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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

18-10-2003 / Saturday

_ いったん嵌めたコンタクトレンズがごろごろするので、外して、もう一度はめ直したとき、うっかり白目の部分をひっかいてしまい、悲鳴を上げる。終日、目を休める。

メガネをかけている時の方が、ものが小さく見えることに気がつく。いかにも、異物を嵌めているという感覚は、コンタクトの方が数段勝るが、ガラスを通して別のものを見ている感覚は、メガネの方が勝るような気がした。メガネの方が好きなのだが、左右の視力に差がありすぎる場合、不適切ということで、コンタクト派になっている。

_ あー。でもやっぱり、ちょっと調子悪いなあ。


18-10-2005 / Tuesday

_ 駅で待ち合わせ。久しぶりに会う人と楽しくおしゃべりできたのが、うれしかった。

_ 『未亡人の一年』、読了。原書を読んだときは、ルースのイメージが、どういうわけか小型のキャシー・ベイツだったのだけど、日本語で読むと、相当な美人だということがわかった。ところがふしぎなことに、自分で作り出したイメージがなかなか修正できず、記述されているルーシーのイメージとのギャップに苦しんでしまった。そういう楽しみかただと思えばよいのか。おもしろい物語だと思う。

明日は美術館へ。ここのカフェテリアでは、豆腐カレーがおいしい。

_ 巻き尺とすぐにパソコンに差し込めるGPSが欲しいな。

_ アテンドで一日中つぶれた。人を待たせるのが平気な人とそうでない人がいる。待たせる人になりたいななと思うけど、自分には似合っていないような気がする。小間使いをながくやりすぎているので、そう思うのかもしれない。あと、携帯電話にかけて呼び出し音はなるのに、出てくれないのって、どういうことなのかなー、と思っていたら、「非通知の電話をかけてくる失礼な人がいた」という記述を読んだ。。そっか、もう携帯電話とか番号通知電話でかけない人は、礼儀を知らぬ人、となるのか。。うちは未だに黒電話だしなあ。大学の電話番号は、どうも毎回、異なる番号が表示されるらしい。だからいつも文句を軽く言われる。携帯電話で、年配者ようのかける機能とかかってくる機能だけのシンプルなのがあるけれど、それでいいかもな、と思っていたら、なんと今時はいろいろ問い合わせとかするのに携帯電話のメール機能でないと受け付けてくれなかったりするのだな。

なお、私が携帯電話を持ちたくない理由の一番は、私的な内容の電話を他人に聴かれたくない、ということにつきるような気がする。電話を話す場所というのがあるような気がするのだ。。とか書いているわけですが、こじつけ感、否めず。ただ単に、きらいなんだー、とまとめておこう。便利さは認める。


18-10-2006 / Wednesday

_ 携帯電話のデータが突然、なぜかリセットされる。大事に取っていたSMSなどが全部きれいになくなった。アドレスは無事に残されていたけれど、いろいろな環境がすべてリセットされていて。さらには自分の力ではもうどうにもできようがなくて、ヘンなソニー・エリクソンの文字が並ぶ画面でがまんしています。。いろいろな携帯が売られているけれど、やはりソニー・エリクソンの携帯が一番、かわいいような気がします。というか、工業デザイン性がものすごく高い。

_ ところで、なぜ電話番号を変更したのにという問い合わせがあったのですが、外国人の所在など、ローカルネットワークを駆使すれば、いとも簡単にわかってしまうようであった。というか、ホテルの人が教えたらしい。プラバシイとかそんなのは全然。


18-10-2009 / Sunday

_ 久々の本拠地で充実した日々−いやー、ほんとに毎日、がんばったことでした—を過ごした。二回飛行機を乗り継いで到着してからは、しばらく大学の行事で街で過ごした。久しぶりに会う人もいて、楽しい時間を過ごす一方、やはり体が思い通りに動かず、すぐに疲れてしまい、ほとんどの時間を滞在先の部屋で過ごした。行事が終わってからは、ようやく今回の一番の目的であった山岳地帯へ出発。緩やかではあるがぼこぼこの道のルートを取らず、若干急ではあるが道は比較にならないくらい新しくてまっすぐな山道にルートを取った。途中休憩所でしっかりと昼食を取り、ようやく最後の山越え谷越え。この道も今は敷石が敷かれて、車で最終目的地まで入ることができた。もちろん日本の援助のおかげ。で、お世話になる家や村にあいさつ。標高千メートルを超えているので、とにかく涼しい風が吹く。もう夕方だったのだが、妊娠してから一挙に暑がりになったわたしには極楽であった。夕食は、山の自然をたくさん用意してくださった。おいしくて久しぶりに元気よく食べた。自家焙煎のコーヒーを食後にいただく。妊婦はあまりたくさんカフェインを摂取してはいけないなどと指導されるのだが、ここではどうですかと尋ねると、コーヒーが体に悪いなどというのは、間違ったコーヒーを飲んでいるひとの言葉だ、とのこと。ここのコーヒーのおいしいかったこと。わたしの好みの、酸味がほとんどない、しっかりとしたコーヒーの味のする飲み物だった。ところで昼間からずっと、村中のいたるところで甘くてしっとりした芳香が漂っていた。村の人に聞いてみると、なんとコーヒーの花の香りなのだとか。タバコの花の香りが、タバコの匂いとは似ても似つかぬものであることを知ったときと同じような衝撃を受ける。夕食後、テラスでコーヒーを飲みながら、その花と実の異なりながらも妙なる調和の芳香にうっとりとしながら、いつまでも話は尽きなかった。夜、蚊帳の中で静かな夢を見た。

次の日は奥さんに案内されながら傾斜面に植えられたコーヒー園を歩く。歩きながら自然に芽を出した苗木を集めつつ、上ったり下ったり。たっぷりと歩いて、急流のがけに到着。下をのぞいて思わず、後ずさりして意味もなくコーヒーの木の幹を掴んだ。記念写真を撮ってから、またずっと歩いて、ずっと上流の水田に出た。自然の味をたっぷりと使ったおいしい昼食と夕食。夜もまた静かにコーヒーを飲みながら、皆で話す。

三日目は、おやつと魔法瓶につめたコーヒーを持って、より上の急斜面へ。からからに乾いた草原をしばらく歩いて、もうほとんど草地になっている元の畑の場所へ着く。見た目にはほとんど人の手が入っていない土地。しかししっかりと隣の畑地との境界の石垣が積まれていた。眼下にほそぼそとしかし急流となって流れる川を、またしても恐る恐る眺めながら、記念撮影。おやつを食べながら、試しに夫に電話をしてみたらつながった。今どんなところから電話をかけているかを知ったら、気絶したかもしれない。今度はまた来た道を戻って、竹藪の出口に到着。途中、昼食と夕食になる野菜や果物を収穫しながら帰る。昼からは牛の世話を体験。牛の親子が本当にかわいい。生まれて5日目の牛がよろよろと母牛のそばを歩いている。お臍からは干からびたへその緒が垂れ下がっている。牛の子供はあまり母牛には似ておらず、父牛に似ているのかな、などと妄想。たまたま道端に落ちていたバナナを一枝運びつつ、途中でゼンマイに似た野菜を摘みながら、これを夕食に食べようなどと話す。うちに帰ってまた各戸の屋根裏調査をしたりして、荷物をまとめたりした。夜はまたみなでテラスで話。遠くで犬が吠えた。


18-10-2011 / Tuesday

_ 朝、子どもと一緒にNHK教育をよく観る。「にほんごであそぼ」で、最近、よく歌われる歌がずっと頭の中で回っている。

わたしのまちがいだった/わたしのまちがいだった/こうして草にすわればそれがわかる

八木重吉の詩だそうだ。

わたしも、わたしもそういいたい。明日、草に座りに行こう。


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