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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

04-07-2017 / Tuesday [長年日記]

_ またヨガをするようになった。ちょうど10年前、一所懸命に取り組んでいたころは、ほとんど精神的におかしいんじゃないかと思うくらい、朝晩、ものすごくストイックにヨガをしていたのだった。だから、そのときとおなじくらい、今、何かに取り憑かれているんじゃないか・・・と我が身を振り返れば、確かにそうなのかもしれない。今、いるところから抜け出したくてたまらないのだ。忘れたいとも言えるかもしれない。なぜかしら、ちょっとおかしい職場にばかり勤める羽目になるのは、わたし自身がふつうじゃないからなのだろうか。たしか前のブラックな大学にいるときにもそう思ったのだが、今度の劣悪さは、その比ではない。またそれで被るストレスも普通ではない。どうしていつもこうなのかしら。。。久しぶりにどんよりと灰色のことを日記に書いているような気がする。まいった。


05-07-2017 / Wednesday [長年日記]

_ 夜はできるだけ早く寝て、朝も早起きをして、ひたすらヨガ。忘我の境地に至るためにということなのだけど、いつも邪念が襲ってくる。まあ仕方がないんだけど。。昨日、『愚行録』を読み終えた。後味が悪いミステリーのことをイヤミスというらしいが、貫井徳郎の小説の多くは、そんな感じのものばかりのような気がする。だから湊かなえの登場で急にクローズアップされたイヤミスという言葉だけど、そういう小説は今までもたくさんあったのだと思う。決してイヤミスカテゴリーではないのだけど、多島斗志之の小説も、少し、そういうところがある。とくに海上タクシーのシリーズは、瀬戸内海の穏やかでさわやかなイメージとは正反対の、じっとりと湿り気を帯びた日の当たらない側の手触りとか空気感が行間から立ち上がり、本を読んでいる空間に立ちこめるような錯覚する覚えるほどだったと思う。作家自身の失踪ということも相まって、3D小説として、多島斗志之を位置づけています。。もう新しいのが読めないのはとても残念。まだどこかでお元気でいてくださったらよいのだけど。。そして今なぜか手元には、『ずっとお城に住んでいる』もあります。まだ読んでいない。読むのが怖いというのもある。『くじ』はそれほど怖いとか気持ちが悪いと思わなかった。事情があって最後まで読まないうちに、返さなくなてはならなくなった本が、『わたしたちが姉妹だった頃』。おもしろかった。こういう小説は、アメリカでしか生まれてこないだろうなあと思った。最後、三分の一、ぜひとも何とかして読みたい。切ない、と思った。最後、どうなるのかな。。

というわけで、少しだけど、新しい本も読んでいる。もっとざくざく読みたいのだけど、なにかに渇望している状況こそが、現状を変えようとする最大のエネルギーだと思ってですね(笑)、これでいいのです。この蟻地獄から早く脱出できるよう、ハードヨガライフと活字中毒を原動力として、なんとかがんばります。とかいいつつ、昨夜は、久々に中島敦の『山月記』を読んだ。わたしは虎になるほどに、自分に自信もなければ、逆に誇りもないわけだけど、ともすれば、現況に甘んじていてはいけないと気持ちを奮い立たせるときに、自信過剰とはいわないのだけど、それに近い気持ちになったりもする。そういうはだめだ、と頭ではわかっている。だから、ときどき『山月記』を読んで頭を冷やすのだ。


16-07-2017 / Sunday [長年日記]

_ ちょっとテスト。


17-07-2017 / Monday [長年日記]

_ 子どもが日本に帰っているので、今はひとりで暮らしている。同じアパートの子どもたちもみなこの期間は日本へ戻り、体験入学をしている。つまり今は、家族全員、ひとりひとり違う国で暮らしているというわけだ!ひとりなので、これがいつもの某国にいるのであれば、外食するほうが断然、安上がりである。しかしこの内陸国は、コメントのしようがないほどに、物価高の国。こまめに自炊をするに限るというわけで、ひとりになってからの外食は、週末の買い出しの際に市場で食べるワンプレートディッシュばかり。・・・でもそれだと、なんとなくつまらないので、ときどき道端の焼き鳥を買ったり、欧米人御用達のカフェなどで、小さいケーキを買ったりはしている。。でもなんとなく満たされない思いがするのは、やはり、子どもと離れているからなのだと思う。

_ アパートの上の部屋が空いたから、誰か人を紹介してほしいと大家から連絡があったのが、4日前。ちょっと考えて、昨日、その部屋を見せてもらった。わたしたちのアパートは奥行きの5分の3くらいの位置に、屋上までの吹き抜けとエレベーターがある。吹き抜け部分には、ちょっとした広場になっていて、適当にここで座ったり、人を待ったりとか、そういうことができるようになっている。この吹き抜け部分を除いて、さらに奥行きの5分の2くらいまでの部分に、7階まで部屋がある。表通り側が表の部屋、奥にあるのが裏の部屋と呼ばれている。裏の部屋は南向きである。わたしの部屋は2階にある。この2階にある部屋は吹き抜けに面した窓と、部屋の奥に面した部分にしか窓がない。街中で、ひときわ高層のアパートなので、屋上からの景色はすこぶるよい。主要な観光地がすべて一望できるのである!一階の表部分は銀行なので、セキュリティーは問題なし。ただ、今の部屋はちょっとばかり、暗いのである。その理由は両隣の建物が二階建であるため、わたしの部屋には玄関部分と奥の部分の窓しかないからだ。といっても窓の大きさはどれも一間分ある。だから明るくないというのはただしくない表現かもしれない。でも昼間は電気をつけなければちょっときつい。それで上の部屋を見せてもらいに行ったのだった。

すると、上の部屋は四方にまどがあって、風が入ってくるという点では申し分なかった。ところがベッドをはじめ、主要な家具がとても使えるようなものではなかったのだった。壁も塗り替えていないし、全体に使用感満載。なるほど、今の部屋の住人はずっと日本人だったからきれいだよと、入居時に大家さんに言われたことの意味はこういうことだったのかと納得したのだった。それに今の部屋は、入居時に開口部にはすべて網戸を張ってもらっている。ベランダに出る部分は扉も網戸のドアをつけてもらった。それになによりも、部屋の中は、良くも悪くも日本人のにおいがする。家具とかそういうのは慣れたらなんとでもなるものだし、部屋のにおいだって、わたしたちが入れば早晩入れ替わるはずだともわかっている。でもつまり、第一印象が悪かったのだ。上の部屋はさぞかし明るくて感じのいい部屋だろうなとずっと思っていたのが全然違った、今のところが結局一番良い部屋だったことがわかったということだ。まるでチルチルミチルである。

とにもかくにも、そういうわけで、内見から戻ってきて、部屋を見渡すて、やはりこれよりよい部屋はないよねええ、とひとりごちたのだった。


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