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  1. ぜぶら (11-15)
lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

05-11-2007 / Monday [長年日記]

_ 種蒔く人となる。みなで一斉に斧を振って雑草や草本類を片付け、鍬を入れた。来週は、わたしが施主となって、定礎の石を置く。前夜には、儀礼。これで建築が始まる。先週は、バイクのスタンドで、左足の生爪をはがした。失神、悶絶、阿鼻叫喚。どれをとっても足りない痛さ。死んだ方がましちゃうかと思ったものの、まあこれで当分、バイクのスピードは出せないだろうし(左足で変速していくので)のろのろと道路の端っこを走るしかない。座っても痛い、立っても痛い、何をしても痛い。でも、まあ、なんとか。


06-11-2007 / Tuesday [長年日記]

_ ちょっと心配していたこと、無事にクリア。叱られるんじゃないかと、この二日間ほどほとんど食事もできなかったりしたのだけど、わたしの思い過ごしということがわかって、ほっとしたところ。ちょっとおどおどし過ぎだ。


08-11-2007 / Thursday [長年日記]

_ 首が長い女の人って、きれいに見えるなあ。わたしは猪首ではないけれど、猫背気味なので、首が短く見える。。もう10年くらい前に、美容室のお姉さんに、「あなたは首が長いし、足の甲も高い(甲高ではあるが、幅広・扁平ではない)から、きれいになろうとする努力次第よ」と、いささか唐突気味に言われたことがあった。美容室は、市内には、あちらこちらに支店を持つが、どちらかというと堅実な奥様、もしくはおばはんをターゲットとしたところであった。わたしは、ただ家から近いというだけで、そこに通っていただけだった。そのお姉さんは、その美容室のほかの美容師さんたちに比べると、少々、垢抜けしていて、無駄話をしない人であった。だから、お姉さんの助言は、もしかしたら、わたしの受け止め方次第では、啓示というのか、ものすごく意味のあることばだったのかもしれない。しかしながら、当時のわたしは、人のことばは270度くらいにひねって受け止めるのが好きであった。だから、うれし恥ずかし思いつつ、でも恥ずかしさを出すこともせずに、ふん、という感じで聞き流したのだった。

今、某国で毎日、強烈に忙しいけれど、健康に堅実に規則正しく過ごしている。もちろん、精神の静寂は未だ訪れず、いつも動揺しているかおっっかなびっくりか、はったりかましたれー、という毎日でもある。それでも他人から見ると、随分と変わったらしい。やせこそしないけれど、毎日のヨガもどきの体操と菜食主義(でも昨日は、羊とサカナを食ったが)のおかげで、健康そうに見えるらしい。健康というのは、「太っている」の隠語としてこちらでは使われている。なのでまだ太いわけだが、髪型が大きく変わったので、受ける印象が違うらしい。つい3ヶ月前に初めて会ったような人が、久しぶりに会うと、まあ、あなた雰囲気が全然かわりましたね、、などという。幸せというのからはほど遠い逆境にあるけれど、それなりに安定しているということなのだろうか。毎日、一度は、辛いことがあって、泣くことも多い。しかしそれでもどこか相変わらずのどんぶり勘定人生のおかげで、なんとか均衡が取れていると言うことなのだろうか。人に言われるほど、幸せではない。それにもかかわらず、暮らしていける。それこそが幸せということなのだろうか。よくわからないけど、今は、バイクで思い切り飛ばして、気に入った風景があれば、そこで止めてお絵描きをするのが楽しい。小さな幸せだ。確かかどうかはわからないから、小確幸とはいわないけどね。


15-11-2007 / Thursday [長年日記]

_ あーっという感じで。

3日間泣き暮らした。よくここまで泣けるもんだと思った。涙はきちんと拭かないと、ほっぺたがひりひりとするということがわかった。こどものほっぺたが、がびがびになっているのをときどき見るけど、泣くからなのだな。おとなもがびがびになる。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ ぜぶら [おやおや、どうしました? 確かに涙は塩分が高いです。 この前泣いたら、一挙に目の回りがアトピーに。]


26-11-2007 / Monday [長年日記]

_ 3日間、泣き暮らして、ちょっと元気になってから、バイクで遠出をした。テラコッタの焼き物を買いに。ちょうどよいおおきさの両手鍋があったので、重たいのをよっこらしょとバイクのハンドルに引っかけて、ゆっくりゆっくりと帰ってきた。七分搗きの玄米と白米の冷やご飯があったので、作り置きの煎り番茶で、ニセの茶粥を炊く。岩塩を少し、卵を入れて、葱を刻んで散らせてから、レンゲでゆっくりと食べた。土鍋は火から下ろしても、いつまでもぐつぐつと音を立てる。はふはふと食べながら、また少し泣き、おなかが一杯になったら、水浴びをして寝た。寝ているのか起きているのかわからないような日が何日も続いた。起きては泣き、泣いては寝て。先週の中頃から、少しずつ、状況が変わってきた。変えようと思って、自分が変わる努力をしたからなのか、そういうわたしの状況をみて、相手が変わってくれたのか。今は泣いていない。

半年ぶりに首都に出てきている。今いる場所では買えないものを、思い切って散財した。日本食の食材を買いたかったはずなのに、部屋に帰って見てみれば、紅茶とかハーブティーばかりだった。

先週の金曜日に、王家の墓所を訪れた。胸から下だけを布で覆う正装。同行の西洋人は、断固と拒否しながらも、なおかつ聖地に入りたいと、墓守に訴えた。「こんな恥ずかしい格好はできない」という。徹底的に議論で何かを変えようとする人と、えいままよ、と流されていく人がいる。泣きながらも抵抗するわけではなく、流されていくわたしのこの状況を、この西洋人に説明したら、なんと意見するだろうか。人とどんなふうに関わっていくのか、毎日、試し試されているような気がする。


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