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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

23-07-2004 / Friday

_ さてとー。

ちょっとトトロを観たりしてだらだら過ごす。

実は、今までほぼ10年近い間(だな)、キーボードの使い方を間違っていたことがわかった。ローマ字入力で日本語を打つのと、半角英文入力の切り替えは、「Alt+半角/全角」でするのだと思っていたのだ。ところが、つい昨日、指が間違って、「半角/全角」のキーを叩いてしまったところ、ATOKの表示がただの「英小」に変わったではないか。全然知らなかった。今まで無意味に動作が一つ多かったわけである。しかし、10年近い間、すっかり骨身にしみてしまっている動作を今さら矯正するというのは、かなりしんどいのではないかと思ったのは杞憂。動作がひとつ増える分には時間を要するのだろうが、ひとつ減る分には問題とはならないようだ。すっかり小指だけで入力の切り替えができるようになった。今までどれだけの時間を無駄に過ごしてきたのか(あるいはいかにストレスフルであったか)、考えるのは止めておこう。先のことだけ心配していればよい。失った時間はどうにもならぬ(負け惜しみです)。

_ 本部の池の前に自転車を止めていたら、水面に潜水艦の望遠鏡みたいなのが見えた。もしやと思ったら、やはりかめさんだった。わあー、と近づいてみると、もう一匹いる。夫婦なのかな。

_ なんかエネルギー切れ。久しぶりにコーヒーを淹れた。あと秘蔵のチョコレートも食べた。さてと。


23-07-2005 / Saturday

_ いろいろ捨てる。物理的にそこに存在しているものも、形而上学的に存在しているものも。ばさばさ捨てた。だからって、なにかかわったわけではないのだけども。

雪の日のFでお茶したときのこと。シュバルツバルトとポットの珈琲。向こうの席の中年の男女。ひまわりのマストロヤンニとソフィア・ローレンのように、テーブル越しに抱き合って、ずっと接吻し続けている。周りのテーブルの人たち、別になにも気にしていない。私、映画のようだと思いつつ、ときどき目を見遣る。時間が来たのか、ふたり、立ち上がり、マストロヤンニが黒いロングコートをソフィア・ローレンに着せかけた。そういう記憶だけ残して、あとはばっさばさ、音を立てて捨てる。

_ ハチミツとクローバー。

メガネ、もう3ヶ月も前に替えたのだったそう。ワタシ、全然気がつかなかった。なんで気がつかなかったのだ?外見的変化よりも、内面的変化に気を取られていたから?たぶん、そうなのだろう。

_ ちょっと気を遣いすぎ。電話越しに話しているうちに、不覚にも泣いてしまった。ごめん。

_ BJD2、届いたので、観る。

こないだのつづきなのだけど、やっぱり人間は、答えがあるなしにかかわらず、日々、「なぜ?」と思わないといけないんじゃないかと思う。ヘラルド・トリビューンの売り子のパトリシアだって、最後まで、pourquoi?って、言い続けていたものね。

23-07-2006 / Sunday

_ プロジェクトの学生さんから、発表原稿が送られてきたので、チェックして返送したところ、「日曜日も仕事をされるんですね!」と言われ、凹む。休みだからって急に一緒に遊びに行けるような暇な友だちはほとんどいないです(苦笑)。みんな結婚しているし。今なら修道院に入られるくらいに清廉潔白な日々を過ごしている。生き甲斐は、週刊文春を読むこと、紅茶とコーヒーをひっきりなしに飲むこと、メカニックには弱い、料理は上手なはずなのだがときどき失敗をする、髪の毛はぼさぼさなのが好き、一人でいることに慣れすぎて別に苦痛でもなんでもないですよ、ひとりでイタリアンだってフレンチだっていくし。もう全然おもしろみのない毎日をすごしているので、安息日でも仕事はします。しないとたまる一方だからね。大体、君の先生が発表原稿をチェックしてくれないのがわるいのであって、わたしがチェックしなければ、すなわち、締め切り以前に君の原稿はできない→わたしが困るんだよ!編集屋なんだからねっ、という図式が理解できないで、こういう発言を脳天気にする君に一瞬、闇討ちしたい衝動を覚えてしまいました。


23-07-2009 / Thursday

_ 朝、飲み物を買った「7時から11時まで」で、お釣りがどうも妙だと気づいたときはもうバスの中の人であったため、大学から電話。いつもは捨ててしまう領収書をなぜか今日はきちんと財布に入れていたのも虫の知らせだったのな。買ったものの品名・個数、合計金額と渡したお札の種類、レジ番号を伝えると、防犯カメラで確認の上、後ほど連絡いたしますとのこと。防犯カメラってレジ周りの支払いを撮影しているのですか。5分ほどして連絡が来た。曰く、いつも来店いただいているお客様で、先ほどのレジ係もよく覚えておりました、本日は何時ごろお店にいらっしゃいますか、とのこと。夕方ないしは明朝と伝えて、ほっとして電話を切ったのだが、しかしそんなにひんぱんに訪れるコンビニではないと思うのだが、本人が思っている以上に店員さんの記憶に残る妙な行動を取っていたのだろうか。これからはなるたけいろいろな店で買い物をすることにし、店員に覚えられないようにしようなどと思うも、しかし覚えてもらっていたからこそ信頼関係がいつの間にか成立しており、こうして問題なくささやかなわたしの主張−500円玉が足りない−が、受け入れられたということでもある。然るに、これからもあのコンビニで買い物をするのがよいということになるだろうか。

お店屋さんの人は、さすがよくお客さんの顔を見ているものなのだな。洋服やさんなどであれば、このお客さん、似合わん服をいつも買わはるわー、などと思ったりするのだろうけど、コンビニやさんもそうなのだろうか。昨日、寺町のエスニック屋でタイシルクのスカートを買ったときも、レジで、ご試着いかがですか、と改めて聞かれた。スカートを買うのだから、普通は試着してOKだったものを買うと思うんだけど。「似合うかどうかもう一度確認してみてはいかがですか」の婉曲表現だったのかもしれない。ま、どうでもよいことですが。

_ わたしが子どもの頃、「おはなしレコード」というのをよく聞いていた。世界の童話、日本の昔話などから、ずっと読み継がれてきたような定番のお話の朗読スタイルで、ミュージカル仕立てになっている。今は有名になったような声優が声を担当していたり、ピアノで演奏するときの楽譜もついていた。レコードも絵本も、引越しのときに母がわたしに断りなく、捨ててしまい(この人は、よくこういうことを平気でしてしまうのである。。)、もう今はわたしの脳内に記憶されている音楽を自分で歌ったりピアノで弾いたりするしかない。

インターネットでも随分検索したのだけど、なにしろ出版社も覚えていないので、検討がつかない。わたしが2歳くらいの時から、繰り返し繰り返し聴いていたもので、なんとか手に入れたいと思っている。自分の子どもにも聴かせたいと思うからでもあるのだけど、もう二度と聴けないかもしれない音楽ほど焦がれるものはないと思うこの頃。

ラインナップは、シンデレラ/浦島太郎/きっちょむさん/かちかち山/白鳥の王子/三匹の子豚/イワンの馬鹿/ブレーメンの音楽隊。。♪ママ、ママ、わたしのママはひとりだけ、とか、♪ふさふさふさたてがみ、あれはひとのもの、きれいな毛皮も、あれはひとのもの、あるのはちいさなしっぽ、ぶたのしっぽ、とかいう歌詞に覚えのある方はぜひご連絡ください。


23-07-2015 / Thursday

_ それがどうしてなのか、まったく誰にも説明することができないのであるが、幼稚園、小中高の新学期は7月下旬に始まる。大学は一応、9月始まりを意識しているようで、本当の新学期は9月の第一週からで、8月の最終週は受講登録のような体裁となっている。そういうわけで6月から始まった休暇は終わった。5月下旬にあった大学の入試試験も1週間前に合格発表があった。日本とおなじく、センター試験みたいなもの、国立大学だけの共通試験、そして国立大学の独自入試試験など、さまざまな入試方法がある。加えて、指定校推薦枠ももちろんある。どういう調査の結果なのかは詳らかではないのだが、日本語学科は毎年、入学希望者の数が一千人弱あるそうだ。入学するのが30人だから、単純計算で倍率は30倍強ということになる。しかしよくよく聞いてみると、国立大学の場合、入学希望学部を第三希望まで書くことができるそうだ。文系だと法学部か経営学部が双璧を争い、続いて政策科学部、心理学部と続く。経営と政策科学は、定員も多い。親の会計事務所を引き継ぐだとか、親と同様に公務員に就きたいという学生がやはり多いようで、学生も最初から目的意識が高い。隣接の教育系国立大学で英語や教育学などをダブルスクールする学生も多い。他方、日本語学科は、やむなく入学…とか、とにかく国内トップの大学に入りたかったから…という層が多いそうだ。そういうこともあって、第一希望入学者の割合というと、どうも限りなくゼロに近い年もあるそう。今年はどうなるのだろうか。

楽しみでもあり、不安…でもある。


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