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  1. ねぶくろ (08-18)
  2. ペコ (08-18)
  3. ねぶくろ (08-17)
lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

18-08-2005 / Thursday

_ センチメンタル・リアリズム。

銀行に行ったり、おみやげをさがしにいったりするため、繁華街へ。太字のボールペンでノック式のものをおいているのは丸善だけなので、足を向けた。白いお知らせ板がある。10月のはじめに、閉店するとのこと。

丸善が閉店するなんてことがあるのだろうか。『檸檬』はどうなるのだ。まず、そう思った。動揺したままボールペンをあわててかい、二階の文庫売り場へ。どういうわけか、涙が出てくる。泣いてはいけないと思いながら、梶井基次郎を手に取った。大学一回生のときにも、ここで買わなくちゃ意味がないと思って、買っている。レジの横に、檸檬スタンプがある。店員さんが、よかったらスタンプもおしてくださいという。文庫本に押せばよかったのに、用意されていた白い紙に押した。手が震えてうまく押せなかったので、店員さんがきれいにおしてくれた。

栄枯盛衰というのかなんというのか。

わざわざ、檸檬の前でね、といって、友だちと文庫棚の前で待ち合わせをしたこともあった。文学少女ごっこ。梶井基次郎が特別なお気に入りではないのだけど、当時とは違う店舗だけど、檸檬のことを思い浮かべて丸善で本を選ぶのは、とても甘美だった。どれだけたくさんの本をここで買ったかと考えると、胸が苦しくなる。今時の本屋としてのセンスは、正直なところ、ブックファーストやジュンク堂には負けていたと思うけど、これは絶対に丸善にあるはずだ、と思う本はかならずあった。そういう信頼を裏切らない本屋だったなと思う。それと、とてもよく教育された店員さんたちのことも。洋書階の雰囲気とか。大学生協の洋書取り扱いの方がなにかと便利になったので、足が遠ざかっていたけど、村上春樹の英語本は、全部ここで買いそろえたような気がする。

ヴァージン・メガストアが閉店したときも、かなり辛かったけれど、それどころじゃないなあ。

今日、行っておいてほんとによかった。ぎりぎりで、センチメンタルな思い出を作ることができたことは、梶井基次郎へのオマージュだな。

_ 8月15日以降は、太平洋戦争の独立記念日などが相次ぐ。それに乗じて、いろいろな活動を起こしやすい時期でもある。バングラディシュの爆発、なんだか気になる。今回の経由地は、ちょっと失敗してハブ都市になってしまった。いつもは空港のカウンターで飛び込みでホテルを探すのだけど、今回はすでに派手なところをブッキング済み。バウチャーも届いてしまっている。経由便のチケットを受け取る都合上、そんなふうにしてしまった。まあ、何事もなければそれでよいのだけど。鉄則として、各国在外公館関係や省庁、大型商業施設などの集まっているところにはむやみやたらといかない、マクドナルドのある国の場合、できるだけ避けるとか、宗教施設にはできるだけいかない、とか。いつも気をつけているのはそれくらい。でも、そんなわけにはいかないことが多い。空港が一番、怖いような気もする。某人が昔、「空港をとおらずに外国にはいけないの?」と心配してくれたことがあった。今は昔。思うに、たとえば、宗教や政治がこわいのではない。むしろ、宗教的あるいは政治的であることのほうがこわいのだと思う。名を借りた行動を把握しないといけない。これを分けて考えないと、術中にはまってしまう。あと、もし巻き込まれるのなら、できるだけ苦しみたくないなあとか現実的に考えたりもする。今回は、いろいろ考えて、いつもよりも素晴らしい旅行保険を掛けた。自分のためというよりは、家族のために。ただでさえ、航空事故が多いから、気休めだと思って。ここでこうして、暗いことを考えておけば、お祓いになるだろうかと思って書いている。まあ、だいじょうぶだろう。

_ さて、終わった。ようがんばりました。

というわけで、またお会いする日まで。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ ねぶくろ [test.]

_ ペコ [丸善が閉店してしまうのですか! あまりにびっくりしたので書き込んでしまいました。 渡航、お気をつけて。]

_ ねぶくろ [おはようございます。Liさんかしらん? 10月5日だったか、10日だったか。。 先週まで、アルバイトを募集していたの..]


18-08-2006 / Friday

_ うーん。。

携帯電話の番号は次のとおりです。813-84766251

頭に適当な国番号を付けると、かかります。もう帰りたい。日本語でなにかしゃべりたい。お金がかかりますが、わたしと話してみたい人が折られたら、今なら、朝まで何かしらしゃべっているはずです。

_ 普段のキャパシティを越えているのがわかっているので、できるだけ、やるべきことをメモに書いて、いちいち見ながら確認してやっているのだけど、大ちょんぼをしてしまった。ホテルのセイフティ・ボックスになんと、ひゃくまんえん近くのお金を入れたまま、ずっと忘れていて、地方巡業に行ってしまっていたのだ。今日、街に帰ってきて、初めて思い出した。ある意味、途中で思い出していても、そうやすやすとどうこうできる状態ではなかったから、精神衛生上は、よかったのかもしれないけど。。これの何がまずかったかというと、わたしはセイフティ・ボックスに預けていたパスポートを取り出した際に、お金を取り忘れて、かぎをフロントに返してしまっていたということ。へへ。しかし、このホテルは、簡素ではあるけれど、この地域にしてはめずらしいくらいに安全で信頼のおけるホテルなのであった。それで助かった。ちなみに、わたしは以前に、電子辞書、パソコンを部屋に置き忘れてチェックアウトしたことがあった。しかもホテルの部屋のかぎを日本にもって帰ってきてしまったこともあった。。それでもいつも温かく迎えてくれる。ありがたいことであった。

チェックインしたとたんに、この現ナマのことを思い出したわたしは、最初、どこにしまったかまったく思い出せなくて、いやー、ほんとに、ありったけのマラリアの薬を飲んで死んだほうがましだと思うくらいに、パニクりました。自分のお金だったら、ショックを受ければよいだけなのだけど。

まあとにかくそんなことがあって、セイフティ・ボックスのなかに取り残された住友銀行の封筒を見つけたときは、思わず、係りの人と抱き合ってしまいました。それで、近所の高級菓子店で、棚にあるすべての種類のケーキを買って、フロントの人に謹呈した。考えてみれば、そんな取り残された封筒に気がつかないフロントの人にお菓子を謹呈するのって、おかしいのですが、流れ的にまあしゃあないです。それで思いっきり虚脱状態となっています。頭髪が全部、白くなるかと思った。こんなことセンセイには絶対に言えない。ただでさえ、要注意人物なのに、さらにひどいことになります。

あといつも胸ポケットに携帯を入れているので、靴を履いたりトイレに行くと、絶対、落とす。超最先端のすごい携帯のはずなのだが、なんかもう壊れたみたいだ。音がならなくなりました。


18-08-2009 / Tuesday

_ あまりの暑さにかき氷なんど喰って帰ろうかと思い、徘徊したあげく、結局、梅園へ。ところが迷いに迷って、別にさほどに冷たくもない特製渋栗あんみつを頼んでしまった。山のように盛られたかき氷を食べるはずだったのに。あそこは人を惑わすメニューがありすぎるのと、おいしそうなのだけ写真を掲載しているメニューがいかんような気がする。でもわらび餅とよもぎ餅がほんとにおいしかった。おいしいわらび餅は、スーパーなどで100円で売られているのとはまったく別物だ。

やっとこさ飛行機のチケットが取れて安心する。


18-08-2010 / Wednesday

_ 朝から大学病院へ。紹介状があったので、ほとんど待ち時間なしの予約時間びったしに診察室へ呼ばれる。事前に書いていた問診票と紹介状の内容についての確認があり、両耳の内診。聴力に関しては検査の予約を取ってからとのこと。予約を取る部屋へ向かう。と、予約できる日は来週で、検査結果に関する担当医からの説明は9月末日なのだとか。一旦、検査予約表を持って診察室へ向かい、今度は看護師さんから説明を受ける。曰く、乳児なので脳波を測定して聴力があるかどうかを検査するため、睡眠剤を飲ませるという。人によっては、乳児にそのような薬品を飲ませることを躊躇することもあるとかで、この検査を受けないことにする人もいること、睡眠剤は乳児に投薬しても副作用が少ないことは確認できているが、まったくないわけではないことを聞く。

一休さんは、確かに、中耳炎になってから、もしかして耳がよく聞こえないのかなと思われるようになったのだけど、それ以前にはなんの兆候もなかった。昨日の大学病院での診察でも、両耳の状態はまだよくないということがわかっている。まずは中耳炎が完全に治癒するのを待ってから、難聴かなと思われる兆候がまだあれば、そのときに睡眠剤を飲まなければならない検査を受ければよいかと考えた。もう少し情報収集してからその検査を本当に受けるかどうかを決めようと思っている。

_ 病院の後、近所の高校時代の友人とお昼を一緒に。小さい娘さんも一緒。3歳のお嬢さんはおしゃまさんで、とてもかわいかった。一休さんのことをあかちゃん、あかちゃんと呼びかけてくれて、一休さんもまんざらではないような顔つきで、愛嬌を振りまく。が、ひとたび友人が一休さんを抱き上げようとすると、雷鳴のような声で鳴き叫ぶので困った。食後、間違って、ゲーム機械がある場所を通過。おしゃまさんはどうしても人形をつかむゲームをしたいというので、一回だけという約束で挑戦したところ、あっけなくゲームは終了。今度はおしゃまさんが泣く。「もう一回だけ、もう一回だけ〜」「あかん、あかん、ここは人を破産させるところやで」「もう一回だけ、もう一回だけ〜」「おかあちゃんはもう帰るよ、一人でここに残りなさいね」「え〜なんで〜、親子やんか〜」。最後のセリフを聞いて、大爆笑してしまった。3歳くらいになれば、一休さんもこんなふうに直立二足歩行ができて、「親子やんか〜」などというのだね。。

帰宅後、一休さんはどういうわけかたいへんご機嫌さんで、なかなか昼寝をしてくれなかった。わたしのほうが疲れて、先に寝てしまい、起きたら一休さんがひとりでもくもくと新聞の広告を破いて食べていました。そんなところに広告を放置していたわたしが悪いのですが、一休さんはたいへん満足そうに(きっとおなかいっぱいにたべたんだろうな〜)きゃっきゃとしていました。


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