたしも目が潤んできた。3ヶ月から待機児童として一時保育でお世話になり、この保育園でたくさんのことを学んで大きくなってくれた。わたしだけではとても今の成長ぶりはなかった。子どもも保育園が大好きでお友達が大好き。今のままの元気で素直な子どものよさをずっとキープしていくのは、今度はわたしの責任だ。
子どもの代わりにと、オリーブの小さな鉢を持って行った。子どもは貼り絵で作った先生や友だちへの手紙を持っていき、人生で初めて、好きな人や場所に別れを告げるという経験をする。夕方、迎えに行くとき、きっとわたしも辛いだろうなあ。今日は子どもに精一杯、甘えさせてやろう。