_ 先月末からずっと、科研関連の調査で予算を使い切るという恩師、友人、知人などが途切れなく当地を訪れている。いろいろと久しぶりに話ができてわたしにとってはとてもよいリフレッシュのひとときとなった。今まで行ったことがなかった素敵ホテルのダイニングだとか西洋人御用達のビストロとかに行く機会があったり、あるいは当地ではどうしたって手に入れられないような、あったとしても関税がかけられて日本の数倍の価格が付けられているような食材をたくさんいただいたりした。とりわけうれしかったのは、たくさん本をいただいたこと。なかでも「沈まぬ太陽」(山崎豊子)は、ほとんど徹夜でアフリカ篇の二巻を読んだ。。で、続きが読みたくて読みたくて、居ても立っても居られなくなってしまっている。。続きがどうなるのかを知りたくて、人は本を読むのであるというのは、「ガープの世界」に書かれていたことで、一番大好きなセリフだ。久しぶりに、じりじりと、アマゾンの画面を見ては、日本だったら中古で1円なんだな。。こっちだと、新本で定価の2倍はくだらないものなあ、、とため息をついている。今度いつ帰国できるかは、文字通り、神のみぞ知るところであるが、真っ先に行きたいのは、ブックオフだなあ。。それからもうお金がなくなって明日帰国という日に、普通の本屋へ行こう。ブドウは酸っぱいと言い聞かせるにはそれが一番である。
関税といえば、外国人は郵便物には関税はかけられないとか。しかも国立大学で働いている人は、そういうのは一切免除されるのだそうだ。そのことを知ったのは、もちろんつい先日のこと。今まで無駄に払ってきた税金は、もちろん当然、返還されるすべもないこと。ぐつぐつと煮えたぎる感情を宥めるためにも、ああ、続きが読みたいものである。