_ 某所でお引っ越しの手伝いなど。普段、ラーメンとかギョウザを食べることがまったくないので、こういうときに食べたりすると、ものすごくおいしく感じてしまう。
_ 夜遅くまで、読書。宮本輝。この人の小説、どんなにおしゃれ風に、今時の若者とか、今時の恋愛事情風のことを書いていても、そこはかとなく、泥臭い部分がある。そこが好きだから、読んでしまうのだろう。
_ 長い桜並木。竹藪。花びらが静かに、舞い散る。
_ 愛されていないとわかっているのにそれでも愛してきて、やがてついには愛することがむなしくなったら、それはもう愛していないということなのか、あるいは自分が出すだけのものとおなじものを受け取りたいという気持ちがはたらいた結果なのか、いずれにしても、次の愛を見つけるまでは、もうどうにもならないわけです。はじまりもおわりも、どうにもならないくらいに、こちらの気持ちにおかまいなしという点で、愛について考えることはあまりにもむなしいのかもしれない。
それは「愛」ではなく「恋」なのじゃないかと、
感じました。