_ 昨日から英語学校が始まった。夕方4時からと6時からのクラスがある。わたしは早いほうのクラス。で、会話試験の結果、上から3つ目のクラスになった。といっても、上級クラスが開かれなかったので、本当は上から5つ目のクラス、下から3つ目のクラスで、カテゴリーとしては初級者クラスです!実力だからもちろん納得。
こちらの人は、とにかくみな自信たっぷりに話す。英語を話しているアメリカ人風に話す。身振り手振りも、日常生活でも十分に大きいのに、さらに大きくなる。わたしはもちろん最年長者で、外国人で、あまりノリのよくない不思議な人というポジションを確保している。いつも聞いているBBCのニュースを意識して、わかりやすくゆっくりと正確に話すことを心掛けて、昨日は最初の授業に臨んだ。
先生は大学院生風の人で、とてもきれいな英語を話す。つまりほとんど母語の影響を受けていない正確な英語である。わたしが昨日の自己紹介で心掛けたもうひとつのことは、動詞の過去形とか三単現のsを忘れないで、ゆっくり正確に話すこと、だった。日本語の先生になってよかったことは、外国語を話すとき、ゆっくり話していいんだ、うまく話そうとしなくていいんだとわかったことかもしれない。発音も構文も、相手に伝わることが大事だから、できるだけ正確に、でも外国人風ということではなくてかまわないのである。そういうことをいつも学生に言っているわけなのだから、自分でそれがコントロールできなんてことはあってはならぬわけである。あとは、わたしが好きな学生のイメージを思い浮かべて、つまり、先生の言い方を真似すること。ちゃんとノートを取ること。
昨日の先生はとてもクラスコントロールが上手で、こちらの人にしては珍しく、板書が上手だった。どこかヨーロッパか東海岸に留学していた様子。100分の授業があっという間に終わった。英語を習いに行くのは10年ぶり?いや、まだブリティッシュカウンシルがあったころのことだから、もっと前か。とにかくボケ防止のためにもがんばるのである。