_ 来週は必殺ウィークだ(笑)。じめじめしているのに肌寒いお天気だと、なんか思考が後ろ向きになるのう。
「なにごとも宗教裁判よりもましだ」「ものごとの明るい側面をみよう」、ということで、来週の目標は、「後ろ向きにならない」ことにしよう。今週は前を向きながら後ろに進んでいたような気がする。三歩進んで、二歩下がるくらいでもいいや。
_ お昼過ぎに原書をみながら、『高慢と偏見』を見てみたら、やはりほとんどの台詞は本文どおり。目が疲れるのですぐに止めた。
これは5人姉妹がいかにしてよき結婚を成し遂げるかという恋愛話が中心なのだけど、どたばたしていない(母親と末妹とイトコのコリンズ君は除く)。主人公は勝ち気だけど思慮深い次女エリザベス。なぜこのような人物がこのような母親から生まれるのかというくらい、お母さんがむちゃくちゃに下世話な人物なのである。父親とエリザベスはいつも機知に富んだ会話をしている。妹たちは世間知らずで、父親をして「イングランド一馬鹿な娘たち」と言わしめるほどに、(実際に若いのだが)幼稚な人びとである。長姉はエリザベスには及ばないが、自分でものを考えることができる人物である。なんというのか、『渡る世間は鬼ばかり』を彷彿させる(といってはオースティンに悪いのだけど)家族ドラマなのである。
登場人物がとにかく、みんな個性的でおもしろい。それと、とにかく食事のシーンの多いドラマで、しかもおいしそうなんだな。なにを食べているのか、ものすごく知りたい。
_ 今年はいろいろと予定があるのだけど、本腰を入れて就職活動に力を注がないといけない。手に職があるわけではないし、今やっている非常勤講師だって、来年も継続するとは限らない。かなり厳しい大学なので、継続はほとんどないものと考えている。かといって、大学界隈に就職できるかというと、これも無理そう。まず学位はあっても業績が少な過ぎるから。今年は投稿論文二本と決めているのだけど、できるかどうか。もう研究職に就くことはとりあえず考えていないのだが、かといって真っ当な社会人としての経験もない。
今の大学にいられるのは今年度が最後だという話を、漸く、母にした。
どんなふうに生きていくことになるかわからないけど、とりあえず研究室の本とか資料とか写真なんかをどこに置くかという現実的な問題をそろそろ考えないといけない。まずは、それ。