_ あちらこちらの病院に電話をかけたものの、妊婦用の新型インフルエンザワクチンの接種の予約を取ることができなかった。どこにかけてもワクチンが少なくて…と説明されるだけで、次はいつ納品されるとか、予約を受け付けておきます、などといった説明は一切なし。本当にいつ納品されるのかわからない模様。ぜったいに罹患しないという過剰な自信を持って乗り切るしかないようである。マスクはいつもしているし、手洗いうがいも励行しているわけだが、事業仕分けより優先して実施してほしかったことは、たとえば、少なくとも母子手帳を支給した妊婦には、その出産予定日に応じて、優先予約表などを配布するなどの対応。妊娠3カ月の人も妊娠8カ月の人も、もちろん妊娠していることには違いはないのだが、危機感が違うと思う。混乱することは予想されていたわけなのだから、事前にそういう対応をとっておけばよかったのになと思ったり。一部では使いきれなかったワクチンを余らせたりということもあるようだ。日本は今、地域医療にたいへんな格差が出てきていて、昔のように病気になっても安心な国だとは思えなくなっている。たぶん、想像力が欠如しているからなのではないかなと思う。「断る力」は別にみんなが持っている必要はないのだから、「想像力」を養う国家事業をおこなうべき。地方分権というのは成熟した国家にしかできないことじゃなかろうかと思われます(偏見!)。