_ そういや、こないだ上野千鶴子の「スカートの下の劇場」をぱらぱらと読み返していて思ったのだが、アクセサリも一種の、パンツですな。内側に装着するか外に見えるように装着するかの違いはあるけれど、女の人がきれいな肌着類を収集する理由として、だれかに見せるためではなく、単に自分が気持ちいいから(こんなにかわいいパンツを穿いているわたしなど)という理由がある。上野千鶴子はそのように書いているのだが、わたしもそう思いますね、断然。男どもはパンツなど凝視しないのではないか(それが趣味である場合を除いて)。わたしは靴下収集家でもあったので、何足も「勝負靴下」を持っていた時代がある(なんじゃそりゃ、ですね)。男どもは、「今日の靴下、かわいいね」とは言ったが(同様に、今日のイヤリング、かわいいね、とも言われたことがあったなそういえば)、以下略。イヤリングとかその他の装身具は、別に見せびらかすためではないのだと思う。自分にとっては、お守りとか験担ぎに近い。
_ 三月書房のブログで紹介されていたので、タワーレコードで「fado」というタイトルの、なんと10枚組1200円とかのCDを買う。す、すごい。安すぎる。というか、他のCDが高すぎるのか。FADOを聞かせるようなお店って、凸凹にないのかな。ポルトガルに行ってみたい。
_ ついにステレオがだめになった。CDプレーヤーが、CDを認識しなくなった。それまでは原始的に、叩いたり小突いたり、なだめすかして音を鳴らせていたのだが、もうだめらしい。ステレオを捨てて、もっと小さいのを買うか、どうか。。悩ましいけど、わたし、ステレオ派だからなあ。音が空気に広がる雰囲気を楽しみたいから、悩ましい。
_ 梅田の阪神百貨店に、cocotierという名前のアクセサリーやがある。1階のハンカチ売り場のねき。わたしはここのアクセサリーがとにかく好きなのだ。かわいい。そして不思議な魅力がある。神戸の工房で作られているというベネチアングラスを素材とするものが中心。こないだローラにワンピースを買いに行った帰りに立ち寄ったところ、ちょっとぶりっことちゃうかと思うくらいにかわいいイヤリングがあった。買う。もうお金もないのにこんな衝動買いはいけないのだけど。四条の大丸に去年あたりまであったフランスのアクセサリやは、もう撤退してしまったらしい。その跡に入ったのもやはりフランスのお店。といっても若い人がアトリエでひとつずつ作るもの。わたしはここで、つやけし銅の、薄緑のさやにはいったエンドウをモチーフにしたネックレスを買った。これもほんとにかわいくて、上品で、ものすごく気に入っている。でも最近のわたしはなんだかぎすぎすしているから、やー、アクセサリで癒されるということもめっきりとなくなってしまっている。余裕を持たねば。余裕を持たねばと思いつつ、一日一日。