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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

01-12-2005 / Thursday [長年日記]

_ 突如、ニルヴァーナのファーストを聴きたくなる。というか音楽、最近、またまったく聴かなくなった。CDプレーヤーには、9月に帰国したとき以来、もうずうっとBallads(John Coltrane Quartet)が入ったまま。これしか聴いていない。なので、ニルヴァーナはちょうどよいのかもしれない。

The JamではEnglish RoseとCarnationが好き。ノエル・ギャラハーがカヴァーしているのも好き。一番好きなのは、ポール・ウェラーのBBCライブのもの。別段、すごい曲でもなんでもないのだけど、強烈に好きな曲というのがある。くるりの「東京」とか、スピッツの「冷たい頬」とか、とくべつのお気に入りというのがある。ビートルズのDrive My Carと、And your brid can singもそうだ。ツェッペリンのRain Songと。と、書き出して気がついたのだけど、これらの曲はわたしのiPodに入ってないね。というか、ビートルズが一枚も入っていないことに、今、気がついた。。どうなってんだー。

_ 今日、お店で初めて最新のiPodを手にとって見た。それほど薄くないね。iPodなの、の方が小物としてはおもしろいような気がする。まあしかし、60GBもあるのだから、あれくらいの厚みでも薄くなった方だといえるだろうか。

_ 大家さんのところにおみやげ持って行く。ものすごく喜んでもらえたのでよかった。

_ 粛々と、業務整理しながら、いろいろ企画出したり。淡々とこなす。

_ ぼーっと本屋を眺める。無駄に長い本が読みたくて(無駄というのはあくまでも修辞的にね)、大菩薩峠を手に取るも、もう一つ、読書欲わかず。トマス・マンかカラマーゾフかと思い、結局、『模倣犯』にしました。。厚い(物理的に肉厚な本、という意味で)記述だなあと思いつつ、読み進める。日本では久しぶりに、スターバックスに入った。はじめて、カフェ・ラテを飲む。いつもタゾ・チャイ・ラテしか飲んだことがなかった。コーヒー、深入りの酸味なしに限る。酸味の強いコーヒーの需要は、一体全体、どのあたりにあるのだろう。黒酢かと思うくらい酸っぱいコーヒーが、ときどきある。

_ 今日は久しぶりに気合いの入ったおしゃれをして人に会う用事があった。手みやげを持って、とりあえずなんとかこなす。用事が済んだ後、脱力してしまって、すぐに帰宅。

_ 松本清張をしっかりと読みたいのだけど、なにから手を付ければよいのかわからない。『点と線』か。

_ 某英国人から、自分一人に受けるすごいジョーク満載のメールが来て、旅行情報の提供を求められる。タイに行くのだそう。しかし、わたしはタイについてはほとんどまったくなにも知らないので、空港でチェック・インしたら、右手方向の階段を上った2階においしいタイ料理レストランがあったとか、BTSという電車(モノレールじゃなかった)は便利だったよとか、鳥インフルエンザは大丈夫みたいだよ、くらいしかいえなかった。ホテルも一応、薦めておいた。あのホテルは、後で聞いたら、やっぱり穴場らしい。便利だし、バックパッカー宿に泊まる気はしないけど、高級ホテルでリラックスするのも似合いそうにないという中途半端な旅行者にぴったりだった。愛想が極端に悪いタイ人というのも、なかなか風情あり。


02-12-2005 / Friday [長年日記]

_ チケット受け取り。年末までサービス券が付いているとかで、ラウンジ利用券をもらった。といっても乗り換えには2時間しかないので、事実上、使えない。残念。2回目のの乗り換え空港に、チケットを配達してもらう手続きも済ませた。乗り継ぎがスムーズに行くことを祈るのみ。いつもアクロバット的にこなしているので、ほんとはもうちょっと余裕を見て、どこかで一泊したほうがいいのだろうなとは思う。でもなぜか、立ち止まってはいけないような気がして。

荷造りがなんだか億劫になる。オンラインで申し込んだ旅行保険が届く。

_ 秋はいいな。さくさくと枯れ葉の上を歩いた。秋の夕暮れ前の時間の散歩がよい。とくにおしゃべりする人もいないし、お茶を飲んだりする人もいないので、一人でお茶を入れて、のんびりとミントチョコを食べた。

_ フォトストレージとして、iPod(なのじゃないほう)を買おうかなと思って、お昼ご飯食べがてら、生協へ。ひさびさに日仏でごはんにしようかと思ったら、ちょうど入り口近くの電柱にみやこ音楽祭のチラシが貼ってある。なぬ!あしたは矢野顕子とかたくさん、あさってはくるりとかたくさん、の人が西部講堂でやるらしいね。あーん、行きたい。当日券とかあるのだろうか。

_ ゆるりと時間は流れていく。

_ 『模倣犯』、おもしろいなと思う。でもたぶん、わたしが好きなのは、『龍は眠る』とか『火車』なんだな。

_ 検索にはもっぱらグーグルを使うわけなのだけど、検索力がアップしたり、その他もろもろの能力がアップしたところで、結局は、どんなキーワードを思いつくことができるかが、結果に反映するのではなかろうか。もっとも、わたしが思うくらいなので、とっくの昔から、この問題は解決に向けて取り上げられてきたことだろう。今日は朝から、わたしみたいな研究者もどきではなく、プロの技術屋さんと一緒に仕事をしていた。あることがらについて、グーグルで検索してみてくださいますかと頼んだら、とてもナイーブな検索語を入れて調べようとするので、単語を追加してもらった。そのときにふと思ったこと。結果を出すためには、ある程度の筋道が必要なのだろうな。シソーラスを使いこなせないと、最短距離には向かえない場合もあるということなのか。探したいものはあるのに、そこに近づけないというジレンマは、いくらブラウザや検索エンジンが高性能になっても、改善するのはむずかしそう。。ジェネリックを入れて、検索結果がわんさか出てきたとしても、それだけじゃあ、まだ賢くない。利用者が言語化できないかゆいところを、斟酌してくれないとまだまだやね。とかいう話をしたところ。


03-12-2005 / Saturday [長年日記]

_ 明日のくるり、ちょっと覗いてみようかなとか。

くるりは密かに好きなバンドだ。鉄道マニアで、眼鏡かけていて、ギターがうまいなんて。無愛想な声も好きだ。

まだ20世紀だったある日、別れて一年くらいたった先輩が東京で就職することになった。結婚しようという話も出ていたからか、少なくともわたしは、なぜそういう結果になったのかわからなかった。まだまだ相当に引きずっていたのだろう。引っ越しの最中のざわついている研究室にそっと入って、赤いリボンを掛けただけの「東京」を、机の上に置いた。なんだか若いね(笑)。

その人が上京して以来、会っていない。共通の恩師のお通夜でちらりと後ろ姿を見たし、そのとき遠くからこちらを見ていることも知っていたけど、もうそういう関係ではなかった。あの人はあのCDを一度でも聴いただろうか。

_ この日記を書くとき、文章を推敲することは、ほぼない。心中穏やかではいられないほどにミスタイプが多い人間なので、その修正はこまめにおこなうが、見落とすこともまた多い。さらには、読者を意識することもまったくなくなったので、読みやすい文章を書くということにも、注意を払わなくなった。その結果、文章を書くのがいっそう下手になったような気がしている。

なにを書くにせよ、メモ書きのように自分にだけわかればよいと割り切り過ぎると、だんだんと書く技術のレベルが下がってくるのだろう。

普段、メモを取るときは、わたしの場合はほとんどセンテンスで取っている(とかえらそうに書きますけど、同業の人、結構、キーワードで取っている人がおおいことを、つい最近知ったので)。単語やキーワードで取ると、あとからどうしても思い出せないことがあるからだ。センテンスで話を書き取るためには、最低限の目的語と動詞だけは押さえて、あとは割愛することになる。単語やキーワードで取るのとなにが違うのだといわれそうだが、少なくとも、わたし自身があとから読み返す段においては、まったく違う。掘り起こされる記憶の深さが違うとでもいおうか。

ときどき、たとえばお風呂で髪を洗っているときなどに、ある単語がフラッシュバックしてくることがある。昨日は「ペイガン」という単語だった。これはPaganのこと。英語で、「異教徒」「多神教徒」を意味する。別の言い方をすれば、一神教(キリスト教、イスラーム、ユダヤ教)以外の宗教を信仰するひとのことをさす。わたしはパガンという読み方で覚えていた。1ヶ月ほど前に、『結婚のアマチュア』(アン・タイラー)という小説を読んだ。少し不良ぶっていた長女が家出をしてヒッピーとなり、カリフォルニアのヨガ道場に身を寄せたと言う連絡を受け、夫婦が様子を見に行く。そこで娘が子どもにあらゆる体制から自由な名前をつけた聞かされる。それが「ペイガン」だった。そういう一連の記憶は、この1ヶ月の間に、すっかり忘れていたはずだった。それが、突然、わたしはそのあたりの記述を文章で思い出した。記憶の塊がぼろりとどこからか、剥がれ落ちてきたようだった。

そのあたりのくだりを読んだとき、リバー・フェニックスたち兄弟の両親もヒッピーだったなということを思い出したりした。兄弟の名前は、レインボー、エイプリル、リーフ…などがあるということも、何かの記述で読んだのだと思う。そういえばアヴリル・ラヴィーンも、フランス語の4月だな、ご両親はヒッピーだったのだろうか…というような、記憶の連鎖掘り起こし作業があった。その一方で、小説は読み続けていたので、すぐにそんなことも忘れてしまっていた。

それが昨日、なぜお風呂で思い出したのか。先日の出張の間、わたしはいくつかの宗教寺院を訪れた。歩いていて見つけたときは、かならず中に入ったし、写真も撮った。周囲の環境もすべてチェックした。移動中に見つけたときは、かならず地図で場所や環境を確認した。そういう作業をおこなっていて、一度ならず、頭の中に浮かんできたことばが、パガンだった。これは悪い意味ではない。とてもポジティブな意味で、多神教世界のことを語ることを考えていた。ちょっと楽しいことが書けるのではないか、と思ったのである。だから、旅の間の数日間は、妙に気分も高揚して、とにかく宗教寺院を探すことにエネルギーを注いでいた。

帰路にタイに寄ったとき、やはり似たような高揚感を得たわけだが、観光寺院をいくつか訪れたとき、そういう研究はもうすでに山のようにあるはずだという確信めいたネガティブな気持ちがわいたきた。欧米人の観光客に埋め尽くされた寺院の敷地の風景が、そう思わせたのかもしれなかった。さらにはわたしが思いつくくらいなのだから、といういつもの自虐的な気持ちになった。その途端に、すっかりとパガンをめぐる妄想は忘れてしまったのである。

それから10日余り。昨日、ハリー・ポッターをテレビで見ながら、ふと何かが頭の中で疼いた。途中でお風呂に入ったときに、やっとなにが引っかかっていたのかわかった。魔法界における宗教の位置づけ、である。冗長に書きつづるだけになりそうなので、割愛するけれど、きっとわたしの頭の中のどこかには、いまだ「パガン」ということばが残されていたのだろう。わたしはこのことばを、宗教の中で位置づけて解釈したいと思ったのではなかった。ネガティブな意味を付与されたことばとおもっていたけれども、別の角度からみれば、ことばの背景がちがってみえるのではないか。たとえば、魔法と宗教とを結びつけて考えることは、荒唐無稽かもしれない。しかし、あり得ない組み合わせをしてみることが、研究のおもしろいところのはずだ。。とまあ、ことばに書き起こしてみれば、大体、そのようなことを思いつくことになった。ちなみに、わたしは今まで宗教寺院の研究なんて、一度もしたことがないのである。況や、先月の旅先には人生で初めて足を踏み入れたのである。次にまた行くとも思えないのである、今のところは。

頭を洗い終えて、湯船に浸かりながら、大学にいなくても研究はできるのだから、自分のおもしろいと思ったことを調べるのは、なんだか楽しそうだなと思った次第。暗く鬱々としていたけれど、ありえない組み合わせの妙は、人を楽しい気分にさせるものだなと思った。

とまあ、久しぶりに意味のありそうな長い文章を書いてみたけれど、落ちなし、だなー。もうちょっと気合いをいれて、日記を書くように努めてみよう。


04-12-2005 / Sunday [長年日記]

_ 今度はスーツケースで行くので、荷造りとか。ここのところ、毎回、前日徹夜で荷造りしていたので、反省。その割には、昨日、寝る前に読み始めた米原万里の「オリガ・モリソヴナの反語法」がおもしろくて、徹夜してしまった。

米原万里を最初に読んだのは、「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」だった。こちらは、ソビエト学校時代の同級生の行方を探し求めるエッセーだたのだが、小説以上におもしろい話だと思って読んだ。今回の「オリガ・モリソヴナ」は、基本的にはソビエト学校時代の経験を土台として、壮大な歴史が掘り越される小説とされている。しかし、小説以上のスピード感がある。これだけは書き記したいという米原さんの強い意志がそこここに溢れている。登場人物が多い。登場人物は全員、饒舌に語る。それにもかかわらず、まるで舞台でも観ているかのように、目の前にその場面が次々にリアルに再構築されて通り過ぎてゆく。読み出したら、とても途中で止められなかった。

戦争と文学、政治と文学の親和性について、ときどき浮かんでくることがあったけど、まとまらないな。どんなふうに生きるか、どんなふうに死ぬか。それをさまざまな形で表現することが、文学なのだろうか。とにかく、おもしろかった。


05-12-2005 / Monday [長年日記]

_ それでは、また。

みなさま、よいお年をお迎えください。


15-12-2005 / Thursday [長年日記]

_ こんにちは。

雨がよく降っています。気分も暗くなるほどの曇天ですが、とりあえず、いつものように過ごしています。

こないだ旅行した国の印象があまりにもよかったので、いつものようなちょっと楽しい気分が薄れていますが、まあ、こんなものでしょうか。

あまりにも慣れすぎてしまったのかなとも思ったりします。そろそろ、新しい土地を探すべきなのかも。。なんて思ったり。

相変わらず、朝ご飯を食べると覿面、調子が悪くなっています。

ホテルは、南隣と西隣で、新しいホテルの工事中。部屋で休むことはまったく無理。夜も突貫工事をしているのですが、一体、そんなインセンティブがどこにあるのか(苦笑)。一方で、ショッピングモールの展開のすさまじいこと。日本からは撤退したフランス資本のカルフールがふたつもみっつもあるのが解せません。誰が買うのか?少なくとも、わたしじゃないぞ。あと、みんなインターネットが使える、グリコの箱みたいな大きさの携帯電話を使っています。ちっちゃい鉛筆みたいなので、電話を掛けたり、メモを取ったりしています。カメラだって撮れる。PDAとかいうもの?なんかそういうのを見ていると、まさにグローバリゼイション!という感じがしてきます。

よくわからないけど、便利な生活が可能になったからといって、この国の抱えている問題が解決されているのでもないという事実は、あえて無視されているのか、あるいはまずは開発の成功例を作ろうとしているのか、ますます経済状況のダブルスタンダードが深刻化しているような気もします。すべて、「気もします」なのだけど。。

ってな具合の生存報告です。


16-12-2005 / Friday [長年日記]

_ もろもろの準備のため、ちょっとカルフールまで足を伸ばしてみた(っていうか、行ってみたかったのだよね)。うーむ。普通のディスカウント・ストアとかわらない品揃え。ただ、やはり家電と洋服を置いているところがちょっと違うくらい。あと、かなり安い。げっ、と思うくらいに安い。なので、思わず250円もするチーズを買ったりなんかしてしまいました。。というか、冷蔵庫ないから慌てて食べるしかない・・晩御飯はチーズだけか。

今日、久々に残っていたT/Cをマネー・チェンジャーで換金した。私がカウンターに座ったと同時に、どうやら駐在の日本人風の人が座っておもむろに5万円くらいポケットから取り出して、換金してもらった札束をお礼も言わずにポケットにねじりこんで、立ち去っていった。

私は小額1万円分だけで、しかも高額紙幣は全部小額紙幣に換えてもらった。いや、だからどうだってわけじゃないんだけど、きっと私とはお金を使う場所がちがうのだろうな。

歩いていると、みんなに声をかけられる。いつ来たんだ、もう長いこと日本に帰っていないんだろう(日本からきたばかりだってば)、こないだ一緒だった男は夫か(どこからみても、私のおじいさんの世代の人)とか、日本だと知り合いの少ない私ですが、こっちではみんなに声をかけてもらって、やっぱりうれしいです。まあいやな人もいるわけですが。。

で、カルフールに行って思ったのだけど、経済的に豊かになることが、文化あるいは社会的にどんな貢献をするのだろうかと。毎日、困窮しないこと、新しくてすてきなものがいつでも買えることと、レジで横入りしたり、平気でうそをついたり、借りただけだと称して人のものを持っていったりするような些細な出来事は、どれくらい相関関係があるんだろう。博士だって、なんだって、平気でうそをついたりする。そういうところのマイナス面は、一体、これは開発経済学の人が担う問題の範疇にあるのか、宗教的なところにあるのか、もう何百回も考えたことをまた飽きずに考えたりしているところです。まさに人間て、なんなのだろう。

なんちゃって哲学をしても始まらないので、さっさとかき氷を食べてもう寝ます。暑くて、食欲なし。


20-12-2005 / Tuesday [長年日記]

_ 地方から帰ってきた。訪問中、あまりにも調子が悪かったので、いつも携行しているボディショップのピロウミストをハンドタオルに湿して、鼻に当てていたら、今度は気持ちが悪くなってしまった。頭も重たいし、全体的に調子が悪いので、とりあえず、虫下しを飲んでおいた。。効くかどうかは不明。顕著な発熱とか悪寒はないので、多分、疲れているのだろうと思う。厄介な会計上の問題が発生していて、それの後片付けでずっと元留学生とやりとりしているのだけど、人を信じる力って、結構、限界があるなあと思う。99%くらいまでは信じているのだけど、どうにもならない1%があるというところが、現実なのだろうか。

あと食べたいものがないのも痛い。食べ物に髪の毛とかが入っているのって、もうすっかりなれているので、適当に我慢しているのだけど、今日は、おなべの上で髪でも梳いたのかとおもうくらいの毛髪が入っていて、もうすっかり気分が萎えてしまった。中だるみというのはかならずあるものだけど、今回は、なんだかそのタイミングが早い。。国内線がよく落ちているそうだけど、その理由が原油価格の高騰に対応するため、水で薄めているからだという話を聞く。怖いという気持ちよりも、もうなにもかもギャンブルだなあと思う。

気持ちを取り戻すために、ボディショップで脚用マッサージジェルを奮発した。ほんとはそんなのよりも、お湯のお風呂に入りたい。こういう里心みたいなのがつくときは休むに限るとわかっているので、明日もまだローテンションだったら、高級ホテルに泊まりに行こうかと思う。高級ホテルでもお湯が出ないことが多いので、これもまたギャンブルなんだけど。

テレビで韓流ドラマを見ている。結構おもしろいですね。


22-12-2005 / Thursday [長年日記]

_ 査証延長の手続きが完了して、ホテルまで旅券を届けてくれるというので、約束の午後3時からずっと待つが、待ち人来ず。欽ちゃんの仮装大賞をやっていたので、見入る。「チャングムの誓い」にはまる。ミスター・ビーンを見て、思わず笑ってしまった。

鯨肉の料理を調理する回だった。吹き替えでは「牛肉の味に似ている」というのだが、鯨そのものを指す単語はサカナという単語を使っているので、混乱して面白かった。海の牛肉なのだろうか。今日までに要回答の書類がファックスで送られてきたので、返事を書くためにメール屋へ来たのだけど、夜のほうがやはり通信事情がよい。

_ 勘の鋭いほうかもしれないと思っている。調子が悪いからという理由に加えて、胸騒ぎがしたので、地方に出かける日程を一旦、取り崩して、図書館仕事を優先することにしたとたん、日本から連絡があった。来年度後期の非常勤の話。受けたほうがよいのだろうか。実は白梅町大学の非常勤は、非公式には継続となっているのだけど、案の定、事務からの連絡はきていない。ギャンブル。いろいろほかにも理由があって、この話を受けるかどうか、考え中。多分、なんかむりっぽい。。どうしたものやら。

いよいよ携帯電話を買わないといけないみたいな雰囲気になってきた。私もいよいよ文明人の仲間入りか。。文明なのか野蛮なのか知らんけど、私はsavageのままでいいのだけど、人間として生きていこうと思ったら、やっぱり自分の好き嫌いだけで携帯電話を持たないなんてことを言っている場合じゃないのだろう。ほかにはなんの主義主張もないノンポリ人間なのだけど、こと携帯電話に対しては、根拠のない敵意を持っている。いわば個人生活の破壊者的な(言い過ぎていますね)。少なくとも、今現在の私には不必要なんだけど、もちろん、一人暮らしの老人になったときとかは、助けてもらうことになるのだろう。

なんかおいしいものが食べたい。でもなにも思いつかない。なので、マクドナルドにいってみようかなと思うんだけど、クリスマス前のマクドナルドなんて、テロに遭う確率200%とかとちゃうかしらん。自粛。あとなんか微妙に円高に戻っていますね。いいんだけど。


23-12-2005 / Friday [長年日記]

_ 日本にいるのとおなじくらいばたばたしている。

本屋で言語学大全が半額表示だったので、うはうはとレジに持っていったら、これだけ20%引きだった。一瞬、萎えるが、まあクリスマスだしね。あと、世界で出版されている某国語ー英語辞書では、一番よいとされる辞書が最近出版されたのだが、これも3,000円くらいだった。しかし、出国前にオリジナルを8,000円で買ったよー。出版社に貢献したと思おう(泣)。

やっと地方巡業の準備が整った。旅券も届いたし、図書館仕事もとりあえず、コピーを頼むところまで、さくさく資料を見つけられた。一冊、とても面白い本があったので、遅くまで読みふけってしまった。あと、空港で買った海辺の過負荷の英語版もおもしろい。日本語でも買っただけで読んでないからなのかな。今日は全体にインターネットが重くて、メールにつなげるのに四苦八苦。あと、はてなもものすごくつながりにくい。大体、自分の日記の更新しかしていません。日本語、読みたいのだけど、自分のところを開けるのに5分とかかかるのです。母と電話で話したら、京都は大雪なんだそうだな。転ばないようにと伝える。

それではみなさま、どうぞメリーメリークリマスあんどアハッピーニューイヤーをお迎えください。今年は全体的に暗かったのだけど、来年は明るい一年が過ごせたらいいなと思っています。それではまた。

ねぶくろ拝


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