_ 一昨日の朝、いつものように4時半に起きて、表玄関を開けて、掃き掃除をしていたときのこと。誰かが入ってくる。白い影。視線を下に落とすと、緑の目をした白い猫がいる。目が合うと、ああ、ごめんなさいと、振り返って出て行こうとする。をを、待って待って、うちは構わないのだから、どうぞどうぞと話しかけると、ううん、でもね、子どもをうむ場所を探しているのよとのこと。そういえばお腹がぱんぱんに張っている。なるほど、うちの二階のベランダなんかどう?結構、暗い片隅もあるから、いいと思うけどと声をかけてみたが、ねこは静かに笑って、出て行った。