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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

01-09-2004 / Wednesday

_ 二百十日。

『二十四の瞳』を思い出す。

_ というわけで、発作的におうどんが食べたくなった。むろん、おいしいのに限る。きつねうどんがやっぱりすき。あとはあんかけうどんも好き。おろししょうががぴりっときいているのが食べたいなあ。

朝、起きたらなんともう10時前だった。まったく頭はぼけており、慌てて、シャワーを被った。今、朝ご飯を食べるとお昼が食べられないし、かといってなんにも食べないのは主義に反すると思い、イチジクのヨーグルトかけとミルクティー。のんびり支度をして、ちょうど時分時に学校近くのカフェ。ひじょうに上品な量しかなかったので、食べながらおなかがどんどんすいていく。というわけで、ご飯を食べたあとにも関わらず、おなかが減っている私です。なんか食べたいなあ。


01-09-2005 / Thursday

_ のどががらがら。8月前半からずっと睡眠時間4時間あまりというのがたたり、案の定、大風邪を引いた。薬もなくなる。あとは現地療法に頼るのみ。しんどいけど寝ているわけにもいかず、あいかわらず、あちらこちら出かけている。言語学図書館に行ったら、係員が誰もいない。どうしたのかなと思って、本を読んでいた人に尋ねると、今日は女装バレーボール大会があるとのこと。。マルチメディア図書館も同様。やむなく、出直したり。学校教科書を買い漁り、即、小包便屋に持っていくも、法外な値段を言われる。郵便局へ運びなおし、EMS。そんなふうに街での日常は過ぎており、このあたりの雑然としたあわただしさは、日本とかわりない。

一方、久方ぶりの村の生活は、多少の変化はあるけれど、基本的にはおなじ。自分の部屋のベッドで昼寝をする至福。

ねこ一家は、もう3世代目に達していた。解せないのは、こないだ子どもだったねこが、もう子どもを産んでおり、こないだ子どもだったねこの母親が、わたしの不在中、すでに二回、出産しているとのこと。あまりかんがえると混乱するので、ふうん、といっておいた。

あいかわらず、観光旅館の朝ご飯を食べると、おなかがぐるぐると言い出すし、あいかわらず、わけのわからない伝言や電話が舞い込むけれど、基本的には、毎日、たのしい。それが一番。

ところで、学校教科書の印刷技術がすごく進歩していた。これ、ページメーカーとかで、先生がレイアウトしているのかな。。だとしたら、すごい。いろいろ驚くことが多い。いつも話していることばではないほうの現地語、今回はかなり通用するようになった。しかし、敬語はまったくだめなので、つかいものになるレベルからは程遠い。

予定通り、こちらでの事務的タスクをこなして、無事に大ボスとも合流して、かなり驚くハプニングもあったけど、ここまでは順調。毎日、かならず、計画的停電があるので、それがちょっと難儀。おかげで、下町では、火事が多いらしい。みな、ブレーカーから発火するとのこと。

あと、いろいろ国家的な問題が生じているけれど、とりあえず、私には被害はなし。元気にくらしているようです。


01-09-2009 / Tuesday

_ いろいろ準備でばたばたする。

研究上のよいアイディア(と自分ではいつも思うのです!でも違うことがほとんどだったりする)をよく思いつくのだけど、次の瞬間、きれいに忘れていることが多い。よくメモを取ればよいと人は言うのだが、いつも都合よくメモを持っているわけでもないので、わたしの場合はうまくいかない(とはいえ、ボールペンとノートのセットは、山のようにあちこちにばらまいて置いてあるんだけど、なぜか肝心な時には見当たらないものだったりする。。)でも、ほんとうに良いアイディアは、不定期に何度も頭の中を過るもののようでもある。なので、わたしでもいざというときに、ちゃんと思い出すことができて、整理できる。そういういわば収斂されたアイディアは、大切にしたいものです。。

_ いつも5時に起きて、夜8時には寝ている。なのに、いつも猛烈に眠い。

_ 二百十日。おめでとうの人がいる。


01-09-2013 / Sunday

_ 子どもが持って行ったオリーブの苗木は、みんなが植樹祭をしてくれて、クラスの花壇に植えてくれたという。子どもはまだ訳が分からないだろうけれど、かあちゃんは自己満足的にうれしかった。

わたしが就職できたということはみなとても喜んでくれているのだろうけれど、いつまで続くだろうか…と思っているところはあると思う。それはことばの端々から感じられる。悲観的な見方をしているとかシニカルに見ているからそうなのではなく、わたしに関してはみなそれぞれに不安を感じているのだろうと思う。ここには一度も書いたことはなかったけれど、数年前に父の会社が倒産した。夢にも思わないような出来事であったため、家族だけではなく親戚も含めて、みなたいへんな時期を過ごした。バブル時代もその後の低成長の時代も、ずっと盤石の態勢で来ていた会社だったのがなくなるなんて、誰も思わなかった。それで文字通り、なにもかもなくした。家族も離散した。その後、縁あって結婚して、子どもが生まれて、人並みの生活のようなものができるようになった。それでもずっとたいへんだった。細々と大学の研究を続けてきたけれど、それももう無理になって、新しい方向転換をして、びっくりするくらいの薄給だけど、なんとか仕事も見つかった。これからもずっとたいへんだと思う。なくしたいろいろなものも、もう二度とは手に入らないだろうし、人との距離感も決定的に変わってしまった。

明日、わたしは日本を後にする。もう帰って来られないかも知れない。でも今日で一旦、死んだつもりになろうと思っている。明日の朝、起きたら、また新しい人生を始めようと思っている。今度はもう少し幸せになろう。そう思っている。

行ってきます。


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