_ 近所の公園を散歩。久しぶりに訪れた。子どもの頃からの通い付けの博物館。あまりにもいろいろな思い出がありすぎて、この頃、足が遠ざかっていたのだけど、ゆっくりと楽しんだ。懐かしいものをいくつか確認する。思うことがたくさんありすぎて、うまく書けないけど、いろいろな方面に対して、「もう少し待ってください」とお願いしたい。まだ柔らかい思考からはほど遠いから。いろいろと凝り固まっているから。
_ 一昨日買った、山田稔のうち、『スカトロジア』はとくにパリ留学時代の本というわけではなかった。これはどうやら昔の福武文庫にも入っていたらしい。ただ復刊本の挿絵は富士正晴。がんばって探せば福武文庫版もどこかで見つかったかもしれないけど、まあいいや。
自分の一番好きな山田稔の本は、『旅のなかの旅』『特別な一日』『シネマのある風景』『北園町九十三番地』。『コーマルタン界隈』もよい。どれを読んでも、そこはかとなく哀しく、暗く、おかしい。病み上がり文学の骨頂。