_ 20代後半で最初の結婚をして、法で定められた期間が過ぎた翌日に30代で再婚して、長らく駐在妻をしていたイトコが、40代で出産するという。ずっと年下のイトコとしては、うれしい。うちの母なども、結婚相手は日本人でなくても別に構わないというようになっている。こどもはいつでも生めばよいともいうようになった。相手がいてもいなくても、ということだろう。母たちの世代からすれば、何を考えているのかわからないような世代ではあるはずなのに、そんな考え方を口にするようになるとは、柔軟な思考だ。イトコは国家公務員をあっさり辞めて、再婚した。博士であってもなくても、好きな仕事をしてそれでしあわせならばよいではないか、とも言われた。学歴を活かした仕事探しにこだわらなくてもよいとも言われた。気楽になった。そんなわけで、悲観的な態度が長くは続かず、やはり潜在的に楽観主義ではなかろうかと思っていた自分は、間違いなく母の娘だなと思った次第。どこかで世の中をなめているように見えるかもしれないけど、なんとかなるものなのだろう。そうなると思っていれば。