_ 8か月ぶりに歯のクリーニングと検診。今回は合格点が出た。奥歯の向こう側に磨き残しがある点と、利き腕の力が入りやすい左上奥と右下奥が擦り過ぎという点が落第点であったが、全体的にOKとのこと。体の健康は、年を取るともうしゃあないのだが、歯は自分の力量次第で、健康を維持できるもんだなー、と実感。がんばって80歳になっても20本とか思うけど、そこまで長生きしたくなかったりする。50歳でぽっくりと死にたい。苦しまず、ぽっくりと。それ以前に自発的に死ぬような場合でも、痛い思い、見苦しい思いはしたくないなあなどとついでに考える。結婚して、子どもも生まれるけど、何かしらいつも足りないものがあるという思いがわたしを常に苛む。その足りないものにどうやって手を伸ばせばよいのか、わかっているのかわかっていないのか。なぜもっと努力しないのかできないのか。いくとおりにも答えはあるのだろう。足元に淀んでいる柔らかいくせに不気味に絡みついて離れない藻の茂みが、くるぶしからふくらはぎへ、ふくらはぎから膝下へと、背を伸ばしつつある。いつまで倒れることなく絡まる藻をかき分けていくことができるのか。ある時ふと藻の茂みに倒れこんでしまえは、想像外の柔らかさに傷口の痛みも忘れてそのまま絡まるに任せてしまうのではないか。その誘惑を静かに追い払いつつ、淀みを水の流れる方へと進んでいるような気がする。