_ 昨日の日記、結構、間違いだらけだけど、旅の恥は書き捨てということで。
仕事は一昨日で終わったのだけど、これから1週間、とりあえず自由時間。次の仕事まで、あちらこちら見聞を広める予定である。食べ物がおいしい。街を歩いているだけで楽しい。すりとかそういうのの危険をあまり感じなくてもよい。というのは、自分の普段の旅先としては、かなり珍しい環境だからか、ものすごく楽しんでいる。外国人が、いつもの国の比ではないくらい多い。日本人の旅先としてはそれほどメジャーではないらしいが、適度に日本人にも会う。ただ、わたしはやはりあまり日本人に見えないらしい。昨日、参加したツアーでは、東洋系が4人いた。二人は新婚旅行のカップルで、完全に二人の世界。英語もほとんど話せなかったようだ。なおかつ日本語の語彙も少ないらしく、海外経験も少ないような、ちょっと不思議な感じの人たちだった。もう一人の女の子は実は韓国の日系企業に勤めている人だった。少し日本語を話した。彼女がいう私が日本人らしくない理由のひとつが、ものすごく堂々と英語を話しているから、というものであった。ただし、これはうまいということではない。自然に、ということだという。こちらのことばは、「お茶をください」というのだけ、覚えた。それもすぐに普通に言えるようになったようで、まったく理解できないのに、ずっと現地語で話しかけられたまま、最後にはお茶をおごってもらったりしたことが、数度。へたくそでも堂々とはっきりと発音しているところが、現地風に聞こえるのだろうか。
ヨーロッパ人にも二種類いて、現地風にすごしている人と、あくまでも西洋人向けのカフェなどで、ビール片手にはがきを書いている人がいる。日本人は買い物。私は植民地時代の建築物ばかり写真に撮っている。楽しくてしかたがない。そしてその一方で、東洋の中にこそある東洋人差別というものを強烈に意識している。どんなに英語を達者にしゃべろうが、なにをしようが、西洋人の次席を与えられる存在でしかないということを、日々、感じている。