_ いくら寝ても、いくら休んでも、ぺったりと貼り付いた疲れが取れない。
_ 口を動かさずに、舌先だけを動かしただけではき出されたようなお世辞のようなものを言われたのだが、あなたがそんなことを本当に思っているとはとても思えないという気持でいっぱいだったので、ついぞメールへの返信を書かないでいる。なんですぐに嘘だってわかることをわざわざ明らかにしたがるんだ。疲れてしまっているので、こんなふうにあまり明るい気持にはなれないでいる。鬼は外、鬼は外と言い続ければよいのだろうか。嘘くさい話をしている人がすぐにわかるようになったのは、自分が清廉潔白だからというより、どうかすればそちらのほうに流されてしまう体質が自分のものでもあることをわかっているからなのかもしれない。