_ 手塚治虫に刺激されたわけではないが、2週間ほど前から、いつも使っているメモノートにスケッチを始めた。最初はボールペンで、次は少し細めの水性インクのペンで書き始め、クレヨンで薄く色を塗っている。こちらでは水彩色鉛筆を使うのが主流で、クレヨンは多くても12色しかない。クレパスの感じのほうが好きなのだが、下手なので、単調にべた塗りになりかねない。フォトジェニックな風景が多い街だから、幼児の書いた絵の域を出ないものでも、なんとなくそれふうに見える。そのときの自分が見たものという意味で、日記と組み合わせて書いている。これで絵手紙なんか書き出したら、中年のおばはん街道を歩みそうになるので、あくまでもおしゃれを目指してちちっと、ペンを走らせている。わりと楽しいです。