«前の日記(25-10-2006 / Wednesday) 最新 次の日記(27-10-2006 / Friday)» 編集
2002|05|09|10|11|
2003|02|03|04|05|06|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|06|07|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|05|
2019|01|03|04|

  1. UtindDitStund (03-08)
  2. ね (10-30)
  3. ぜぶら (10-30)
lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

26-10-2006 / Thursday [長年日記]

_ マクドナルドのメニューに、マックフルーリーとかいうアイスが登場した模様だけど、これ、海外のマクドナルドでは、随分前からの定番メニューだったと思う。というのは、まだことばが話せないのと、まだ若くて一人でお店でごはんを食べる勇気がなかったころ、お昼はこのアイスだけ、夜もこのアイスだけ、という日々があったのだ。マクドナルドにいるわたしは匿名の外国人で、ただの旅行者に見えると思っていたのだ。ことばが通じなかったらどうしよう、なにか聞き返されたらどうしよう、という不安に駆られることがない。ことばが下手でも、始終びくびくしていようとも、ただの旅行者なのだといえば、すべてが許されるような気がしていたのだ。お金もなかったけど、いつもひもじいような気がしていたものだった。今、マックフルーリーを食べたら、懐かしい味がするだろうか。苦いかも知れない。バニラシェイクも長らく、晩ご飯にしていたと思う。もっとも、その後、わたしが住むようになった場所にはマクドナルドがなかったので、空腹で倒れる前に、なんとかふつうのお店でも注文できるようになる必要があった。それで、すこしずつ、次第に、ことばが話せるようになった気がする。懐かしい。みんなそんな道を通ってきたはずだったのに。きみもそんなことがあったはずなのに、もう忘れてしまったのかい?そう問いかけていれば、きみは死なずに済んだのだろうか。もう遅いけれど、明日、わたしはマックフルーリーを食べながら、きみに向かって尋ねてみるよ。もうなにも心配しないで、ゆっくりお休み。もうしんどいことは終わった。今頃、きみはなにを食べているのだろうか。なんでもおいしそうに食べていた姿しか、今は思い出せない。大きな体を丸めて、きちんと正座していた姿だけを、覚えていたいと思うよ。しんどかったねえ、ゆっくり休みや。

_ 登校拒否二日目。。といっても家で作業しているからよいのである。

この部署がだめな理由:愛がないからだと思う。あほかと思われるかも知れないけど、愛がなさ過ぎる。愛ってなに?と問われても、わたしにはそれに対する答えの用意はないのだけど、この殺伐とした環境にいて、なにかがおかしいと思えるということは、たぶん、まだわたしの精神はまともなのだということなのだろう。まともな精神は、まともな感情を欲するもの。

«前の日記(25-10-2006 / Wednesday) 最新 次の日記(27-10-2006 / Friday)» 編集
2002|05|09|10|11|
2003|02|03|04|05|06|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|06|07|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|05|
2019|01|03|04|