_ どうにも煮詰まってしまって、でも日本語で話したかったので、先輩に電話をかけてしまった。こんな中学生みたいなことで、こどもがふたりいる人に電話なんてしてはいけないと思っていたのだけど、「そういうふうにいってもらいたかった」ことばずばりで、慰めてもらった。そのことばがおとなの付き合いから出されたものであることは重々承知…なんて、かわいくないことは思ったりすまい。なにをあほなことをゆうてんねん、などと弾き飛ばさずに、きちんと話を聞いてくれた度量の大きさに、感謝した。もう煮詰まって煮詰まって、頭が高野豆腐みたいになっていた。今もまだ決して落ち着いてはいないけれど、ほんとうにどうしようもなくなったら、まだ少なくとも一人は、話を聞いてくれる人がいるのだから。そう思って、がんばることにしよう。一度、どこかで思いっきり、泣いてみたい。そしたらすっきり晴れるんじゃないかと、そのことだけを考えて乗り切るしかない。