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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

08-10-2007 / Monday [長年日記]

_ 手塚治虫のBuddhaを読んでいる。その人の未来を予言できるAssajiという子どもが登場する。だれかわたしの余命を予言してくれないだろうか。残りがあとどれくらいかを知れば、もっと積極的に生きようという気持ちになるのではないかと思うのだ。今と地獄と比べることができたなら、もしかしたらもっと落ち着くことができるのだろうか。


21-10-2007 / Sunday [長年日記]

_ 手塚治虫に刺激されたわけではないが、2週間ほど前から、いつも使っているメモノートにスケッチを始めた。最初はボールペンで、次は少し細めの水性インクのペンで書き始め、クレヨンで薄く色を塗っている。こちらでは水彩色鉛筆を使うのが主流で、クレヨンは多くても12色しかない。クレパスの感じのほうが好きなのだが、下手なので、単調にべた塗りになりかねない。フォトジェニックな風景が多い街だから、幼児の書いた絵の域を出ないものでも、なんとなくそれふうに見える。そのときの自分が見たものという意味で、日記と組み合わせて書いている。これで絵手紙なんか書き出したら、中年のおばはん街道を歩みそうになるので、あくまでもおしゃれを目指してちちっと、ペンを走らせている。わりと楽しいです。


26-10-2007 / Friday [長年日記]

_ バイク生活もすっかり板についてきたのだけど、すでに3回こけている。地元民でさえ震え上がるという難所の関所の県境で、坂道を上り初めて、順調に減速していたのに、40度くらいの坂道でこけた。あれあれ…という間にバイクが倒れ、下敷きになる前に車体から離れたものの、完全にこけてしまったバイクを起こすのがたいへんだった。あれ、一体、何キロくらいあるのだろうか。とにかく、人生で、あんな大きなものを自力で引き上げたことはなかったように思う。感じとしては、ピアノをひとりで押すか引くかするような。

3回目のときは、とにかく急斜面の中程で、実は引き返そうかと考えていたところで、油断が生じたのだろう。崖側に落ちなくてよかった。一生、発見されないであろう場所だったから。とにかく、ひとりしかいないのだから、ひとりで対処するしかない。ものすごい力を出してバイクを起こし、ねじれたミラーをみて、また冷や汗をかいて、乗らずに押して坂道を下りようとした。ところがバイクが動かん!アクセルをふかしてみても、ブン、と小さく唸るのだが、すぐに切れてしまう。焦って、だれかに電話しようと思ったのだが、そうそう、今日は小さなけんかをしたから、ひとりでこんな大冒険をするために、携帯電話をわざと家に置いて出てきたのであった。。なんてこと。。罰が当たった。

涙ぐみながら、冷静にバイクを点検してみたら、ギアがセカンドに入ったままだった。そりゃ、うごかんわな。一旦、バイクにまたがって、ニュートラルに入れ直してから、思い切って降下。死ぬかと思った。

いつもバイクで郊外の環状線を疾走しているとき、なにかの弾みで死んでもいいやと思いながら、走ってきた。予想しない場所でその一歩手前をのぞき込んだわけだけど、そのとき、もう少しだけまだ生きたいと思った。もうちょっとだけスピードを落として走らなければ。まだやることがあるんだなと思ったら、何ヶ月ぶりかで、ちょっと晴れ間が見えるような、そんな気持ちがした。


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