_ 不安は消えないのだけど、落ち着く。いくつになっても立派な人間になれない。一人で生きていける人。ちゃんと生活ができる人になるように努力しなくちゃいけないのに、まだまだとてもできそうにない。過去を振り返っても仕方がないけれど、おなじ失敗は二度とするまい。そう思うためにも、やはり反省は必要なのだろうか。不安で一杯。夫になった人がいなければ、もっとどうしようもない春を迎えていただろうと思うと、まだ神様はわたしを忘れないでいてくださったのだろうか。
_ 朝、早起きして洗濯している間に散歩。今年初めての鶯の声を聞く。ついでに朝ご飯を買ったり。帰国してから初めてサンドウィッチを食べた。パンってやっぱりおいしいなー。
_ 昨日は某所にてBBQ。おいしい。おいしいと思いつつも、不定期にやってくる暗い気持ちが、15分間隔で変わりゆく山の天気のごとく襲ってきた。将来のことを考えると、日本海溝よりも深い絶望に襲われるいつものパターン。這々の体で帰宅して、すぐに夫になった人に電話。なにもいわなくても声の調子や言葉遣いや話し方でそういう感じでわかる人だから、すぐに甘えさせてくれる。わたしのように母語でない言葉を片言で話すような場合でも、そういう気持ちというものは伝わるようで、あるいは夫になった人が特別なカンが働く人だということもあるのか、この人には何も隠すことができない。おなじ母語を話す人同士であっても、どうにも通じないことがあったりすることが多いのに。話しているうちに、落ち着いてきた。電話口で口から出任せの歌を歌ってくれたのがおかしくて、泣きながら笑い、そのうち眠った。