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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

04-03-2010 / Thursday [長年日記]

_ 日本を出発してから一体どれくらいたったんだろう。。というくらい、疲れ果てています(笑)。わたしは使ってしまわないといけないマイレージと、某国からの帰国チケットがあったので、子どもとふたりで河童国回りで某国へ。河童国での一泊は、それなりにたいへんだったけど、全部事前にネットで手配してあったし、大きなアクシデントはカルガモさんが泣きすぎて、二回乗り継ぎの飛行機の出発を遅らせてしまったくらい(笑)ですんだ。予定通り、翌日、とりあえず当座の宿泊予定のホテルにチェックイン。なぜまっすぐに姑の家に行かなかったか。たいへん深刻な理由があった。同居する如月さんの妹夫婦の子ども(15ヵ月)が結核にかかっていることがわかったからであった。罹患していることがわかった時点で、一旦は某国帰国を延期することも考えたのだが、新生児はまだ免疫があるから大人よりかはかかりにくいことを日本の医師と助産師さんから聞き、日本とは違い、生後0ヶ月からBCG接種ができる某国ですぐに予防接種を受けて、とにかく姑の家には新生児をできるだけ連れていかないことで乗り切ることにした。こちらの人は子どもが泣き出すか泣き出さないかの瞬間に即座に抱っこしてしまう人が多い。わたしのように、何で泣いているのかを考えてからというのは、考えられないようで、日本にいるときから旦那に非難のまなざしを向けられていた。郷に入れば郷に従えで、わたしが抱っこし続けている限りは、夫の家族は子どもに手を出せない。そう考えたのである。その一方で、消毒のための洗剤や薬剤を夫の実家に届け、わたしはマスク着用で、子どもの祖父母との対面はなんとか無事に果たした。その日は夫の妹夫婦はたまたま用事で外に出ていたということもあり、病気に侵されている子どもはいなかった。そう、この国では結核患者は隔離されないのである。喀血して初めて病院に入院できるが、隔離病棟ではないのだ。家でうろうろとしながら、一年くらいかけて投薬で治療するのである。危険極まりない状況ではあるけれど、幸いなことに如月さんがきちんと周囲の人にわたしがどれほど結核を恐れているか、子どもになにかあったら、二度とここにはこないと考えていることを説明してくれた。だから姑も一度抱っこしただけで、もしかしたら彼女も結核菌を持っているかもしれないからと我慢してくれた。ちなみに夫もわたしもBCGを再接種する予定であった。夫の実家には泊まらず、わたしの下宿から時々、短い時間だけ村に連れていけばそれでなんとかなるだろう。これなら子どもの誕生のお披露目の儀式もなんとか乗り切れるかなと思った矢先、如月さんが交通事故に遭ったのである。

ホテルからわたしの借りている下宿に移動して数日後、一旦、村の実家に戻った如月さんが、夜になっても戻ってこなかった。どうしたのかなと思っていたら、電話があり、自転車と歩行者を巻き込んだバイクの事故を起こしたという。曰く、三叉路の右手から自転車に乗った中学生が前方に飛び出してきたのだが、これがふらふらと走っていたのだという。目撃者の多い場所であったらしく、みなが自転車が悪いと証言してくれたそうだが、バイクに乗っていて、この自転車を避けようとした如月さんが自転車の動きを読みきれず、自転車の後輪に接触してしまい、バイクごと倒れた。その左側を歩いていた女性が倒れたバイクに押されるように転倒したのだという。

如月さんは腰の骨にひびが入り、鎖骨を骨折し、膝を脱臼した。わたしが行ってもしかたがないから来なくてもよいというのは同感だったので、とにかくその夜は子どもとふたりでまんじりともせず過ごし、翌日、下宿の大家さんに子どもを預けて夫の様子を見に行った。驚くべきことに、夫は入院もせず、マッサージ師のところに行きたいという。頭ごなしに一喝しそうになるのを我慢して、どうしてもそうしたいならどうぞ、でももう二度と子どもを抱けなくなっても知らないよといった。だからなんとか明日は病院でもう一度レントゲン撮影をして、治療方針をしっかりと決めようと説得。それで昨日は、車で片道2時間もかかる山中の怪しい霊感マッサージ師のところへ。さすがのわたしもあほらしいと呆れるほど、神懸りですらない適当マッサージを受けて、如月さんはちょっとよくなったなどという。こちらの人はこういうのにすぐに頼る。それがいいとか悪いとかの問題ではなく、怪我や病気の程度によって、心理的な慰めを得るようにそういうのを利用する人が多いというのに、なんということやねん。でも夫の気持ちもわかるのだ。わかるからとにかく気の済むようにその治療を一回受けさせて、今日、これから病院にいくところである。そんなわけで、日本でいるときよりもさらに数倍、忙しくて、目が回っている。大家さん一家がほんとうに親切で、赤ん坊の面倒からわたしの食事の面倒まで全部、見てくれている。遠くの親戚より近くの他人ということばはこういうときに使うねんなーとしみじみしている。大家さんの末娘一家がお手伝いさん二人を連れて来てくれて、たまには外でごはんでも食べてきなさいと外に出してくれた。頭を空っぽにしてメールのチェックをしてさあこれからちょっと病院に行ってきます。こちらには休みにきたはずなんだけど、こんなにわさわさしているうちに、月末の帰国日が近づいてくるようです。当然のことながら、子どもの誕生祝の儀礼は延期。疲れに来たようなもので、またさまざまな夫婦の試練とかもあって、結構たいへんなんですよ、はは。。でも元気にしています。大丈夫です。


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