_ 9月は休日が一日もなかった。毎日が休日だといえばそのとおりなのかもしれないけれど。私はこちらへくると、その夜から夢はこちらの言葉でみる。これはたぶん、相当に緊張しているからなのだろうと思っている。事実、疲れすぎてそんな余裕がないときだけ、日本語の夢を見るから。傍からみると、ずいぶんとのんきにやっているようにみえるらしい。毎日、ぶらぶら歩いているだけにみえるかららしい。ある意味、それはありがたいこと。
ふとわれにかえって、外国研究をやってどんな意味があるのだろうかと考える。われにかえってはいけないのだろうか、あるいはそもそも、われにかえるような状況にあることがだめなのだろうか。ネガティブに考えているわけではなく、ふと、無にかえると、ということ。
あと、いろいろ。試みに、デジタルカメラを今回は思いっきり活用してみたわけだが、ほとんどぶれていた。遠景は全然、だめですね。近景、フォーカスしにくい。腕がまずいということはさておき、マニュアル設定で使っているからなのか、おそらく、本来的なデジタルカメラの機能を発揮できないのだろう。デジタル一眼レフであれば、もうちょっと思うような絵が撮れるのかな。ナイトショットは案外と行けた。といっても、普通の一眼レフではそんな写真、撮ったことなかったから、比較対照がないのかも。
余計なものを山ほど買う。布5巻き、ステンレスなべセット、機織道具一式(魔が差した)。おみやげにもらった、ワシントン条約違反のもろもろは、全部、定宿に寄贈。あげく、お気に入りの口紅をトイレに落とした。人生はプラスマイナスなんだなあ。