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  1. ぜぶら (07-27)
lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

24-07-2006 / Monday [長年日記]

_ 大英帝国大学の人とメールでやりとりしないといけない羽目になった。大英帝国語ができないのに、なんでこんなことになるのか。わたしは不幸を背負い込む運命にあるということか。もうなんかい立ち読みしたかわからないけど、テレプシコーラを読みながら、泣く。千花ちゃんもあまりにも不運だ。

_ なんで張り切って、こんな意味不明の文章を書いているのかわからない。映画の内容とはまるっきり関係もない。朝っぱらから何があったのだろうか。

_ もうパッキングが済んだので、気が楽になる。

_ 日本の少子化傾向の加速、未婚率の上昇あたりに貢献している立場ではあるが、地方で産婦人科医が激減しているという状況を最近の新聞報道等で詳しいところを知るにいたり、やっぱりこれでは都会に住むよりほかにはないのかなと思ったりしてしまう。実はうちの近所の住宅街では、自宅出産所がブームになっている。あちらこちらに、ロハス系の看板を掲げた自宅出産をサポートするなんとかを見かける。自然分娩そのものに対する危機感が比較的少なく押さえられているのはひとえに、ここが都会だからだろう。なんとなれば、すぐに救急車が来て、しかるべき病院に運んでくれる。

それが遠隔の離島だとすれば、どうだろう。そもそも助産院などもうなくなっているかもしれない。取り上げ婆さんとして働いたことがある世代だって、もう上は80代とかそのあたりになっているはずだ。出産は病院でするものとなった背景を、以前、どこかで聞いたことがあるが、乳幼児死亡率の高さ、とくに分娩時の母子の死亡率の低さというのが、たしか先進国であることの一つの指標となっていたような気がする。そうすると、妊娠中からも定期的に診察を受けさせ、とにかく徹底的に医学的に管理される身体としての妊婦というものが登場するのも、先進国の指標。先進国の定義そのものが今、なんやねんそれは状況になっているけれど、これはさておき、学校教育とか医療・看護に関わる人材の養成を、それぞれに自治体ベースで積極的におこなうようにしないといけないような気がする。実際、一部の地方国立大学の医学部などでは、県内入学者枠などを設けているところが増えてきた。これは、多くのいわゆる低開発国の政府が導入していることでもある。医師・教師が絶対的に少ない自治体の政府は、かならず地元で就職させるという強い意志を持って、子どもたちに教育の機会を与え、教育を受けるための奨学金を出す。今の日本で地方により医師不足という状況があるとは思いもしなかった。日本はもう全然、先進国とかそういうのはではないだろうな。地方自治がもっと活性化してもらわないとだめなんじゃないか。国家の少子化対策なんとかというのがあったような気がするのだけど、これはどんな機能をはたしているのだろうか。私見だが、女性の産婦人科医を増やす、厳密に産科と婦人科を分ける、保育所の収入制限項目を外す、自宅出産をサポートするような助産婦の育成を進める、というのをまずやってみてはどうか。そんなささいなこと‥と思われるかも知れないが、今の日本の産婦人科は、妊婦には間口は広いが、独身の人には敷居が高すぎることがある。ほんとは、こういう子どもがいるのがよくて、独身が悪いとかいう考え方そのものを払拭させる必要があるのだけど、これは相当な時間がかかるし、短期間ではむずかしい。独身かつ特定のパートナーがいない人は、自分の身体の変化に気付かないでいることも多い。結果、定期検診さえ受けていればなんてことはなかったはずの病気が、もう手遅れになっていた‥ということだってあるのだ。ロハス世代をきちんと認めて取り込むように、病院以外の場所での出産に付加価値を与えるような努力をすべきなのではないかと思ったりした。あとはシンガポールみたいな、高学歴夫婦への育児補助金みたいなものの導入とか。あからさまでこういう政策はきらいだと思っているのだが、今みたいに、政府が奨励しているわけではないのに、自発的一人っ子政策状況になると、パイの取り合いが始まる。ひとりのこどもに四人のジジババだから、消費は上向きになる、などといった楽観過ぎる物の見方ができるのも、都会の話だろう。地方格差がありすぎる今の状況を、全体的にみないといかんなあ。。

わたしは結婚したいと思うし、子どもも一人くらいは生みたいと考えている。が、相手がいない/見つからない/出会いの場がない/そもそも男全般に対して敵意を抱いている‥あたりのどれかを適当に使い回して、「なぜ結婚しないのか」という問いに対する回答としています。端的にいえば、見た目100%の世の中に、不適合だからしょうがないじゃんか、ということになると思いますけどね!見た目も内面も救いようのない人に対する政策はないものか。まああったとしても、我関せずになると思います。

→inspired by "About a Boy."


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