_ 全然、世の中の動きから外れたところで一人でごにょごにょとしています。思えばこの数年のわたしは、ずっとそのような感じで過ごしてきた。徒党を組もうにも、群れようにも、今、身の回りにとくに親しい人はいない。みな、いなくなってしまった。だからというわけでもないけれど、新しいことはそれなりに努力して知っているつもりだったのだけど、本来、自分以外のアンテナから取り込むべきような情報からすっかり疎くなっている。そのことに、長らく気がつかなかった。そしてまずいことになっているなあ、と思ったわけである。ひとりガラパゴス化していることに気がついたのだ。わが国の首相をみていて、思わずわが振りを直さなあかんと思ったりしてしまうほど、自分以外の他人とのコミュニケーションが断絶している。毎日学校に来ていても、そんなふうになることがあるわけです。別に意識して閉ざしているわけではないのだけど、そうなってしまっている。誰かに/誰かと何かについてじっくり話す、という行為から遠ざかって久しい。夫や家族を別にすると、今のわたしには誰もいない。誰もいないということは、ある意味、すぅっと消えてしまいやすい状況でもある。さびしいことだと考えるとどうしようもないけれど、自由ではある。ただし、挫けない強さが必要、あるいは感情を押し殺すような鈍感さが必要といおうか。十分に強いし、十分に鈍感やなあと思う。思うので・・・さて。