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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

01-02-2013 / Friday [長年日記]

_ いくら寝ても、いくら休んでも、ぺったりと貼り付いた疲れが取れない。

_ 口を動かさずに、舌先だけを動かしただけではき出されたようなお世辞のようなものを言われたのだが、あなたがそんなことを本当に思っているとはとても思えないという気持でいっぱいだったので、ついぞメールへの返信を書かないでいる。なんですぐに嘘だってわかることをわざわざ明らかにしたがるんだ。疲れてしまっているので、こんなふうにあまり明るい気持にはなれないでいる。鬼は外、鬼は外と言い続ければよいのだろうか。嘘くさい話をしている人がすぐにわかるようになったのは、自分が清廉潔白だからというより、どうかすればそちらのほうに流されてしまう体質が自分のものでもあることをわかっているからなのかもしれない。


04-02-2013 / Monday [長年日記]

_ 大学の隣の神社まで、子どもと出かける。昔々の在学中、みんなで出かけたときの記憶がごっそりと抜けている。鬼を見に行ったとき、一緒に行った友だちがわたしを肩車してくれた(!)のでよく見えた〜ということを、ぱっと思い出した。子どもはたこ焼きが大好きなので、たこ焼きを買い、図書館の見える場所に座ってのんびりふたりで食べた。その後、歩いて歩いて歩いて、節分の行事がある神社をいくつか回る。おみくじもたくさん引いた。なんだか節操のない日本人。子どもは神社に入る前に手を清めるという行為にとりつかれてしまい、その後、百貨店に入る際にも手を洗おうとする始末となった。家に帰ってから、しずかに南南東を向いて恵方巻を食べた。子ども、なんだかわからないけれど、手でごはんを食べるのはおいしいなあという風情で、楽しげにしていた。

夜、図書館で借りてきた推理小説を一気に読み、頭が痛む。「警視の死角」(おもしろかった!)、「死者のあやまち」「葬儀のあとで」。あとのふたつはクリスティ女史。最初のはもう長く続いているシリーズの最初のほうの傑作と言われているもの。わたしの好きなタイプの推理小説。つまり、あまり人が死なず(といっても、都合、3人が死ぬんだけど)、余計な情報がたくさん書いてある類いのもの。余計な情報というのは、登場人物の描写がたくさんあるということ。もっとどっさり本を読みたいな。三冊読んだら、さすがに気分が悪くなったので、ぐっすりと眠れた。

_ 大学の隣の神社まで、子どもと出かける。昔々の在学中、みんなで出かけたときの記憶がごっそりと抜けている。鬼を見に行ったとき、一緒に行った友だちがわたしを肩車してくれた(!)のでよく見えた〜ということを、ぱっと思い出した。子どもはたこ焼きが大好きなので、たこ焼きを買い、図書館の見える場所に座ってのんびりふたりで食べた。その後、歩いて歩いて歩いて、節分の行事がある神社をいくつか回る。おみくじもたくさん引いた。なんだか節操のない日本人。子どもは神社に入る前に手を清めるという行為にとりつかれてしまい、その後、百貨店に入る際にも手を洗おうとする始末となった。家に帰ってから、しずかに南南東を向いて恵方巻を食べた。子ども、なんだかわからないけれど、手でごはんを食べるのはおいしいなあという風情で、楽しげにしていた。

夜、図書館で借りてきた推理小説を一気に読み、頭が痛む。「警視の死角」(おもしろかった!)、「死者のあやまち」「葬儀のあとで」。あとのふたつはクリスティ女史。最初のはもう長く続いているシリーズの最初のほうの傑作と言われているもの。わたしの好きなタイプの推理小説。つまり、あまり人が死なず(といっても、都合、3人が死ぬんだけど)、余計な情報がたくさん書いてある類いのもの。余計な情報というのは、登場人物の描写がたくさんあるということ。もっとどっさり本を読みたいな。三冊読んだら、さすがに気分が悪くなったので、ぐっすりと眠れた。


05-02-2013 / Tuesday [長年日記]

_ 「1号線を北上せよ」(沢木耕太郎)。ー誰にだって、人生の1号線を北上するときがあるーというようなことばが、最後の方に出てくる。その言葉を折に触れて思い出すことが多かった2012年だった。一気に再読した。沢木耕太郎はホーチミンから北上してハノイを目指したけれど、わたしはハノイから南下してホーチミンを目指した。あの旅での自由さを、懐かしく思うことがよくある。特にハノイの朝。何を食べるかも決めずに、毎日、人がもくもくと、白い息を吐きながら食べている屋台を見つけると、わたしも風呂の椅子のような小さな椅子に腰掛けて、ー同じものをーという万国共通のジェスチャーで注文して、いろいろなものを食べた。楽しかった思い出しかない旅というのは、なかなか珍しいことだから、よく思い返すのだろうか。もちろん小さなごたごたはいくつかあった。でもそれも含めて、徹頭徹尾、楽しい旅だった。またいつかぜひ行ってみたい。今度は子ども連れで。


13-02-2013 / Wednesday [長年日記]

_ 個人的には和食のおかずをいくつか作っておいて、温かいごはんと一緒に食べるというのが好きである。子どももお味噌汁が大好きで、お造りの魚も臆することなくよく食べる。そういう食生活が理想なのだが、実際には、ごはんと納豆(子どもの大好物)とお味噌汁あるいは干物プラスもずくとキュウリの酢の物(これも子どもの大好物)というメニューだとまだよい方、ごはんとうどん(!)とか、ごはんと湯豆腐(!)というメニューが多い。子どものくせに、たこさんウインナーみたいなメニューが好きではないし、マカロニとかシチューも好きではない。好きなのは、白菜と薄揚げのおひたし、野菜たっぷりのお味噌汁、釜揚げシラス関係という子ども。辛うじて、カレーが好きなので、ちょっと助かっている。焼き魚よりも、釜揚げシラスやちりめんじゃこが好きだというのは、経済的にはひじょうに助かる。おかあちゃんのお財布事情をよくわかってくれているとありがたいけれど、今からそんなにものわかりよくなくても大丈夫だよ…と言ってあげたい気もする。


18-02-2013 / Monday [長年日記]

_ パートの職場を変えた。週末をどうしても休みにしたかったからなのと、50円でよいので時給が高いところに行きたかったからである。少し前から派遣会社に登録したり、オンラインでいろいろ情報を探したりして、結局見つかったのは你好仕事での検索。やっぱり你好仕事なんだよなあ。すぐに応募して紹介状をもらって面接へ。なんだか手慣れたものになっている。で、いろいろあって採用してもらえた。今回は初めて工場のラインに立つ。ずっと立ち仕事というのは別にかまわないのだけど、ずっとラインに集中するという仕事で、寝てしまわないかと少しだけ不安。実際、寝てしまって、解雇された人の後釜なのである。でも2ヶ月経ったら時給が上がるというし、がんばろう。

夕べは、子どもの髪を切った。耳を半分出して、後ろは少しだけ段差をつけたショートカットの子どもは、3歳のときのわたしとそっくりで、思わず笑ってしまった。「おかーさんにそっくりやで!」というと、子どもは「ママがそっくり!」という。噛み合っているようないないような会話で寒い夜を吹き飛ばした。

今朝、子どもは、おちびさん@安野モヨコみたいな、顔の大きさと同じくらいのぼんぼりを付けた毛糸の帽子を被って、元気よく、傘を差して、カッパを着て、長靴をぽくぽくと鳴らして保育園へ行った。「雪が降って、ロバさんは食べ物がないでしょう…」といいながら、雨水の朝の道を歩いた。


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