_ 車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂』。重厚、濃厚な日本文学。一行一行が、濃密。文字を掻き分け、掻き分け、読み進む。インテリ…かあ。。
_ さむい。
いろいろ昔の資料を漁っていると、はるかに今よりも勉強していますな。よく勉強してたんだなと感心した。今、こんなふうになっているなんて、そのころは思いもしなかったのだろう。
_ 『ジェエイン・オースティンの読書会』(カレン・ジョイ ファウラー)、よかった。漱石がオースティンを絶賛していたことはしっていましたが、マーク・トウェインは、その反対だったらしいですな。しかし、トウェインの姪のジーン・ウェブスターは、『あしながおじさん』を書いてるよ。たしかに女子大卒の女の子たちは、結婚、結婚とはいわずに、一人で生きていくための自活の道を探ろうとして、小説を書いたりしていた。しかし、物語の最後には、ふたりともハッピー・エンドを結婚によって迎えた。フェミニズムにおけるあしながおじさんの評価がどんなだかよく知らないですけども(予測はつくが)、トウェインは姪の文学をどんなふうに見ていたのだろうか。