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  1. ね (11-26)
  2. ラギ (11-22)
  3. ぜぶら (11-15)
lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

15-11-2003 / Saturday

_ 七五三。

_ ええーっと。

♪remember kissing in the moonlight / how we held each other all night / all i ever wanted was love...

がサビの部分になっている曲があって(All I Ever Wanted Was Love / Lenny Kravitz)、ものすごく素敵な歌です。英語だからいいけど、これが日本語だったらよう歌わへんがな、というかんじでもある。そこだけ切り取って、700mb のCD全面リピートして焼いたりしたら、やっぱり(いやなかんじ…)に思われるような気がしてためらっているのですが、もう一日くらいためらっておいたほうがいいでしょうか?というか自分にそういう技術があるようには到底、思われないのだけど。

_ まともに物事を考えるにふさわしい時間帯があるとすれば、それは午前中以外にあり得ない。なのに、多くの重要な会議は、なぜ午後にセッティングされているのだろうか?そのまま二次会に行きやすいという理由以外にあるとは思えないのだが、確かに午前中はもっと重要なこと(たとえば研究とか…)に充てる必要があることを思えばむべなるかな、と納得がいく。

_ これ以上は無理。

_ ご飯を食べながら、『大希林』を観ていたのだけど、もう、私も♪ジュリー〜!っていう感じに懐かしくなってしまいました。でもジュリーのCDなんぞは持っていないので、サニーディサービスを引っ張り出してきたのですが、これは曽我部氏に失礼だろうか?いや、オマージュということで。

久々に聴く『東京』って、乾いた土に水が吸い込まれていくような気がします。外は雨。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ nebu [というか、どうして私自身のアドレスも「スパム」扱いされるのでしょう?もう一回、設定の仕方を教えてくださいね。今、we..]

_ K [オプションのところで自分のアドレスを追加してある?]

_ nebu [してませんでした!]


15-11-2006 / Wednesday

_ 某さんと寒空の下、雑談。それで風邪気味になったのかもしんない。。ますます齧歯類に似てきて、かわいい。くらーくなる本を読んでしまったので、全体的に、暗い。

_ 今日って、寒いのかな。寒いのは、わたしという存在なのかもしれないけど。

_ 七五三。

_ 『ふたくちおとこ』多和田葉子。ハードガヴァーがジュンク堂でさりげなく売られていたので、奥付をみると、二刷。買う。あといろいろ買って、レジスター所へ持って行くと、アルバイトの人が多和田葉子を、ばさりと下向けに広げた状態で落としてしまった。や、いいんです、いいんです、いいんですよ、と連呼しちゃったんだけど、顔は引きつっていただろうなあ。赤毛のアンの中に、たとえ友だちであっても、お気に入りの本を貸して、その本が返ってきたら、その本が自分の手元を離れて、もうすっかり別人になってしまったような気持ちがする云々というくだりがある。本がきれいであろうがなかろうが、書かれている中身が変わるわけではないのだし、古本がきらいとかそういうわけでは決してない。にもかかわらず、なんか中身をよく知る前に、なくしてしまった本というような感じがして、本に罪はないのだけど、雨に濡れた本屋の床がしみこんだであろうページをめくってしまったら、どーんとショックが押し寄せるだろう。だからしばらくは読めないだろう。電車で乗り合わせて、読んでいる本がデビッド・ロッジっぽかったり、着ている服が好感もてたり、駅弁とかが偶然おなじで、なんとなく互いに話しかけてみたいと思いつつも、ときおり目が合う度に息を飲み込むのに、一歩踏み出す勇気がなくて、終着駅で西口と東口で別れてしまうような、車中の人に似ている。読む前に、どこかへ行ってしまった活字。もっと知り合えたはずの人を失ってしまった感じ。うつむいたまま、家まで歩いた。

本屋では、「ふたば書房」の店員さんが好きだ。理想的な本屋の店員さんの風情が漂っていて、本が好きなんですー、というオーラが充満しているから。しかし、売られている本に関しては、駅前書店としか思えない内容で、惜しまれる。


15-11-2007 / Thursday

_ あーっという感じで。

3日間泣き暮らした。よくここまで泣けるもんだと思った。涙はきちんと拭かないと、ほっぺたがひりひりとするということがわかった。こどものほっぺたが、がびがびになっているのをときどき見るけど、泣くからなのだな。おとなもがびがびになる。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ ぜぶら [おやおや、どうしました? 確かに涙は塩分が高いです。 この前泣いたら、一挙に目の回りがアトピーに。]


15-11-2011 / Tuesday

_ 出発から到着まで、なんだかこまごまと書いていたのが、ふと、気がついたら、一瞬にして消えていました。。なので、あ〜、簡略して近況報告です。

無事に当地に到着したのはよかったのですが、長らく放っていた下宿は、大変悲惨な有様になっていました。子どもも大きくなったのでもう少し広いアパートに引っ越そうと思い、なんとかよいところを見つけたのですが、直前になって大家の家族が住むところがなくなったから〜という理由で突然入居。やむなく、一念発起して下宿をきれいにして住めるようにがんばって、当地でも断捨離をしていました。要らないものの筆頭に、帰国する人や訪ねてきた人からいただいたり、お裾分けしてもらったりで、いつの間にか増えてしまった賞味期限切れの食材あれこれ、というのがあります。そんなのを、もう絶対にどんなにしても食べたり使ったりできないものを優先的に処分。なやましいお酢だとか醤油とかは、もう少しだけおいておこうと思って、また箱詰めしましたが、次に開けるときがあるだろうか。。

子どもは到着した次の日から保育園に入れました。当地の教育熱の急騰状況は、以前から知ってはいたのですが、ほんとにすごいことになっています。大体、本屋の子ども向け図書コーナーが、どこでもほぼ3倍の広さになっている上、以前は学習補助教材系の本か海賊版の日本のマンガばかりだったのに、世界の絵本の某国語訳だとか日本の子どもならだれでも知っているような国際標準のグリム、アンデルセン、アリスや青い鳥、フランダースの犬まで、なんでもかんでも、美しい絵本となって並べられていました。某国の人がこんなきれいな絵本を作るはずがないと思って、よく奥付を読んでみると、やはり外国のものでした。でもこれが、とても売れているのだそうです。3Dアニメ風にデザインされた絵本はとてもきれいで、うちの子も喜んで眺めています。

またジュブナイルというのか、ドメスティックの高学年向け小説もものすごく多種多様に出版されている上に、やはり国際標準(って、わたしの価値観の範囲ではってことですが)の、赤毛のアンシリーズ、小公女やら小公子、若草物語なんかも訳されています。ローラ・インガルスのシリーズももちろん!モンゴメリなんて、「青い城」というとてもマニアックなものまで翻訳されていました。アンクル・トムの小屋とかも。吉本ばななとか村上春樹といった日本の文学は全然影も形もみえませんが、近いうちに出てくるんじゃないかと思います。

とにかく、ちょっと来ないうちに、ほんとにすごいことになっているな〜、そして貧乏なわたしたちはどこに行っても貧困層だなあ〜ということを再確認している毎日です。子どもは、日本語を遠く離れたところに来たというのに、なぜか突然、日本語の童謡を次から次へと歌い出しています。小さい子なりにカルチャーショックを受けているはずなのに、とても元気に気丈に、毎日がんばってくれています。保育園では徐々に本来のいたずらを発揮させているようで、当初の目新しさも薄れてきた今、日本語でいうならば「いじめ」に相当するようなことも、起きているようです。そういうところもなにもかも、きちんと保育園の内部で片付けようとしてくれるところも含めて、とても近代的な教育をしているところのような気がします。す、すごいな〜。大体、この国の未就学児たちを、ちゃんと着席で食事を取らせるように教えているところで、すでに大尊敬です。この国では、逃げるこどもを後ろからじじばばなどが、スプーンを持って追いかけて食べさせるというのが普通なので。

_ そんなこんなで生活に追われているけれど、クリティカルな問題には徐々に対処しつつある。あまり疲れすぎないようにがんばらねばと思っている。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ ラギ [そちらでの近況がわかってよかったです。とりあえずお二人ともお元気そうなのでよかった。またちょこちょこ教えてくださいね..]

_  [元気にしています〜。保育園と幼稚園は、ほんとにおもしろいですよ。こういうところに子どもを預ける親が増えてくれば、公立..]


15-11-2012 / Thursday

_ ルース・レンデルの本、やはり識字障害のことのようだと説明するものもあるようだ。だとすれば、やはりもう少し題名に工夫が必要なのかも。惨劇は惨劇なのだけど、そこにはもう少し複雑な意味が含まれるから。惨劇の理由が、個人的な怨恨にのみ還元されるべき理由と一蹴してしまうこともできるかもしれないけれど、時代的な背景を考えれば社会的な理由だとも言えるからなのだけど。映画にもなっているようなので、いつか観てみたいよ思った。サンドリーヌ・ボヌールといえば、アニエス・ヴァルダ。懐かしい、わたしの映画狂時代の女優が主演しているらしい。

_ いつも9時には寝てしまっている。今日は11時過ぎに大学の友だちから電話があったようだ。というのも、うっかり電源を切るのを忘れていたので、呼び出し音で起きたものの、目覚ましアラームと同じ音の設定だったので、目覚ましが鳴ったと思い、即座に切ってしまったのだった。でももうとてもかけ直す気持ちにもなれず(中途半端に起きたので頭が痛み)、寝直そうと努力してももうだめになってしまったので、今深夜2時近くにこれを書いている。今読んでいる本は、「ナニカアル」(桐野夏生)、「パイは小さな秘密を運ぶ」(ハヤカワの推理小説)、久生十蘭の従軍日記。桐野夏生は、面白く読んだけど、色々気になるところがあって、惜しいなー、なんて思った。それは文体のこと。なんて現代的な言葉づかいなのだろう。そこに少し違和感を覚え始めたら、結局、最後まで楽しむことができなくなってしまった。文体って、やっぱり大事なんだな。そう思うと、「高台にある家」は小説の内容にふさわしい文体と言葉づかいで、読むのが本当に楽しかった。重厚長大な、ぐいっと引き込まれる小説をもっと読みたい。現実を忘れるようなドライブ感のある小説に飢えている。


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