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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

10-11-2003 / Monday

_ 故あって、最後に本命のバレンタイン・チョコを渡したのはいつだったかを思い返してみた。

それはまだ20世紀のことだったのではなかろうか?少なくとも、今世紀に入ってからはそもそも2月14日に日本にいたことがなかったような気がするので、パスポートをチェックしてみたら、まさにそのとおりでした。

この間、私は一体全体、なにをしていたのでしょうか?いや、そんな商業主義には乗らないぞと思っているんですが、なんかなんで毎年毎年2月14日に出国しているのだろうか(2002年は除く;2月7日出国)、少し気にしています。自分でも思い出せないほどのトラウマがあるのか、あるいはそもそもそのような事実など金輪際なかったのか、そのどちらかであろう。どっちかな。

_ 雨なので家。

_ 一人でいるときにあんまり大きな声で笑うことはないのですが(笑っていたらそれもある意味、たいへんだ)、さっき、お稽古の先生から来たメールがあんまりおかしかったので、笑いすぎてしまいました。やはり、センス・オブ・ヒューモァーが同じ人って、いるんですねえ。で、笑うっていうのは、やはり健康にいいことなのだなと思いました。


10-11-2004 / Wednesday

_ 学内の掲示板に「オレオレ詐欺に注意!」という文書が張り出されている昨今、生協の入り口のところで、「手相を見ます」という屋台が出ていた。いつもは資格学校とか自動車教習所の申し込みが行われている場所。学祭も近いし、学生の出し物かと思ってつい魔が差してしまい、机の前に座って見てもらった。

「頭がよいでしょう?○×大学の方ですか?」「ええーっ、なんでわかるんですかぁ???」(○×大学生協内やっちゅうねん!)という間抜けな会話を5分ほどしたのち、長机の端に並べられていた「すごい霊!」とかその手の本を一冊買わされた。おまけに仮面の赤影印のカップラーメン。それが金千円也。

こんな簡単な原理も知らずに、ノー天気に大枚1,000円を投じた典型的にあほな○×大学の人間ということで、教訓として書いておこう。占いなんて当たらんのだ!


10-11-2006 / Friday

_ うにゃ。だめだこりゃ街道を進んでいます。信号無視しっぱなしなので、これ以上下がりようのない評判がさらに下がる気配濃厚。墓穴を掘っています。

しかも某大使館の人がいなくなっちゃったんだなこれが。そんでもって某国のおうちを借りる件は、ちゃくちゃくと進んでいて、なんかえらいことになっているんだよなこれがまた。一人で住んじゃだめだという話が浮上してきて、誰でもいいから「男」と住めという話になっている。窓辺にマネキンでも置いておいて、影を映すしかない。あるいはもうこの際、だれでもいいから適当に結婚を申し込むしかない。

_ いろいろと、走り回る。

某所で痛飲。久しぶりにあった人と話し込む。ふつかよい。原稿まだできてない。どうしたらええのだろうか。


10-11-2008 / Monday

_ 大きな大学のある街なので、日本人以外の外国人もとても多い。今まで長く関わってきた場所との一番の違いである。だから余計に敏感になっているのかもしれないが、欧米人と日本人に対するこちらの人々の態度の違いに、ときどき愕然とする。レストランやホテルでのちょっとしたサービスの違いから、日頃親しくしているはずの友人が見せる、欧米人の留学生や研究生に見せるちょっと媚びをうるような言動や態度が、わたしと友人の間になにか痕跡を残してしまうこともあり、急に気まずくなったりもする。

どんなに現地の言葉をうまく話せるようになったとしても縮めようのない距離を、そのいたたまれなさに見てしまう。

わたしにももしかすると同じような態度の違いがあることを知っているから、極度に反応してしまうのだろうか。日本人であることがすべての免罪符になる場所もあれば、そうではない場所もある。当たり前のことであるが、実際に経験するまで、想像すらしないことであった。


10-11-2009 / Tuesday

_ 毎日本当に暑くて仕方がなくて、いまだに二枚くらいしか服を着なくて済むのは助かるのだが、体を動かすのが段々に、億劫になってきた。日本はなんて暑い国になったのだろうか。11月なのに、まだ気温が20度以上あるなんて、もう亜熱帯である。林業とか農業、そして漁業の将来を思わず考えてしまう。

昨日はベルリンの壁崩壊20周年記念ということで、ずっとテレビを観ていた。個人的にはつい昨日のことのように覚えていることではあったりするけれど、2004年に初めてヨーロッパをみたのがドイツだったときの感慨と合わせて、NHKの、少なくともBSの方の論調、20年を経てより顕在化する東と西の温度差を、わたしも感じていたりした。ドイツのことはわずか2週間の旅行で見た限りにしか知らないのだが、フランクフルトの鉄道の駅の、シンプルだけど、どことなしに近未来的というのかいかにも西ドイツ的に近代的な駅のプラットフォームの寒さと、ベルリン駅のホームから見えた動物園の建物の側面にモザイクされた(あるいは描かれた)キリンの絵の牧歌的あるいは東欧的な雰囲気がしきりに思い出され、わたしも東と西の差異を、なにがしか感じていたのだろうか、などと思い返していた。動物園にパンダがいたこともまた、なにかしら「東」的な印象を強く与えたのかもしれなかった。またいつかぜひ、ドイツには行ってみたい。そして、もう一度、ゆっくりと昔、東側だったほうのベルリンを歩いてみたいと思った。

この関連で思い出すのは、壁崩壊に先んじて発生した隣国の民主化抑圧の事件。隣国の出来事であったとはいえ、自分とそう年齢も変わらない人たちが自由を求める姿に、わたしは少しでも心を動かされたのだっただろうか。時間が過ぎるのは本当に速く、人間ひとりひとりは、それほど大きく変化も進歩もしないものだなあと思ったりした夜だった。


10-11-2010 / Wednesday

_ 生まれたときは3500グラム超という大きさで、みんなそれぞれにどんなに大きくなることかと想像したのだけれど、10ヶ月を迎えた時点での体重は約8500グラム、身長は70センチメートル。標準的な大きさで、それはそれでよいのです。上下合わせて8本の歯で、毎日、なにかをがりがりと囓っては、おとなに叱られ、にやーっと笑う子どもになった。乳児用のおもちゃよりもおとなが使っている日用品が大好きで、日夜、触手を阻む大人の監視と知恵比べを展開している。おとなは悉く、現場を確認したらすぐに瞬発力を発揮させて、それ以上の探索を最小限に抑える日々を過ごしてきたが、息切れ回復が追いつかず、もはや見て見ぬふりをしてしまおうかと思案中。

_ 某国某所に行けば、かならず訪れることにしているいくつかのレストランを巡回。いや、厳密にはレストランと言うよりも、食堂とかそういう感じの場所ばかり。ガイドブックなんどには間違っても載らないような食堂、いや屋台とかそんな感じのお店。その間、子どもは旧友に預けて、細切れの時間の合間を縫って、古い友人に会ったり、楽しい時間もなんとか確保してきた。子どもはそのおかげで、いろいろなひとたちにかわりばんこに抱っこされ、本心ではどう思っていたかはわからないけれど、よその人とも仲良く過ごす子どもになった。ちょっと親に気を遣っているのかなと思われる節もないではないのだけれど。


10-11-2012 / Saturday

_ 神社の前を自転車で駆け抜けた。七五三であるが、経済的な余裕もなく、なんともしてやれず。いつか余裕ができたら、きれいに着飾ってやって、ふたりで普通の晴れた日にお参りに行こう。


10-11-2017 / Friday

_ 11月は大好きだ。そういうこともあって、毎日、気持ちよく過ごしているのだけど、合格通知が来た。◯、だった。来年からは某国の隣の某隣国に行くことになった。待遇が安定していることがうれしい。子どもの教育費が出ることがうれしい。家族手当が出ることもうれしい。通知が来た日は熱が出てしまい、今もまだぼんやり。でもとにもかくにも浪人しなくてよかった。。。と、ひたすらうれしい。


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