_ 子どもは動物が大好きなようなで、大きな犬もキャンキャン吠える小型犬も、睨みをきかせる野良猫も、みな平等に手を伸ばして、口に指を突っ込もうとする。なので、いつもその行動が開始される気配を感じると同時に、動物からなるべく遠回りして子どもを引き離す体勢に入る。それが時として、犬の散歩を引率しておられる方の気を悪くすることもあるようで、こちらの穿ちすぎの考えである可能性もあるのだが、明らかにむすっとした表情をされることもある。でもいちいちなにも説明しないし、さっと黙礼だけして通り過ぎるのである。子どもは動物も昆虫も分け隔てなく好む。いつか子どもがカエルを家に持って帰ってきたらどうしようか。。当面のわたしの恐怖はその日のことである。ほかの動物はなんとかこちらも対応できるのだが、カエルだけはほんとうにだめ。絶対にだめ。なのだけど、親の好き嫌いで、この世にはカエルという生物が存在しないような教育をすることにも疑問があるので、子どもにはカエル模様の食事用エプロンやトイレトレーニングパンツやら、果てはカエルの登場する絵本やらまで、意図的に接触を遮断するようなことはせずに与えている。おかげで子どもは、カエルの挿絵が絵本に出てくると、ウサギの挿絵を見つけたときと同じく、ぴょんぴょーんと、跳びはねるまねをするようになった。カエルとウサギは似ているから、触るんだったらウサギにしようねと言えば、聞いてくれるんじゃないかなと思っている。
_ 風邪がひどくなったので、昨日は昼から何も食べずにひたすら寝る。夕方、一日保育から子どもを迎えに行って、子どもには手抜き夕飯(圧力鍋でささっと炊いたカボチャ、昆布、オクラみじん切り、挽き割り納豆どんぶり)を食べさせ、午後7時過ぎには早々と就寝。途中、一度だけ目が覚めたけれど朝までたっぷり12時間、寝ることができた。それでもやっぱり、風邪は治るわけでもなく、頭の鈍痛と喉の痛みがほんの少しだけ和らいだかなという感じ。咳が出ないのが幸い。