_ 朝、出掛けに門の前で小さな女の子が泣いている声が聞こえる。自転車を出して見てみると、ランドセルに背負われたようなちびっ子がわんわんと泣いている。学校には行きたくないのだという。「ワタシも行きたくないのよ、ほんとはね」などとテレパシーを送る。4年生くらいの女の子が静かに手を引っ張って、2年生くらいの女の子ふたりが、「ワタシも去年は行きたくなかったもんね」などと。学校に行くのが楽しかったのって、いつぐらいまでだったろうか?友だちに会うのが楽しみとかいうことも、もちろん今ではないわけで、給食がいやだから行きたくないともいえない。なんでなんだ?!と自問してみてこればかりは謎だ。