_ 先週末、やっと今学期が終わった。その1週間前から、今振り返ってももう思い出せないくらいとにかく多忙で、その状況は来週いっぱい、いや今月いっぱい続きそうで、自分でもびっくりしている。その合間に、やっとこさ契約書関連の手続きについて、とにかく契約内容どおりになにもかも実行してもらうことを確認し、ビザ関連の手続きも同時進行でなんとか目処がついた。忙しさの半分以上は卒論指導で、それも別に自分の担当している学生でもなんでもない学生関連の事態収拾のためだった。基本的に、すべての学生の日本語要旨の校正をすることになっているのであるが、数件、どう考えても内容がおかしいというものがあった。日本語で書いてあるけれど日本語として読めないという類いの問題ではない。学術用語の使い方とか選択が完全に間違っているもの、経営哲学あるいは人生哲学関連の文献なのに「文学作品」として読んで解釈していたもの(それもありなのだろうか?わたしには実のところ、まったく理解できなかったんだけど、文学の定義とはいったいなんぞやと、以来、ずっと考え続けている)、歴史的事実を自分の使いやすいように工作してあるもの、であった。要旨を読んだだけでは、論文の欠陥を完全にクロとは判断できなかったりするので、その都度、指導教官に問い合わせる・・・んだけど、その聞き方というのもまた、いろいろ配慮しなければいけなかったりする。だからその前に、副査の先生に根回しをしておいてから、本人と再面談して、それから主査に話を持って行く。こういうのをずっと毎日、やっていたような気がする。学生にとっては、卒業が延期されることもあるし、しかし先生方にとっては、学生を何人卒業させたかでボーナスが査定されたりするわけで、いらんことしてくれはったなー、ということにもなってしまう。それで、ずっときりきりまいをしていた。でもこれも今月末で終わりそうだから、あとは長期休暇で充電したい。自分の勉強をしなくちゃなあとずっと思っていたのを、なんとかしたい。