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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

07-08-2007 / Tuesday [長年日記]

_ いろいろとあって、戻ってきたのは元の本拠地でして、いまだ某国滞在中です。ホーム、ありませんので(!)もはや左遷かと(笑)。なんやかんやと伝導団が相次いでやってきたので、ほとんど自分の生活をしていません。御殿な家に、大家さんに懇願して買っていただいた冷蔵庫がやっとこさ入ったというのに、ほとんど活用できず、いつも店屋物ばかり食べています。それでやっぱりまた太りつつあります。ヨガタイムが確保できず、ベッドに倒れたそのままの姿勢で朝を迎える毎日。電気も消さずに。床掃除だけはきちんとしているのは、そうでもしないと果てしなく怠惰な部屋になってしまうから。ときどき様子を見に来てくれる大家さんの手前、やはり脱いだ靴下とかが散らかっているのはまずいだろうなという羞恥心が辛うじてあるうちは、まだ大丈夫かなと思っています。ああ、こりゃこりゃ。


08-08-2007 / Wednesday [長年日記]

_ SAL便で送った荷物が、大体3週間で着いた。早いものだなとびっくりする。もっとも送っては見たものの、一度も箱を開けないままに帰国するのではないかという危惧も、若干、あったり。

旅人カフェで氷室冴子の本を発掘したので、借りだして読む。日本語に飢えているのかも。日本から電話してくれた友達と、長話してしまったり。一見、穏やかな毎日。でも気をつけないと、流されて流されて、どこかへ行ってしまうのではないかとときどき不安になったり。


28-08-2007 / Tuesday [長年日記]

_ 飛行機3時間遅れ。チェックインのときにお弁当を渡されたので、すぐに食べた。大きな箱を持ってうろうろしていたくなかったので。が、保存料の味しかしない強烈なお弁当であったため、ふたくちだけ食べて、一旦、外に出る。カフェでコーヒーとアップルパイ。空港に来たときくらい、贅沢したいとか突然決めたりして。時間つぶして、クーラーで冷え冷えのボーディングルームへ移動。そこで寝る。国内線としては、かなりデラックスな機体に当たったようで、シートの座り心地がとてもよろしい。ところが、ほとんど野生のサル並のしつけしか受けていない恐るべき幼女の隣に座席が当たったため、90分間、踏んづけられたり、耳元で金切り声を聞かされ続けたり、ゆさゆさとシートを揺らされたりして、頼むから途中でおろしてくれ、という気分になった。周りの客もほとんど切れかけていたのだが、あとでわかったことは、この幼女は、陸軍の偉い人のお孫さんなのだとか。だれも注意できなかったのであった。

すぐにあちこち移動。大学院の人が来ているからというので、わざわざこちらから電話かけて、どうですかとか聞いたり、なんかいろいろ歩み寄ったところ、忙しいからまたにしてください、っとかM1の人に言われたりして、余裕のない人は伸びないよー、とか心の中でつぶやく。まあそんなものなのかなあ。。いやもごもご。。間違っているよなあ、とか思ったりしながら、大学を出て、こっちの旧友と連絡取って、食事へ。おいしい。いつもいる街は、とにかく甘めの味付けが有名なところである。何を食べても甘い。あまいお料理は好きなのであるが、さすがに参っていたので、渋い辛さの街に戻ってきて、なにもかもおいしくいただく。

ちょっとよいバイクを買ったので、人のバイクが気になる。もう二人乗りできなくなるのはいやだから、そのようなものは買わなくてもよろしいと反対した人も、自分のバイクはきみの家においておいて、これでこれから出かけよう、というふうに気分を切り替えたようで、なんやかんやと蘊蓄をたれるようになった。

夕方、うちの客間で、ロウソクの灯りだけで、ずっと話をする。玄関先にバイクが二台、向かい合ったイノシシみたいなシルエット。かわいい花柄のヘルメットを被って、えっちらおっちらと、あちらこちらへ出かける。ガスステーションでは、お兄さんが親切にしてくれる。走っていると、追い抜いていくときに、声を掛けていくひとが多いのもおもしろい。考えるのがめんどくさいことはすべてあとまわしにして、ノルマをこなす日々。もういくつ寝ると帰れるのだろうか。どこに?旅はまだつづきそうだ。


29-08-2007 / Wednesday [長年日記]

_ 風邪に効くかなと思って、怪しい足つぼマッサージ屋へ行ってみた。受付に、ジャニーズ風の髪型の青年の写真が貼ってある。どれか選べというので、野村義男風の写真を指さしたら、出てきたのは、船場太郎みたいな人であった。それでも22才だとか。若い。足をお湯に浸して、まずは軽くもみほぐしてくれる。前にも書いたように思うのだが、マッサージというのは、ほんとにほぐしてもらって気持ちいいという部分に加えて、誰かに触れてもらうことによる効能のほうがメインなのではないかと思っている。今日の若いおにいちゃんは、その点では、あまりにも「若すぎる」ようであった。もうちょっとうそでもいいから、昔、若かったおねえちゃんの足を揉んでいる、わあうれしいなあ、というそういう気持ちを持ってくれればよかったのだが、(なんかこのおばはん、えらい肩は凝ってるは、ツボを押すとうなり声を上げるは、鬱陶しいのうー)という気持ちがむんむんと伝わってきて、あんまり楽しくなかったです。もっと楽しくやろうよー!などと思うのも、わたしが大年増になった証左か。で、旦那は今どこで何をしているのか(昼間っからこんなとこきやがって、まったく今時の主婦は)と尋ねるので、まだ生娘だ(という某国語)と答えて、子どもは何人いるの?と返した。こちらの人は早婚だから。と、俄然、この青年はわたしに対する戦略を変更した模様で、あなたのそばに置いて欲しいというようなことを遠回しに言うようになった。一昨日来やガレ、という気持ちを隠して、足つぼマッサージが終わったら、オプションも頼まずにそそくさと店を出た。おねえちゃんは、気難し屋なのである。

_ 一週間前からのひどい風邪が、この旅行の間にさらにひどくなる。ちょうど先週、バイクに乗って遠出するときに、ジャケットを着るのを忘れていた。日光は強烈だし、わざわざ着るまでもないかと思って、気分よく乗っていたのだけど、あとできけば、そうやって初心者は長時間、風にさらされ続けて、風邪を引いてしまうのだとか。日本で言えば自動二輪。キックでシフトを上げていくのであるが、そうやって神経を集中させているから、冷たいとか暑いとか、そういうのは滅却される。それが穴なのか。

凸凹大保健センター仕様の薬は全部服用してしまったので、現地で恐ろしい薬を買ってみて飲んだ。薬物肝炎にならなければそれでOKと決め込まないと、とても恐ろしくて飲めないのであるが、やむを得ない。

お世話になっている家は、お風呂のお湯が出ない。頼んでお湯を沸かしてもらって、バケツ行水。寒い。

考えるべきこと、山盛りなのであるが、先延ばしにしている。そうやって放っているメールももう頂上も裾野も見えなくなってしまった。

_ お風呂に入りたい。。。首までお湯に浸かりたいです。


30-08-2007 / Thursday [長年日記]

_ 昔からのことなのだが、よく小さな白い子ねこが、ある朝、突然、目の前に現れる。いつも大概、瀕死の状態。どんな病気をもっているかわからないから、当地で動物に触れることは控えるべきなのであるが、足下にみゃあみゃあとやってくるものを、拒むのはむずかしい。昨日も、ダイニングルームで朝食を食べていたら、ねこが来た。白い毛並みが貧相に乱れている。ところどころにミルクティーの色をした模様がある。尻尾は短くて丸い。珍しい。お手伝いさんに尋ねると、今までに来たことのないねこだという。昔、村に住んでいたときも、やはりひわひわのねこが突然、二階のわたしの部屋に来たことがあった。わたしの役割としては、お湯で溶いたコンデンスミルクを作ってやって、ゆっくりと飲ませてやることだけ。おなかがいっぱいになったら、どこへともなくねこたちは去っていく。そして二度と現れない。元気でいてくれたらいいなと思う。


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