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  1. ね (11-02)
  2. pyonpyon21 (11-02)
lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

01-11-2014 / Saturday [長年日記]

_ 仕事で、日本に帰国している。子どもを連れて、慌ただしく荷物をまとめ、ざざざーっと、不在中の授業代講打ち合わせを済ませて、ほとんど睡眠時間なしで、帰ってきた。久し振りの日本、大好きな11月。これ以上、なにを望もうか。子どもはあっさりと元の保育園の生活に戻り、子どもながらにもストレスもあるだろうに、元気に過ごしてくれている。もっとかわいがってあげたい。本当によくがんばっている。いろいろ問題はあるけれど、日本っていい国だなあと、しみじみ感じるのは、スーパーで売られているものの新鮮さとか安さとか。誰がなんといおうと、わたしにはなにもかもとても良質なのに、なんて安いんだ!と思えるのである。パーマやに行くと、それはそれは丁寧に希望の髪型を聞いてくれる、シャンプーの丁寧さには思わず、溜息がもれるほどであった。

いつか日本に帰るかも知れないし、ずっと帰ってこれないかもしれない。でもいつか帰ってこれたらいいな。少し長く、住むことができたらいいな。そう思ってがんばることができるような気がするうちは、もう少しがんばってみようと思った。短い滞在期間、できるだけたくさんの人と会って、リフレッシュしたい。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ pyonpyon21 [寝袋さん、おかえりなさい!どうぞゆっくりなさっていってくださいね。]

_  [ありがとうございます〜! 毎日、サンマとおそばを食べて、海外がいたのが嘘のように、また日本暮らしに戻っています。 某..]


21-11-2014 / Friday [長年日記]

_ 帰国して最初の週末、子どものご機嫌取りのためホテルのプールへ泳ぎに行った。子どもはこのホテルのプールが好きなので、なかなかプールから出たがらない。たまたま宿泊費も安いプロモーション期間中だったので、部屋も予約していた。安いけれど、古きよきホテルなので、浴室にはバスタブが据えられている。子どもをなんとか宥めて、部屋に戻ってすぐ入浴。子どもは上機嫌で、また来週も泊まりに来ようという。日本恋しい、帰りたいという言葉も、もう忘れてしまったかのよう。お風呂から上がると疲れたのか、もうご飯も食べたくない、このまま寝るという。外に簡単な食事を買いに行くけど一緒に行かないのときくと、ずっと部屋で待っていたいという。よほどに疲れている模様。大急ぎで渡井だけ外出してフルーツサラダとフルーツスムージー、思いついてカップヌードルみたいなものを買って戻る。子ども、スムージーを飲んだら、疲れてしまったのかすぐに寝てしまった。

翌朝、朝からプールに泳ぎに行くと言っていたのに、疲れたのか、朝食を食べてからにするという。テラス席に座って、庭で遊ぶ野鳥やちょうちょうなどを眺めつつ、のんびりと朝食。それからやっとプールへ。小一時間ほど泳いだら、子どもも満足したようで、部屋に戻った。ところがいざチェックアウトという段になって、子どもがまた泣き始める。曰く、おうちに帰りたくないとのこと。必死に宥め賺してタクシーに乗り込むという騒ぎがあったため、わたしはジャケットをホテルに忘れてしまった。

それから3日後、恩師が外国人の博士論文の外部副査になっているため、わたしの職場の大学へ来た。昼間から贅沢なレストランで食事を取り、そのまま子どもを迎えに行き、来るまで近くの大型モールへ。子どもは懐かしい日本人が来たというので、大はしゃぎで、先生の膝に飛び乗ったり、首に抱きついたり、背中によじ登ったり、びっくりするくらい恩師になついてしまっている。先生も満更ではないご様子で、子どもにあれこれと買ってくれる。夕食を軽く食べて、アパートの前の道路までタクシーに同乗して帰宅。走り去るタクシーのテールランプが見えなくなるまで、子どもは手を振り、やっとわたしを見上げた顔が、また涙で汚れていて、子どもを抱き上げたままで、アパートの部屋まで戻った。辛い別れ、我慢しなければいけないこと、たくさんの出来事が子どもの身に起こった。ひとつひとつとても受け入れられないと、泣きに泣いた子ども。よくがんばっているなあと思う一方、これ以上、我慢させてばかりじゃいけないと思っていたのにだ。その二日後、わたしはまた出稼ぎで首都に出てきている。子どもをもっともっと、かわいがってあげたい。甘えさせてあげたい。夕方、子どもからの電話は、張り裂けそうな子どもらしい泣き方というよりも、もっともっと悲しい、寂しい気持が一杯の声だった。そのことが、一層、辛い気持にさせるものだった。明日の夕方、子どもに会ったら、すぐに抱っこしてあげよう、そしてもう二度と手を離さないぞ。そう思ってわたしも必死に涙を堪えたのだった。でも絶対、子どものほうが辛い思いをしている。申し訳ない。


30-11-2014 / Sunday [長年日記]

_ 先日の出張時、宿泊先のホテルが、最近流行りのちょっと感じの良いビジネスホテルで、とっても居心地がよかった。部屋の天井がとても高いのと、床が白っぽい木材のフローリングだったので、窓の小さなことも全然気にならない。バスルームは、ユニットではなく、今時珍しい、凝った小さなタイル貼りだった。それもとても清潔で、さらに好感度上昇。必要最低限のファシリティーが整っていて、とっても素敵なホテルで、これからも出張のときはここにと思う。ドライヤーも1200Wあったので、いらいらしながら髪の毛を乾かすこともかった。でも一点解せなかったのは、スタッフが全員、なにかのコスプレをしていること。女性は全員、プラチナブロンドのボブスタイルのカツラを被っている。男性も、カツラこそかぶっていないけれど何かの戦隊物みたいなユニフォーム。そして全員、カラーコンタクトを装着している。そのことだけが、最初はなにやら不安にさせる要素であったのだが、近くに日本人向けの古本屋があった。値段も、日本の古本屋と同じくらいに安く、100円とか200円程度。絵本もとても状態のよいものがあったので、ついついあれこれ買ってしまったのだった。駐在員や短期出張とかの人のものだった感じで、状態もとてもきれい。ビジネス関連の新書も多かった。

帰りに日系スーパーで子どもの好きなさつま揚げ(店内で揚げている!)を買ったりなんかして、せっかく稼いだお金を浪費してきました!


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