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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

06-06-2011 / Monday [長年日記]

_ ろくがつむいかに雨、ざーざー降ってきてないのが残念。

朝、8時半に散歩出発。図書館に絵本を返却するために、例のカメが甲羅干しをしていた池とその北側にある別の公園の池を回るルートを取った。今日もカメとゴイサギが、彫像のように動かずじっとしていた。北側の池では、なぜか水面に埋め尽くすほどたくさんの50センチを超える体長のコイがざくざくと泳いでいる。なんなんだこれは〜、という光景。思わず、ぞぞーっと背中が総毛立つ。等持院大学の裏山のずっとずっと山奥に、小高い山頂が少し平らになっているところに、池がある。まだ三回生だったか二回生だったかの頃、仲良しグループ8人くらいで真夜中にその池を訪れたことがあった(まだ若かったので、夜中ずっと起きてて次の日ふつうに講義に出たりしていたものでした)。と、月明かりもない夜なのに、なぜか突然、水面がぞわぞわと波打ち始め、あっと思った瞬間、水面すれすれに銀色に光るもので埋め尽くされた光景をみたことがある。全員、叫び声を上げる余裕もなく、全速力で車を停めた場所まで走って、西大路に出るまでほとんど一言も話さなかった。ただただ今見たものがなんだったのか考える余裕もなく、とにかく何か明るい光があるところを目指そうとしていたのだった。その時のことをふと思い出したけど、幸いなことに今日の場合はまだ午前9時。怖くない。と、北側の池にもゴイサギが二羽とカメの親子が三匹、池の小さな小山に並んでいた。まったく微動だにしない。と、よくみれば、こちらはどうも置物のようだ。。石を投げて確かめたかったのだが、子どもの手前、我慢して図書館。今日は休館日と知っていたので、そのまま返却ポストに投函して、今度は電車に乗って別の駅へ。児童館へ行くつもりだったのだが、子どもがすっかり寝込んでしまっており、このままでは起こしたところで機嫌が悪いだろうと思ったので、次の駅で下りて市場で買い物をして帰宅。帰宅した途端に目を覚ますお約束。何冊も何回も絵本を読んで、疲れ果ててしまい、いつか寝てしまっていた模様。思い切り子どもに髪を引っ張られて、目が覚めた。


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