_ 雨が降るのかな。外がもう真っ暗になってきて、雷が遠くで鳴っている。
_ 『遠雷』という小説があった。立松和平の初期の頃の小説。永島敏行と石田えりが主演で、映画にもなった。映画は観ていないはずなのだけど、小説を読んだときからずっと、このふたり以外に主人公たちはありえないな…なんて思っていたのだと思う。いかにもATGな小説だったように思ったのだと思う。監督は根岸吉太郎だった。実際には観ていないはずなのに、観たように思い出せるのって、どういうこっちゃ。
お昼にトマトをたくさん食べたので、遠雷をBGMに、ふと思い出した。
永島さんはトマトのハウス栽培を試みる青年。見合いの席で初めて出会った石田さんを、その場でドライブに連れ出し、さらにはモーテルに誘い込む。石田さんもちょっと驚くのだけど、気取らない永島さんを好ましく思う。
宇都宮の農家の次男坊とのびのびと育ったお嬢さんの話…ということで、観てはいないのだけど評判の『下妻物語』をやっぱり観たかったなと思ったりした。
_ 雨が降ってきた。風が入って来て気持ちいいのだけど、雨も入ってたいへんなので、採点作業に差し支えがある。よって、クーラーを入れよう(長い言い訳だにゃ)。