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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

30-11-2005 / Wednesday [長年日記]

_ まあいろいろあるわけで、3月に欧州出張というのが入った。このくそ忙しい中、必死に支出計画練り直して、赤字が出ないように四方八方に電話しまくり、完璧な予算消化を達成した瞬間に予定していた人が「やはりムリ」だと連絡してこられた。ただ、なんで○×が行くんだ、というクレームがやはりすでに発せられているので(苦)、根回しがすでにおこなわれている。本人、一切、関知せず。

_ 日が暮れてから、久々に繁華街で買い物をしようと思い、すたすたと通りを歩いて向かっていた。後ろから歩いてきたような修学旅行とおぼしき女子高生の塊が、なにかわたしのそばで話している。何度も同じ語を発するので、なんだろうと振り返ると、どうやらわたしに話しかけていたらしい。立ち止まって、え?と言ってみると、女子高生たち、立ち止まらずに、歩きながら、シノコウジビルってどこですか?と、おそらくは東北のアクセントで尋ねてくる。わたしもダテに凸凹人をしているわけではないので、ああウタノコウジ(詩の小路ビル、というのでした)ね、とすぐに反応した。今はウタノコウジはふたつある。でも修学旅行生が行きたいと思うのは、たぶん、古い方だろうと思い、寺町を下がっていく方がわかりやすい、という旨を伝えるも、新京極じゃないんですか、と逆に疑問を持たれた(しかしこの質問により、ああやっぱり古い方でよかったのだな、とわかる)。そうなんだけど、寺町からのほうが歩いていて楽しいし、わかりやすいよ、映画館の前だよ、とかいうもどうやらあまり信じてもらえない。なんとなく不安そうに、よくわかりました、ありがとうございました、などと口々にいうも、全然、立ち止まるということをしなかったのが印象的だった。人と話をするときには、立ち止まったりしないのだろうか。この寒いのに、みんな膝上スカートに、いわゆる生足であった。寒さに強いのは、やはり東北の人だろう、と勝手に思いこむ。

修学旅行生が減少してしかたがないらしい。まあたしかに、今日日は、家族旅行なんかですでに来たことがあったりするかもしれないしなあ。もっと地引き網を引くとか、花笠踊りを踊るとかのほうが楽しい。わたしは修学旅行で東北へ行った。仙台を拠点に、今日は花笠踊りの日、地引き網の日、張り子作りの日、蔵王登山の日と、毎朝、おなじホテルから出発して夕方にはまた帰ってくるという日々であった。凸凹に修学旅行に来るよりも、よほど楽しかったような気もする。

こんなふうに、毎日は過ぎていくんだな。

アンジェで東欧製のチロリアンテープ2種類、計3メートルと、いっぱいになったカードで、チェコ製の布でできたブックカバーを交換してもらった。


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