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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

27-09-2003 / Saturday

_ 思っていたほどに悪くはなかったというか、要するに、落ち込むことがなかったということが大事だと思ったり。コメントは受け取るべきものだけ受け取るのである。健康であるために、ある程度はわがままでいることも大事だろうなあと思うので、まずまず無事に終了ということで落ち着いた。タクシーで帰宅。ああー、しんどかったというか緊張した。私は自分が話していることが途中でわからなくなってしどろもどろになるという、研究者としてはきわめて不利な傾向を強く持っていて、毎回不向きなことを自己認識するのが辛くなるのだが、今日はそういうことがなかった。内容はともかく、まずはそのことにほっとするあたり、やはり不向きな人間であるなーと思うのであった。でも、たくさんの人と知り合いになれたことは、ものすごい収穫であった。ひさびさに、こういう学術的な面での充足感を得た…けど、これに錯覚しないで、引き際をきれいにする準備をはじめなければいけないなとも思う。今日はその履歴書と業績書一覧の書式が送られてきた。。。さてさて、どうなることだろうか。


27-09-2004 / Monday

_ 朝方、どうなることかと思うくらいに雨が降っていたけど、お昼を過ぎるとぴたりと止んだ。とても涼しくていかにも秋な空気。

夕べは、梨木香歩の『からくり からくさ』を読む。久しぶりに読むと、また別の味わいがある。りかさんという市松人形と、その所有者である蓉子、そして彼女の友人たちをめぐる話。キーワードは「紡ぐ」「織る」。『春になったら莓を摘みに』をどこにしまったか捜索せねば。

エリザベス・ボウエン(あの薔薇を見てよ)の名前を目にしたとき、なにかが引っかかったまま、それが思い出せずに夕べまで、折に触れては記憶を巻き戻していたのだけど、漸くたどり着いた。梨木香歩がイギリスで師事していたというベティ・モーガン・ボーエンという児童文学作家である。この人の本は全然知らない。ベティって、エリザベスだよね…。。。ということはおなじ人なんだろうか。ちょっと調べたのだけど、どうも違うような感じ。ボウエンとボーエンって、スペリングが違ったりするんだろうか。

→全然、違うことがわかった。ボウエン女史は、1899年に生まれて、1973年に亡くなっている。ボーエン女史は、『春になったら…』のウェスト夫人のこと。

_ そんなわけで、夕べはちょっとだけ怖いような感じが部屋の中に漂っている気がしてしまい、電気付けっぱなし、ラジオ付けっぱなしで寝た。ジョアン・ジルベルト特集をやっていたので、すっと寝付く。


27-09-2005 / Tuesday

_ 9月は休日が一日もなかった。毎日が休日だといえばそのとおりなのかもしれないけれど。私はこちらへくると、その夜から夢はこちらの言葉でみる。これはたぶん、相当に緊張しているからなのだろうと思っている。事実、疲れすぎてそんな余裕がないときだけ、日本語の夢を見るから。傍からみると、ずいぶんとのんきにやっているようにみえるらしい。毎日、ぶらぶら歩いているだけにみえるかららしい。ある意味、それはありがたいこと。

ふとわれにかえって、外国研究をやってどんな意味があるのだろうかと考える。われにかえってはいけないのだろうか、あるいはそもそも、われにかえるような状況にあることがだめなのだろうか。ネガティブに考えているわけではなく、ふと、無にかえると、ということ。

あと、いろいろ。試みに、デジタルカメラを今回は思いっきり活用してみたわけだが、ほとんどぶれていた。遠景は全然、だめですね。近景、フォーカスしにくい。腕がまずいということはさておき、マニュアル設定で使っているからなのか、おそらく、本来的なデジタルカメラの機能を発揮できないのだろう。デジタル一眼レフであれば、もうちょっと思うような絵が撮れるのかな。ナイトショットは案外と行けた。といっても、普通の一眼レフではそんな写真、撮ったことなかったから、比較対照がないのかも。

余計なものを山ほど買う。布5巻き、ステンレスなべセット、機織道具一式(魔が差した)。おみやげにもらった、ワシントン条約違反のもろもろは、全部、定宿に寄贈。あげく、お気に入りの口紅をトイレに落とした。人生はプラスマイナスなんだなあ。


27-09-2006 / Wednesday

_ 相変わらず体調悪いのだけど、オフィスに出てきて、書類書き。もう完全に、自分の調査はあきらめた。こんなのじゃ無理だ。

またタクシーの電話交換手。自分の勤務時間帯が夜中の一時から明け方なんだとか。夜中にオフィスから電話を掛けたいとかいう。それで夜中に起きててくれないかなどとSMSを送りつづけてくる。はっきりと断ることにする。文章もしっかりとしているし、手紙文でしか使わないような人称代名詞も完璧だし、きっと教養のある人なのだろう。そう思って尋ねたら、某大学中退とか。理由がふるっていて、ママのお金がなくなったから、とあった。そのタクシー会社だって、実は国の官僚が所有しているとされる財閥系のものだしなあ。よい人なのかもしれないが、はっきりいって、今はそういう色恋沙汰に割く時間がないよ。もっと暇なときに連絡してくれー。。とかいうから、日本でも、もてないんだよね♪修道院外修道院生活を送っているみたいだ。


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