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  1. ぜぶら (04-22)
  2. ぜぶら (04-16)
lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

05-04-2006 / Wednesday [長年日記]

_ いろいろ。まあいろいろありますな。音羽山でおみくじを引いたら、吉だった。

_ 懺悔録。仕事でいるので、ついに、携帯電話を買ってしまいました。。魂を売ったよう。自我崩壊。でも使い方がわからないし、電源を入れると音楽がなるのだが、この音の消し方がわからない。あと、電話をどうやってかけるのか、まだよくわからない。それにこの携帯の番号も申し込み書をいちいち見ないでもどうやったらわかるのかわからないので、とりあえず、付箋に書いて貼っています。たぶん、こういう使い方は正しくないのだろうな。マニュアルが分厚くて、読む気にならない。あと、なんかいろいろわからないことだらけで、たたき割りたい衝動に駆られるのを必死に押さえている。試しに、友だちなどにかけて見るも、不審な電話番号からの電話って、みんな出てくれないんですね。それでいつも電源を切っているので、余計になんだか挙動不審者になっている模様。もうどうしたらよいのかわからない。とかいうわりに、家族でもない人を家族割引の対象として、勝手に申し込みました。

_ めなみで盛大に飲食。おいしかった。とにかくおいしかった。おいしいお店で、気分よくおしゃべりする。その後、ソワレで、青い明かりの下で、桜を見る。


06-04-2006 / Thursday [長年日記]

_ 夜行バスで帰る仲良しの無事を祈る。

_ PiTaPaが届いた。ひじょうにシンプルなデザインでよろしい。クレジット機能がついていないタイプだからか。これを機に、ICOCAは廃棄の予定。ということは、手続きを駅でしないといけないのだな。カードを極力減らす運動をしていて、ソフマップのカードも捨ててしまった。昨日はソフマップで携帯電話を買ったのだけど、家にあります、などといってしまった。あとで訴えられるだろうか。ところで、みんな携帯電話にストラップとかをつける風習があるようだが、わたしの携帯電話には、そういうのをつけるところがない模様。この人はひじょうにお弁当箱に似ている。お弁当という名前をつけて、もうすこし歩み寄る努力をしてみる。名前のない我が子をかわいがるのはむずかしいですからね。

_ 『薔薇の名前』読了。。というか、ものすごい飛ばし読みをしてしまった。それで結局、なにがなんだかわからず、最初から読み返す。

_ いろいろとしんどいこともあって、なににつけ、あまりやる気がおこらない。今日は2月の終わりに買った外付けハードディスクを、ようやく新しいパソコンにつなげた。この新しいパソコンには真っ先にATOKをインストールしたのだが、このヒト、毎回、「起動します」と手動でしないと、立ち上がらない。ソフトにまで見放され、孤立無援状態な気分になる。当然、携帯電話の使い方もいまだマスターできていない。予想していたとおり、わたしにはまーったく不必要なしろものであった。正確には、不適切な物体。電磁場を発するものとは相性が悪いようで、iPodさんも長く聞いていると気持ちが悪くなる。ピアノを再開。終日、ハノンだけひたすら弾く。別に気が晴れるわけではない。


07-04-2006 / Friday [長年日記]

_ 久しぶりにインターネットの海をふらふらとしたら、昔、読んでいた日記などがタイトルも変わらず、スタイルも変わらず、まだ続いているのを発見。わたしが読まなくなったのは、何度かブラウザのブックマークが真っ白になる事件があり、場所がわからなくなったことに加えて、日記のタイトルとかあんまりきちんと覚えていなくて探し出せなかったからだ。うわー、変わっていないねえと独りごちたが、わたしもまた変わっていないのだろうか。

_ さらさの新しい店舗が、祖父母の家のすぐ近くにできた。びっくり。

_ このまま生きていくと、一体、どうなるのだろうか。単純に、疑問。この年になっても、こんなことをまだ考えているなんて、やっぱりばかだ。ばかだけど、つきあっていかねばならない。

_ 花粉気味なのか、水曜日から全体に膨張。毛細血管がふくらんでいるのがわかる。あとATOKがちゃんと動いてくれなくて、泣いている。デフォルトのなんとかというのは、ほんとに使えない頭の悪い日本語変換機能だなあ。削除したいのだけど、そうするとちゃんATOKが動作してくれるのかも微妙。


09-04-2006 / Sunday [長年日記]

_ 長い坂道の桜並木を、自転車を押して、ゆっくり上った。

_ 一昨日くらいから、花粉でたいへん。今飛んでいる花粉は、何なのだろう。目がかゆい。

久しぶりにクレーメルのピアソラ。適度にポップで、適度にメランコリー。よくよく聴くと、ドラマのBGMに聞こえてくる。ヨー・ヨー・マのほうが好きだ。

_ 今日のお弁当

①なんとメールを打つことができるようになった。しかしひらがなでしか書けない。どうしたら、変換できるのか、まだよくわからない。しかも、30字くらいを打つのに余裕で5分とかかかる。

②かかってきた電話に出ることができるようになった。どのボタンを押せば電話が切れ、どのボタンが電話に出るためのものか瞬時にわかるようになった。


10-04-2006 / Monday [長年日記]

_ うそのように寒い日だった。というのに、わたしは四時半起きで仕事に行ったので、どうせ昼にはぬくなるやろーと、軽装で山の辺へ。寒さのあまり、眠気が押し寄せてきて、危うく、遭難しかけた。

_ 今日のお弁当:

①なにかの暗号みたいに長かったメールアドレスを、無事に短く、覚えられるものに変更できた。

②ともだちに、自分の携帯の番号をちゃんと伝えられた→プロフィールというページ?コーナー?があるのを発見。


11-04-2006 / Tuesday [長年日記]

_ 『イン・ザ・プール』(奥田秀朗)、読了。なんといっていいのかわからないけれど、新鮮な驚きとか、こういうのを読んだことなかったよとかいう興奮が、まったくなかった。重厚長大な文学を読みたい。大いなる無駄な教養に浸りたい。いよいよカラマーゾフの兄弟に会いに行くべき時なのだろうか。

_ 4時半起き。普通にしんどい。帰りの電車で思いっきり、寝たおす。

_ ウォーターゲルなんとか入りのローヒールを購入。きちんとした靴と鞄さえ持っていれば、高級ホテルにも堂々と入られると思いこんでいるので、買った。もっとも、そんなところに行く予定はないのだが。

_ 毎日、自由かつ退屈。でも、退屈と思えるようになったのは、ある意味、すばらしい変化だ。前は退屈なんてことば、思いつきもしなかった。


12-04-2006 / Wednesday [長年日記]

_ 前期セメスターだけピンチヒッターをしてくれと頼まれ、やはり断り切れず、2カ所にだけ非常勤に行っている。どこも信じられないくらいに遠い大学。合計3コマ。例年、一クラス300人だったので、どこに向かって話せばよいのか、さっぱりわからなかった。自分自身、こんな大講義を受けたことがなかったというのもある。ところが、今年は、余程、裏シラバスなどで悪評をかっさらったらしく、行ってみると、各クラスが60人くらいに落ち着いている。昨日、初めて行った大学にいたっては、教務は「例年300人が登録します」と断言していたにもかかわらず、なんとこちらも60人くらいだった。こちらは評判云々よりも、朝一の講義でしかも大雨だったからだろうとは、初回コメント用紙に学生が端書きしてくれていたこと。なんて親切な学生さんなのだ。専門科目ということもあって、やるきのありそうな、目のきらきらとした学生さんがたくさんいる。人の話もしっかり聞いているようで、講義のあと、「先生はさっき○×ということばを使っていましたが、それは現代思想の中ではもうあまりメイジャーな言葉ではないのではないのでしょうか」とか「○×ということばを3回ほどおっしゃっていましたが、それはより具体的にはどういうことなのですか」などと聞きに来る人もいた。コメントカードを読むと、そういう人たちは、明確な目的があるようで、いろいろと希望をしっかりと書いている。来週になってみれば、前代未聞の数にふくれあがっている可能性もなきにしもあらずかもしれないが。今年度のわたしの方針は「楽しい現代思想」、ことしのキーワードは「至高の教養」である。無駄かつ奥の深い話をたくさんしようと思う。週の残り半分は、アルバイト。日曜日は読書。自由かつ忙しげに見えるのに退屈を覚え、ほかに何かしたいなと思って、ピアノ三昧に時間を過ごしたりしている。でも4時半に起きるとさすがにしんどい。

帰り、あまりに疲れ果てたので、はやばやとサンシャイン・カフェで昼ご飯。アボガドクリームと5種類の野菜のグラタン。あまりのおいしさに、ぜひ家でも作ってみたいと思った。

_ 昨日のお弁当箱

①友だちの携帯番号を登録している最中に、電話がかかってきたが、どうすれば電話に出られるかわからず、慌てる。結果、電話を切る始末。

②携帯メールを打つ練習をしていたら、友だちが、「押方がおかしい。普通は、片手で持って、親指で操作するのだ」という。わたしは右手で構えて、左手の人差し指で上から垂直に押さえていた。それはへんだといわれる。キーボードの一本指操作に似ているらしい。


15-04-2006 / Saturday [長年日記]

_ 某所でお引っ越しの手伝いなど。普段、ラーメンとかギョウザを食べることがまったくないので、こういうときに食べたりすると、ものすごくおいしく感じてしまう。

_ 夜遅くまで、読書。宮本輝。この人の小説、どんなにおしゃれ風に、今時の若者とか、今時の恋愛事情風のことを書いていても、そこはかとなく、泥臭い部分がある。そこが好きだから、読んでしまうのだろう。

_ 長い桜並木。竹藪。花びらが静かに、舞い散る。

_ 愛されていないとわかっているのにそれでも愛してきて、やがてついには愛することがむなしくなったら、それはもう愛していないということなのか、あるいは自分が出すだけのものとおなじものを受け取りたいという気持ちがはたらいた結果なのか、いずれにしても、次の愛を見つけるまでは、もうどうにもならないわけです。はじまりもおわりも、どうにもならないくらいに、こちらの気持ちにおかまいなしという点で、愛について考えることはあまりにもむなしいのかもしれない。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ ぜぶら [それは「愛」ではなく「恋」なのじゃないかと、 感じました。]


16-04-2006 / Sunday [長年日記]

_ その後のお弁当

突然、電話が鳴っても慌てず落ち着いて、電話に出られるようになった(といっても、買ったということをほとんど誰にも知らせていないので、かけてくれるのは某女史と弟だけだ)。/カメラで写真も撮ってみた。しかしどこに保存されるのか、仕組みがまだわからない。/結構、かっこいい携帯を買ったと思っていたのだが、同時期に買った人のものは、値段はおなじなのに、テレビが見られるし、英語のゲームとかも入っている。携帯でテレビを見たいなどとは思わないが、英語のゲームは結構、おもしろかったので、「うらやましい」などと思ってしまった。これでわたしも晴れて携帯人だ。ちぇ。

この、今までさんざん忌み嫌っていたものをあっさりと受け入れるというか、懐柔させられてしまった「わたし」という経験は、なんだか処女喪失の時と似ているような気がするにゃ(いや、もう適当に書いていますから!!!)。

_ まてどくらせど こぬひとを よいまちぐさの やるせなさ

_ 物理的な距離が問題にならないのは、それだけの精神的なつながりがあるわけだからで、両者がない人は、布団でもかぶって寝るしかない。しかし精神的つながりなんて、目に見えないわけだからね。だからこそ気配を察するしかない。気配が微塵も感じられない場合は、もう布団かぶって冬眠しろということだ。


17-04-2006 / Monday [長年日記]

_ もうやめ。寝る。

_ おおこけ。。でもないけど、気持ち的におおこけした。まずいことをあれこれ口走ってしまい、講義のあとで、学生さんから問い詰められる。というか、学生さんの質問の意図がわからないまま、わたしも焦って答えてしまったのがまずかった。それで動揺してしまい、この時間の講義はわりときちんと着地することができたにもかかわらず、次の時間は、もう信じられないくらい、一人でべらべら息つく間もなくしゃべり、聞いているほうがつらいよな‥という感じになった。質問が多かったので、洗面所には行けない、ちょっとのどを潤す暇もなくなってしまったというのは、言い訳。教えるのが下手過ぎ。二限はだれも質問なし。すみませんでした。そういうわけで明日の準備に気合いが入らず、うろうろ。


18-04-2006 / Tuesday [長年日記]

_ 食べ過ぎー。

サンシャインカフェでお昼。採点。歯医者のあと、近くのケーキ屋で、小さいプチケーキの焼きたてを二つ、河原で桜を見ながら食べる。友だちの家に寄ったら、小さい大福と吉野葛の落雁を出してくれた。夕方、ばったりと別の友だちとあったので、最初はちょっとお茶をするだけだったのだけど、歩いているうちにトラモントにたどり着き、スパゲティ。ここ、昭和の喫茶店みたいな風情なのだけど、ほんとにおいしい。あまりのおいしさに、勢いに乗って、デザートまで食べてしまった。せっかく、また少し体重が落ちていたのに、今日一日で台無し。

よその方の日記を読んでいたら、「ザメンホフが着用していた黒い服と黒い帽子をもらった云々」とある。ザメンホフといえば、高校の英語の教科書に挿絵だか写真だかが出ていたよ。そんな有名人のものをなんで個人がもらえるんだろう。というか、そういうものは、普通、エスペラント語博物館とか(あるのかどうか知らないけど)に収蔵されてしかるべきじゃないのだろうか。英語の教科書の肖像写真が突如、まざまざと思い出されて、意味もなくずっとノスタルジーに浸ってしまった。わたしの人生においては、高校時代がなんといっても一番充実して楽しかったもの。しばらく竹刀を振っていないから、いっぺん、道場に顔を出したい。


19-04-2006 / Wednesday [長年日記]

_ 帰り、あまりにも疲れ果てて、晩ご飯をどこかで食べておかねば、一歩ももう足が前に出ないと思うくらいに思い詰めてしまった。それでまっしぐにかつくらの前まで。ひとりでとんかつ屋なんて入ったことないから、一瞬、躊躇ったのち、外国人集団に紛れて、どさくさのうちに着席。大きなエビフライとヒレカツのお膳を頼む。ほんとにおなかが減った。この空腹を満たすには、トンカツとエビフライしかないと真剣に思い詰めるほどにおなかが減っていた。おいしかった。けれどそれで満たされたというわけではなさそう。なんかもう、ほんとに。。


20-04-2006 / Thursday [長年日記]

_ 新しく始めたいことがいろいろ。自転車を買いたいなと思っている。凸凹からトーキョーまで乗っていけるようなタイプ。といっても、ロードレース用のではなくて、もう少し、ゆっくり走られるタイプ。あれこれ物色してみたけど、評判のよいものは、ほとんどがもう売れ切れ。もう少し、大きな自転車屋に行って、あれこれ相談しながら買ったほうがいいのかな。わたしはアウトドア人間ではないけれど、外を歩いたり、旅行したり、どこかへふらふらと出かけるのは好きである。少々、高くてもよいから、買おうかなと思っている。

_ かつてのボスから呼び出されて、話。頭、痛い。

_ 時間がたっぷりあるので、部屋の整理とか、本の整理とか。去年もものすごく盛大に蔵書を始末した。そのときに、無駄な本はもう買わないこと、などと決めたにもかかわらず、本が増殖していてびっくりしました。いや、自分で買っているのだから、自覚症状はあるはずだよなー。ばかものである。

合間にDVDをみたり。携帯電話を買ったり、映画館でないところで映画を見るようになったり、心境変化著しい昨今である。借りてみたのは、寺島しのぶの二本。『赤目四十八瀧心中未遂』が絶品。これはフランス映画だよ。みながらずっとベネックスの初期の作品、「ディーバ」を思い出していた。絵沢萠子、大楠道代、寺島しのぶ。このかっこよさは、夜のテレビドラマの主演女優をするような人には絶対に出せそうにない凄みである。原作を読んだときに、自分の中で小説世界のイメージが、不思議に鮮やかに構築されて、久々に繰り返し再読した。だからそのイメージと違っていたらば見なければよかったな、となるかと心配していたが、これはまったくの杞憂。ロードムービーのもう一本に比べると、断然、映画だった。映画?四の五の言わずに、うひゃー、これはすごい(なにがすごいかも問うてくれるな)、としか言わしてくれないものというのが、個人的な定義。小説が映画化されると大概、こけるようにも思うけど、これはほんとに例外。いい映画でした。★5つ。


21-04-2006 / Friday [長年日記]

_ 【フィクション】

結婚しているポスドクの男性たちは、「仕事がないと離婚すると脅されている(=ちょっとあんた、給料もってかえらへんのやったら、家から出て行ってもうてええねんで、そのほうが楽やし)」らしく、それでちょっとしたポジションを作ってもらったりしているという話を聞き、頑固じいさんのごとくむかっとしてしまった。中には、専任講師のポストを作ってもらった人もいるとのこと。先日の大ボスの話はそれだった。解釈すれば、「なんでアナタはそういうふうにぼくに頼ってこないんだ」という話。同僚男性諸氏は、ほぼ全員結婚してこどもがいる。博論を書いていたときに、配偶者に面倒をみてもらっていたという人がほとんどだったから、そういうのはうらやましいよなー、と思いつつも、それ以上のことはほとんどなんにも思わなかった。それが、学位を取ったら取ったらで、お金を家に入れないと、お母ちゃんに別れると言われているんですー、助けてくださいー、などと言っているという話を聞くに及び、男どもはあほかまぬけかどっちかじゃ!と、わたしも短絡的に怒ってしまいました。データの整理もお母ちゃんに頼み、ややこしい図表の作成もお母ちゃんに頼み、食事の準備も洗濯もお母ちゃんに頼み、離婚をほのめかされたら、先生に頼み込むことができる素直さがわたしにあれば、もっと楽になったのだろうか。

_ 【ノンフィクション】

5月から虎穴に戻ることになった。もちろんわたしは独身なので、テンポラル・スタッフとして。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ ぜぶら [フィクション・・・泣き笑いですねえ。 こういうのよくあるんですよね。なぜか関西方面では、ようききます。 私のフィク..]


22-04-2006 / Saturday [長年日記]

_ 無為に過ごしてしまいました。

_ 電気ポットが嫌い。なので、毎回、小さい薬罐でお湯を沸かして飲んでいる。無駄といえば無駄かもしれないけれど、なんか電気ポットの、いかにもいつでもスタンバイしていますという精神が、好きになれない。どうように、タイマーのかかる電気釜も実はすきではない。お米は鍋で炊くと、電気釜の半分の時間で、さらにおいしく炊くことができる。しかし面倒なので、わたしみたいな暇人にしか向いていないとは思います。


23-04-2006 / Sunday [長年日記]

_ 寒い…と思っていたら、洗濯ものを干しに外に出たら、思いっきり、春でした。冬物で、家で洗濯できるものは、全部、洗いました。あと、バックパックも、お風呂の中でごしごしと洗った。シルクとカシミアのストール、シルクのスカーフ、カシミアの半袖セーターなどで、それほど高価ではなく、すでに永年使用によりクリーニングに出すほどではなくなっているものを、毛糸・シルク洗い洗剤により、全自動洗濯機(こいつもわたしは実は好きでない)に放り込みました。うむ、たしかハウスクリーニング仕上げなのに、なんでこんなに音を立てて回るのだろうと、パネルをみたところ、なんと「ごしごし洗い」設定になっていた。慌てて、ストップするも、時すでに遅し。なくなく、その時点で取り出して、あとは手洗いで洗剤を落とし、柔軟剤にしっかりつけましたが、ストールもスカーフも、縮緬仕上げになっていて、それはそれで、それなりの風情のようなものも感じられたのだけど、セーターは、子供服みたいになっていた。

_ 寒い。

今時は、携帯電話でメールをするのが普通なのだからか、とんとプライベートのアドレスにもメールは来なくなりました。インターネット全盛期のころは、なんだかんだと、友だちなどから頻繁にメールが来ていたけれど、携帯電話を拒否していた時間が長いからか、いつのまにやら、インターネットのアドレスに送っても、現在使われておりません、という感じになった人が多い。わたしも思い切って、プロバイダの契約を切ろうかなとか思ったりする。ますます世捨て人になるかもしれないけど、これからは一人で楽しく生きていこうと思うので、結構、本気に考えている。一人で楽しくない人は、二人でも三人でも楽しく生きることは難しいのではないかと思うのだ。まったくのひとりぼっちになった今、パラダイム転換するなら今より他になしかなとか考える。

_ このごろ、よく眠れる。眠りが深い。夢をよく見る。目が覚めたら、鮮やかに覚えているものの、しばらくすると、あっさりと忘れてしまう。夢をいつまでも覚えているのは、よくないからだろうか。

_ 今日こそ、無為に過ごさないこと!


24-04-2006 / Monday [長年日記]

_ すんごい、しんどい。

というかあまりの眠さに、なにも考えられない。ひじょうにまずい。

_ 銀行にて。ICカードへの切り替えをおすすめしますというので、頼もうかなと思った。念のため。国際キャッシュカードでも対応していますかと尋ねると、していないとのこと。。別にもう一枚、外国で使うようにカードを作れ(新規口座を開設せよとのこと)と勧められる。しかし‥ですね。外国で使うからICカードにする意味ががあるはずなのだが。国際的に統一規格ではないからということだろう。不便。当然、新しい口座も作らない。不便。

_ 国鉄に乗るのに、間違ってPiTaPaを使って乗ってしまった。降りるときは当然、ICOCAを出してしまったわけで、通れない。何度もカードをかざしても、ぶーっと音が鳴る。朝のラッシュ時だったので、恥ずかしかった。

_ 新しい非常勤先の講師控え室、なんかサークルの部室並に賑々しい。月曜日の午前中は、全学的に語学クラスか一般教養クラスが多いようで、英語の先生たちは、とても仲がよいらしい。若くてひじょうにハンサムな男の講師の人が一人いて、この人を囲むように少し年配の女の先生たちが、朝ご飯を食べたり、かしましい。教材の話とか、東と西の大学ではいかに雰囲気が違うかとか。どこそこのスーパーがどうとかこうとか。非常勤の先生たちのお互いを呼び合う二人称って、「センセイ!」なのですね。わたしのいた研究室は、大学院生になれば、教授とか助教授のセンセイたちを、○△さん、と呼ぶ習わしであった。会議のときも、基本的に職名なしのさん付け。最初の頃は、とても大先生をさん付けで呼ぶことなどできなかったが、大先生が一人ずつ隠居していくにつれ、わたしも次第に図太くなり、ため口こそ利かないが、慣れていった。今、とりあえず名前がわからないからなのだろうけど、リソグラフとかで紙が詰まっておたおたしていると、「センセイ、まだですか?」などと、白髪のおじいさんセンセイなどに言われると、待たせている事態よりも、センセイなどと呼ばせてしまったことに対して、金輪際しませんごめんなさいっ!と、無意味に深く慌てふためいて恐縮してしまうのであった。朝の貴重な時間に、紙を詰まらせてしまって、すみませんでした。。


25-04-2006 / Tuesday [長年日記]

_ 弁当箱拾遺集

今や、目覚まし時計と化している。所有3週間が過ぎ、今日は携帯するのを忘れた。支障皆無。ただ、今日は夕食の約束をしていたのを、完璧に忘れていて、たまたま立ち寄ったお店で、約束の相手と遭遇。わあ、めずらしいところで会うねえ。。などと脳天気に言ったところ、そこが待ち合わせの場所だったらしい。。携帯を持っていたら、何らかの連絡があって、こういう事態は避けられたかもしれない。しかし、携帯を持っていなくても本能的に「今日はこのお店に行かねば」とかいうなにかが働いたのかもしれないしさ(無理矢理)。私には不要なので、インターネットに接続するサービスは、今月末で解約しよう。電話を買うときに、お店の人にどうしてもと言われてとりあえず、入っておいたものの、実際、携帯でインターネットなんて、見るのが面倒この上ない。あと、どういうわけか、充電するときの台?みたいなのも、買わされた。しかし、付属品に充電用のコードが別についている。どういう仕組みになっているのかわからないけど、消費者はだまされているようなあ、と思ってしまうものな。そういうところが、携帯電話に対する根本的な不信感と相まって、未だ、携帯ライフを拒絶する理由となっているのであろうか。

_ パワーブックに入っているチェスをしてから眠りにつくのが、最近の日課。チェスのルールは全然しらなかったけど、3回くらい負けたところ、なんとなく駒の動き方がわかった。5回目に1回だけ勝たせてもらって、あとは100回以上、負け続け記録を更新中。

_ 空腹と眠気に襲われて、今日も途中下車でサンシャインカフェ。鶏と豆のヨーグルトカレー、ズッキーニごはん。おいしい。たっぷり一時間、採点しながら、ごはん。これで2週連続、同じ時間帯に遭遇した女性がいる。ひじょうに柔らかいイメージの、直感的に友達になりたいと思うタイプの人。来週、もう一度会ったら、話しかけてみようか。一人でもごはんをおいしそうに食べる人が好き。望むらくは、箸置きみたいなのがここにあればよいのだけど、そもそも、スプーンとフォークだと、箸置きなんて使わないか。

_ 結局、夜の九時に寝て、朝二時半に起きて準備。段取りが悪いという要素が九割方を占めると自覚しているが、変な色気を出すという似合わないことに力を注ぎ込み過ぎるところを、直せないでいるのがだめなんだ。


26-04-2006 / Wednesday [長年日記]

_ というわけで、連休明けまでちょっと某所へ行ってきます。再見。

_ 昨日の夕食会、女子話に花が咲きまくりで、久しぶりに豪快に笑った。こういう普通の女子の友達と、くだらない話で盛り上がることのできるしあわせを噛みしめる。ひとつの事象に対する見解の多様性については、わたしの専門でもあるから周知のことではあったが、これほどまでにその多様性の幅があるとはおもわなかった。わたしの関心は、その事象へ向けられていたのが、そういう見方をする人自身への関心に移る。これまで、共有していたと思っていた認識についても、話を重ねれば重ねるほど、全然、根本から食い違っていたということがわかり、笑いすぎて、久方ぶりに酸欠、涙目になる。なんでそんなふうにかんがえるねん!というのが、昨日の決めぜりふで、われわれは、5分に1回は、その台詞を繰り返しては、がはがはと笑い続けた。笑うとほんとに、いろいろとリフレッシュされて、気分がよくなる。わたしも久しぶりに、前向きな気分になっていて、大きな買い物の件、ほとんど買うことに決定した。これがきちと出るかどうか、不確定要素は大きいけど、とにかく大ばくちを打つ必要があるような気がしている。


30-04-2006 / Sunday [長年日記]

_ というわけで、再見。

_ たまっていたメールを読むのがしんどい。Gmailのアカウントをもらってから、もっぱらそこで読んでいるのだが、賢すぎて、読まないといけないメールが自動的に搾取されていることがあるような気がする。スパムにすらされずに、受信されないでいるのだ。どういうことなのだろう。なので、結局、メーラーで読むことになる。あと、毎回、スパムではないと覚えさせているのに、かならずスパム箱に入れられてしまうメールもある。メールはもう使いません、これからは伝書鳩にしてください、とか敢行したらどうなるだろうか。(もう、あの人は終わりだよ…)という伝言ゲームが始まるだろうな。それもいやかもしれない。

_ のんびり…としているはずなのだけど、いろいろ問題があって、たいへん。外国にいるわけでなくて、日本にいるのだけど、パソコンの電源を忘れたり、携帯電話を持ってくるのを忘れたり(!)とか、まあいろいろあって、それなりにややこしい。あと、殺意を覚えるくらいに人の話を聞かない人と対話する必要があったり、虎穴に戻るための準備をするのもまさに双方命がけやなあと思ったりしている。わたしはそもそも、生きていくということに向いていないのではないか。明日、明後日は出先から非常勤。連休中でも先生は来るが、学生さんは来ないのではないかと半ば期待中。


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