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lost luggages ねぶくろ 書簡
--sleeping bag・g-ism/ist--

25-04-2003 / Friday [長年日記]

_ 天気が悪いから、このごろ、身体もしんどいのだろうか。ぼわんとしたどろどろのゼリーの空気を掻き分けて、進んでいるような気がする。なんかしんどい。

_ 帰りに本屋で、『ぼくは怖くない』ニコロ・アンマニーティ/ハヤカワepi文庫、を買う。子どもの視点で書かれたある猛暑の夏のイタリアの農村部の話。

この間までずっとヨーロッパの人と話していたからか、読み進めながら「家族」というメタレベルの文脈をついつい意識してしまう。ひとくちに家族といっても、それはあまりにも複雑で説明するのが難しい、という話を聞いた。また、そうなると、「父親」とか「母親」とかいう役割についても価値観や意味が説明しづらいものになり、それは同様に社会の中における「男性」「女性」という概念の変化にだけ気配りしていてもおっつかなくなるのだ、という。制度としての結婚がすでに形骸化していて、事実婚的な方法を選ぶ人たちについて、「そういう場合に子どもが生まれたときに、父親が誰であるかは実は問題ではない。次の父親を捜せばいいのだから」という説明を聞かされたのだけど、これは子どもがいつでも母親に引き取られた場合にはそうかもしれないなと思った。しかし、続いて聞かされたことばがいただけなかった。「これは一妻多夫制だから、■△社会と同じだよ」とのこと。言わんとしていることはわかるのだけど、そういう単純な理解でもないだろう。逆の場合には、一夫多妻の父系制になる。あんまりテクニカルタームで理解してしまおうとすると、いかんのだろうなあと思った。というか、そういう結婚のスタイルを■△社会的と命名するところが、旧宗主国的発想とちゃうか…とプロトタイプな反応を示してしまった自分もおかしかった。

_ 本の内容はといえば、まだ半分なので、保留。今日はなんかものすごく疲れて切っている。家で仕事の日としよう。


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